成果が出る発信の書き方
頭から離れない発信。
閉じた瞬間、忘れる発信。
他の記事も読みたくなる発信。
最初の数文字で「戻る」を押す発信。
何が違うのでしょうか。
私たちの発信は、どちらでしょうか。
私はコーチとして、発信から100%集客をしています。
それは、発信を読んでいただけないことには何も始まらない、という戦い方だということです。
リアルでの繋がりから売れるようなら少しは苦労も違ったであろう起業初期(約5年前)から、私はたった一人、画面に向かって、画面の向こうにいる”あなた”に向けて、ひたすらに文字を打ち込み続けてきました。
楽だったか、と言われれば、楽ではないことだってありました。
けれど、当時は片道通勤2時間かけても手取り10万円で、子供のことも仕事のこともどっちつかずで趣味すら楽しめず、いつも誰かに謝ってばかりの日々でした。
その状況と比べれば、本気で文字を紡ぐだけで仕事を作っていけることは、比較的楽に手に入る希望でした。
ただ、やればいい。
作業は楽ではないけれど、仕組みはシンプルで、抜け道はないけれど、正しく行動さえすれば成果が出る。それは、言われたことを正しく頑張っても気分や機嫌で正当に評価されない人生を歩んできた私にとって、「楽なこと」だったんです。
人生で何度「お前が言ったんやん」を飲み込んできたことか……
世の中には、「発信をしても成果が出ない」「売れないどころか、見つからずに消えてしまう」ビジネス志望の方がたくさんいます。その方が優秀かどうかに関わらず、です。
twitterを同時期に開設した同期のようなコーチたちは、たくさんいなくなってしまいました。
みんな私より立派でかっこよくて経歴も学歴もあって、あこがれ、羨ましく思っていた方達。プロフィール欄を見ては、彼らの並べることができる経験に嫉妬をしていました。それなのに、売れていく人はそこまで多くないようでした。
そんな中、高卒で事務職の経験しかない私が発信を初めて3ヶ月で月に30万円以上売上をあげ、さらにその年には120万円を超える月収をいただけるようになっていました。
私がすごいから?そんなわけはありません。ただ、誰よりも戦闘力の低い私には、とても強いエクスカリバー「生々しい発信」という剣があったのです。知らん間に伝説の剣抜いてた!!
その武器で自分の売上を作りながら、さらにその武器でクライアントの発信をコンサルしてきました。
前述したように消えていく方もたくさんいるこの業界で、クライアントさんたちは短期間でどんどん売上を伸ばしたり、月商100万円を超える人もどんどん出てきて、私はこのやり方にますます確信が持てるようになったんです。
というわけで、今日は「発信から見つかりたいコーチ」や「今ある売上を発信からの集客でもっと伸ばしていきたいコーチ」に向けて、生々しい発信のコツを解説していきます!
最後まで読んでいただき、実際にご自身の発信に取り入れていただければ、きっと熱烈で強烈で猛烈なあなたのファンと出会う未来を作ることができます。
それでは今日も、よろしくお願いします!!!おっす!!!
生々しく発信するって、なんだろう?
私はよく、クライアントさんに「脱げ〜〜〜〜!」と言っています。
下ネタ連発してるキャラ的に誤解されかねないのですが、ガチで衣服を脱げと言っているワケではなく、もっと赤裸々に、もっと隠さず、もっと構えず、もっと読者さんを信頼した発信をしてね、ということです。
これを今回は「生々しい発信」と言っています。
生々しくない発信
生々しい発信だけを語っても伝わり切らないので、一旦真逆を考えてみます。生々しい発信の逆。それは、「綺麗な発信」です。
いやね、もちろん私たちだって発信をする以上、できるだけ綺麗に発信する配慮は必要です。
そういうことではなくって、綺麗な”だけの”発信っていうのが、なかなか売れないんだよなぁと。
ロジックが整っていたり、日本語が正しかったり、ノウハウがわかりやすかったり。それは読みやすい発信なのですが、読んでくださってる方の心を掴むのってまた別の要素が重要なんです。
綺麗なだけの発信は、消費されてしまう。読んで、ためにはなって、だけど、誰が書いたとかどんな人が書いたかは興味の対象にならなくて、印象に残らない。
私は発信の労力を知っているからこそ、あなたには消費される人になってほしいと思えないんです。
労力は投資。リターンを回収したいじゃないですか。
なにも、リターンって売上のことだけを言ってるわけじゃありません。「救われた」とか、「勇気がでた」とか、「考えるきっかけになった」とか。誰かの推進力の数%にでも貢献できたら、私はそれってすごいリターンだなって思います。
綺麗なだけの発信って「知識の移動」がメインになってしまうから、そこに私である必要性ってすごく薄くなってしまうんです。コンテンツのファンはいても、私のファンはいない、みたいな。
一方、生々しい発信
生々しい発信のメインは、知識の移動ではなく、心(感情)の揺れ。
ロジックが整ってるとは限らないし、正しい日本語ではないかもしれない。
人間だから、嫌なもんは嫌だ!とか好きなもんはよくわかんないけどなんか好き!みたいな、ロジックとは?みたいな感情があることだってあります。
線が細くてタバコが似合うバンドマンみたいな男性が好みの私ですが、実際に恋をして結婚したのは180cm80キロのピッチャー体型野球男子です。タバコが似合うとこだけ合ってるか。
でも夫のことは大好き!!タイプと違くても、好きったら好き。そこにロジックはありません。
(多分夫も私がタイプではないと思う、高岡早紀さんのこと綺麗って言ってて永野芽郁ちゃんを可愛いと言ってたもんな、まじで一ミリも私とかすってないもんな)
正しい日本語である必要はないということについても少し。
「私は腹立たしく感じました。」という文字よりも、「くっそムカついて、んもーマジヤバかった」という文字の方が、(日本語的には正しくなくても)読み手には温度を持って伝わります。
私たちには、内なる矛盾だってあります。
起業したいと思った時、本当に前に進むエネルギーだけ?怖いとか不安とかやめとこかなとか、起業を否定する自分がどこかにいるはずです。
論文だったら矛盾した結果は使えないかもしれない、でも発信は違う。それも含めて人間らしさで、私を構成するものだから、矛盾もちゃんと出します。
ノウハウをお伝えするだけでは知識の移動になってしまい、それだと読者さんの感情を揺さぶることはできません。もちろん発信者である以上、お役に立てるようにノウハウを出すことも多々あるのですが、それだけで終始しないようには私も心がけています。
役に立ちたいけれど、役に立とうとしすぎない。
役立つことを印象付けて持って帰ってもらうために、役に立たない情報だって入れる。
何よりもただ、目の前の人の気持ちを揺らしたい。
心が揺れたら、私が何かをしなくたって、あとはきっとその人が何か違う日常を選ぶはずだと思うのです。
いい映画を見た後に頑張ろうと思ったり、家族愛を見た後に家族に優しくしようと思えたり、大谷選手の軌跡を見てゴミ拾いしようと思ったり。心が揺れたら、人は変わるから。
さあ、生々しく書き上げよう
さて、生々しい発信のメリットを散々語らせていただきましたので、いざ!実践に向けての方法をお伝えしていこうかと思います。
考えるな
まず、書きながら「必要な情報か?」を考えるのは一旦やめてください。
多くの場合、記事を書いていて「これ、必要か?」と考え出すと迷子になります。そこに、「自分なんて……」という自己肯定感の低さが絡まった日にはもう、発信なんてできません。
必要かどうかを精査しだすと、多くの場合必要なところまで削ってしまう傾向があります。なので、一旦、手放して全部書いてください。
削らずに書く怖さもあるかと思います。読まれないのでは、邪魔なのではと不安になるかもしれません。でも、まずは削らないことを意識してみてください。
そもそも全て書いても削って書いても、一語一句読み飛ばさずに読んでくれる人は少ないんです。流し読みしています。
なので大丈夫。ここで、削らずに書いても必要なことを見つけてくれると、その力があると、読者さんを信じるのが大事です。
削らずに書くことを続けていくうちにどこかで、この情報が必要かどうかの判断ができるようになっていきます。
いただける反応や、書いている感触で必ずわかるようになります。だから大丈夫!思い切って全部書いてください!
シーンを描こう
心を動かすには、共感していただくことや、物語に入り込んでいただくことがとても重要になってきます。
そのために、「シーンを描く」ことを心がけてみてください。
具体的には、五感を描くこと。
例えば、起業したい!と思った時のことを書くなら、さらっと「起業したいと思いました」で終わらせるのではなく、その決意をした時に何が見えた?どんな気温だった?どんな匂い?どんな音がした?どんな味がした?など、思い出しながら五感を入れて書き上げてみるのがおすすめです。
私は起業したいと強く願っていた時、通勤片道2時間の職場まで通っていました。通勤の一部で鴨居駅から鶴見川沿いの土手をトコトコ歩くのですが、その道が冬だったのでまぁ寒くて。土手の歩道はコンクリがガタガタで、雨が降ると水たまりもできて靴がぐちょぐちょになって不快で、指先まで冷え切っていてパンプスで歩くから足が痛くて。
そんな中でいつも、イヤホンでaikoを聴きながら、コーチに泣き言とも熱意とも言えるようなもがいているLINEをしていました。「やるしかない」と。
挑戦から少し経ち、少しずつビジネスが進んで、辞める話が具体的に決まった頃にはもう土手には桜が咲く季節になっていました。日差しは暖かいけど風は冷たい爽やかな季節。
退職の日取りも決まった頃、ママ〜と泣く息子に後ろ髪をひかれながら保育園に預けて、いつものように通勤しながらコートのポケットに手を入れると、息子のおもちゃが入っていて。
春の陽気と、まだ1歳だった息子の小さなおもちゃを見て、私はこの子を幸せにするために必ず挑戦し続ける、そして必ず成功するって胸がギュッとなったのでした。
とまぁ、書いてあるのはただ辞めるわ〜頑張るわ〜っちゅうことだけなんですが、こんくらい語るんです。
なげぇよと思う人もいれば、「その気持ちわかる」「今まさにその気持ち」「私もそう」と入り込んでくださる方もいるでしょう。
私たちが大事にしないといけないのは、入り込んでくださる方です。だから、これでいいんです。
なぜここまで書くのか、というと、「発信は内容が届くまでに温度が冷める」からです。関係値にも現在地にも距離があるから。
私たちの熱は、読者さんに届くまでにぬるくなってしまう。だから、ちゃんと書かないと伝わらない。
めちゃくちゃ嫌だったことは、どんなふうに嫌だったか細かく書くのです。
めちゃくちゃ嬉しかったことは、どんなふうに嬉しかったか細かく熱く書くんです。
めんどくさがらず細かく描写することで、やっと正確に温度をもった発信を届けることができます。
前提の共有
私たちが何かを発信するとき気を付けたいことに、「前提から書く」があります。
なぜ起業するの?もうボロボロだから。
なんでボロボロなの?仕事で疲れて。
なんで仕事で疲れてるの?顔色を伺いすぎて。
なんで顔色を伺うの?母との関係が影響してて。
現状には、それにつながる前提があるはずなんです。
そこをしっかり共有することで、伝わりやすくなるのはもちろん、応援していただくきっかけを作ることになります。
テレビを見ていて、衰弱した動物を見たことはありませんか?動物病院のドキュメンタリーや、サバンナの特集など。
そんな時私は、「頑張れ」「生きて」と苦しいほど思います。
高校球児の密着で、しんどいバックグラウンドを持つ子がフューチャーされたりします。それを見て、この子にこそ報われてほしいと願います。
よっぽどなクソ人間には、不幸にな〜ぁれ!って思っちゃうこともあります。
私たちには、「正当な評価を受けるべきである」という欲求があります。犯罪者は裁かれてほしい。ズルした人はバレてほしい。苦労は報われてほしい。頑張った人は成功してほしい。
そこにこそ、生きる救いがあるから。
私のクライアントさんには、「生きていてずっと幸せいっぱいだった」と言う人は一人もいません。何かの痛みや傷や不幸を、自分の手で変えてやると起業に挑戦する方ばかりです。
痛みや傷や不幸は、挑戦の前提です。
そこから見せるんです。
読者さんに、「この人にこそ上手くいってほしい」と思っていただけるような前提を、どうか省略しないようにしてください。
読者さんが私たちに感じてくださる「この人はこんなにも差し出してきたのか。だったらもっと得てほしい」と思う感情は、そのまま本人への許可につながります。
「私だって成功していいよね(だから挑戦していいよね)」と。
応援していただくのは、私たちのためだけではないんです。応援してもらって成功していくことは、読者さんへの恩返しで、読者さんの勇気になります。
できてるかわかんない
さて、ここまで色々書いてきましたが、実際に取り入れようとしてもらうと、もしかしたら「気をつけては見たけれどちゃんと生々しい発信になってるかな」と不安になるかもしれません。
コーチやコンサルをつけていたらフィードバックなどもらえるかもしれませんが(実際に私はクライアントさんのコンテンツ添削をサービスに組み込んでいます)、もしお一人で挑戦している場合第三者からの意見をもらえませんもんね。
そうなると、ちゃんとできてるかな?と不安になって当然です。
もしちゃんと生々しく発信できているか不安に思ったら、
・文字数が以前より増えたか
・書きながら抵抗があったか
・読み返してみてどうか
というのを確かめてみてください。
今までより深く細かく書こうと思ったら、その分文字数が必要になります。そのため、これまでの発信よりもボリュームが増えているはずです。文字数が1.5倍から2倍くらいになっているといいですね!
また、抵抗があったか?ということについて。
生々しく書く挑戦には「こんなことまで書いていいのかな」「本当はかっこよく見せたいのにな」とか「本当に読んでくれるかな」とか、「ちょっと熱く語りすぎたかな」という気持ちが頭をよぎると思います。
その気持ちを押しのけて書き上げるので、書きながら自分の中でどこかに抵抗があったか、というのが「ちゃんと裸で挑戦しているか」の指針になるんです。
抵抗がある=負荷があることに繰り返し挑戦していくことで、よりよい塩梅での見せ方がどんどん上達していきます。
最後に、必ず何度か(最低3回!)読み返すようにしてください。
読み返しながら誤字脱字のチェックや改行などで整えるのはもちろんのこと、読んでいて自分で面白いと思えたか、いいものになったと感じられるか、というチェックも忘れずにしてみてください。
自分でもつまらんと思うもの、人に読ませたらダメですよ。
報われる方向へズンズン行こう
ここまで書いてきてなんですが、生々しくなく、スマートに成功してる人だって世の中にいるなって思うんです。
でも、私はそうじゃありませんでした。
ただ立っているだけで目を引くような美貌も、ただラーメンの写真を載せるだけでそのラーメン屋に行列を作るようなカリスマ性もないので……
最初はかっこいいコーチとして振る舞いたいと思いました。もちろんです。カッコよくなりたかったです。だからスマートさを狙った発信をしていましたが、それではうんともすんとも問い合わせなんかこない日々。
脱げるように=生々しさを出せるようになって、急にお問い合わせが増えました。売れるようになっていったのはここからです。
発信は、失敗も、何かを持っていないことも、不幸も、悲しみも、悔しさも、全てを前フリに変換できる素晴らしいもの。恵まれた人が生まれながらのルートで成功していく道は、ちょっと残念ながら今世で選べなかった私には、これしかなかったんです。次は永野芽郁になって夫を迎えにいくぞ。
いつだって、どこからだって、正しく行動をし続けていけば、私たちは報われることができる。それをちゃんと知れたから、私はもっともっと報われたいし、あなたにも報われてほしいと強く願っています。
堂々と、真っ裸で、胸を張って肩で風を切って、成功への道をズンズンと進んでいこうではありませんか。
かっこよさを着込んだって、着込んでる人なんでゴマンといるこの世界では目立てないんです。だったら!脱ぐんだ!!
いつの日か、あなたの生々しい発信があなたの未来のクライアントに届いて心をゆらすまで。一緒に発信を続けていきましょう。一緒に、報われていきましょう。
一人で挑戦し続けるのが不安になったりしんどい時には、ぜひLINEから連絡をしてください。
私のクライアントさんたちも、そこから始まりました。その勇気だけ出してくだされば、あとは一緒に進むだけです!あなたの発信を売れる発信へ変えるサポートをしていきます。
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【自己紹介】
大学中退⇒ただの事務員⇒独立⇒第二子臨月に月収100万円達成。起業5年目。クライアントさんたちが0から高単価コーチに!
難しいことを、おもしろくやっていくのがだいすきです。起業するなら、たのしくなくちゃ。
サポートしてもらえたら嬉しいです。なにに使おうかな。ジェネリックそうめんじゃなくて、揖保乃糸を買えます。