31歳セブ島留学記⑪最終月!4ヵ月目の学習の様子と成果
こんばんは。
4ヵ月目を迎え、いよいよフィナーレです。
これまでの様子はこちら↓
1ヵ月目 2ヵ月目 3ヵ月目
光陰矢の如し。英語だと"Time flies so fast" なんて表現したりしますが、ここまでの3ヵ月は信じられないくらい早く過ぎていきました。
残りの1ヵ月も一瞬なんだろうなと思ったら毎日寂しくて寂しくて。
本当に帰りたくなかった!
今もこれを書きながら寂しい気持ちでいっぱいです(笑)
4ヵ月目スタート時の私のレベル
4ヵ月目、私のレベルは5から6になりました。
4ヵ月目スタート時の成績は以下の通り。
目標としていたスピーキングが強化でき、さらにいつか取れたらいいなと思っていたトップ3にも入ることができました。
校内レク大会で優勝するとか(ゲーム中の目がキマりすぎてて負けず嫌いキャラが浸透した)彼氏作るとか(さして面白くもないので割愛します)、留学中にやってみたかったこともできて、4ヵ月目最初の私はなんかもう大満足でした。
迎えた4ヵ月目、私は「とにかく授業を満喫する!」という目標を立てました。
決して勉強しないというわけではなくて。
発音の強化とかスピーキングにフォーカスするとかを決めず、それぞれの先生のやり方に全力で従おうというか、真面目な先生とはとことん真面目に勉強し、おしゃべりな先生とは楽しくおしゃべりし、とにかく悔いなく1ヵ月を過ごそうと決めました。
月末のテストも卒業生に関しては任意なので、テストを意識することなく授業に取り組むことにしました。
学習の様子
空きコマ×2
授業の始まりが9:50からになりました。
この頃はルームメイトとおしゃべりするのが楽しくて楽しくて、毎日寝るのが2時過ぎだったため、朝はギリギリまで寝ていました。
1.2ヵ月目は毎朝6時に起きて、7時からの食堂での朝食もきっちり食べていたのに…。
1時間目:Writing
最初の3週間は教科書の学習、最後の1週間は卒業式でするスピーチの添削をしてもらっていました。
教科書を使った学習では、修飾語は正しい位置に置かないと意味が伝わりにくくなってしまうとか、これは日本語でも結構難しいぞ…というような内容を学びました。
先生も時々あれ…?ってなってた。
【例】
「彼は笑顔で白い犬を見つめた」だと笑顔なのは誰?犬?となってしまうので
「彼は白い犬を笑顔で見つめた」だと、「笑顔で」が彼を修飾しているのが分かりやすいよね、みたいな。むっず。
教科書に出てくる単語も難しくなり、レベル5辺りから「胆嚢」とか「注入式塑像法」とか「洞窟探査」とか、一生使うことのなさそうな単語が増えてきました。
Writingの授業、学習内容は難しいけど面白かった記憶があるのですが、正直よく覚えていなくて。
というのも先生とめちゃくちゃおしゃべりを楽しんだから。その記憶しかない。
英語のラジオを一緒に聞いたり、なかやまきんに君の動画を見たり、先生のデートプランを一緒に考えたり(私が一人で盛り上がって先生はひたすら照れてて可愛かった)。
4ヵ月目のことを思い出すと真っ先にこの先生の顔が思い出されるくらい仲良くなりました。
いつも先生ときゃっきゃしていたら向かいの教室の先生とも仲良くなって、卒業する時にはその先生も自分の教室を「アミノ卒業おめでとう!」とデコレーションしてくれました。フィリピンの先生たちのホスピタリティすごすぎ。
2時間目:Patterns and Expressions
1ヵ月目のPattern Englishや2.3ヵ月目のSituational Englishと同様に、会話でよく使われるパターンを学習して、実際に文章や会話文を考えてみましょう、という内容。
教科の名前は変わりましたが、前回のレベルとそれほど大きな違いは感じませんでした。
授業中に文章を書いていると、せっかくの1on1レッスンなのに、しーんとする時間が長くなってしまってもったいないので、文章や会話文を作るところまでは予習で行い、授業では予習の添削をしてもらったり、作った文章にまつわるトークをしたりしました。
予習の時に意識したのが、1つの会話の中に、今までに習ったパターンをできるだけ多く盛り込むこと。
【例1】(太字が今までに習ったパターン」
女「なんで私の話最後まで聞かないの?」
男「聞いてるって。言っちゃ悪いけど、もっと簡潔に話した方がいいよ」
女「ってことは私の話が長いってこと?」
男「そう」
女「話が長いからって聞かなくていいってことにはならないじゃん」
男「なんでそんなに話長いの?俺つまんないんだけど」
女「意識はしてるって。でも最後まで話聞かないから誤解が生まれるんでしょ」
男「わかったよ。君はどうするかわからないけど俺は今から気を付けるよ」
【例2】
女「なんで昨日メッセージくれなかったの?」
男「昨日?めっちゃ疲れてたからゴロゴロしてた」
女「1日中?」
男「ほぼほぼ。昨日は母親に起こされるまで起きなかったし、起きてからもゴロゴロしてたよ」
女「私の知る限りだと夜どっか行ってなかった?」
男「なんで知ってんの?もしかしてだけど俺が浮気してるか疑ってる?俺が誰かとどっか行ったからって浮気じゃないからね」
女「急にめっちゃしゃべるやん。疑わざるを得ないんだけど」
【例3】
A「昨日何してたの?」
B[友達と出かけてたよ」
A「彼、友達じゃないっしょ。彼氏なんでしょ?」
B「なんでそう思うの?」
A「要するに正解ってことだね」
B「なんで?って聞いただけでうんとは言ってないじゃん」
A「なんで隠すの?」
B「あなたは気にしないかもだけど、私は気まずいの」
A「ぶっちゃけクラスのみんな知ってるよ?」
B「マジ?」
A「多分7割は知ってるね」
B「マジかーーー。」
みたいな。
考える文章、痴話げんか起きがち。
担当はレディボーイ(結構いる)の先生。
「アミノの作る話はなんだかリアリティがあるけどなにか含みがあるの?」って聞かれていました(笑)
「髪キレイだけどどうやってケアしてるの?」とか
「おしゃべりな男ってイヤじゃない?」みたいなトークも楽しみつつ、結構がっつり授業をしました。
細かい文法の修正をしてもらえたのもありがたかった!
4ヵ月通して、パターンの授業が一番面白かったなぁ…。
3時間目:Reading
これまでは単語ごとの発音の強化や文をなめらかに繋げて読むこと、アメリカンイングリッシュに則った発音の法則で読むことを意識していましたが、今回のリーディングの授業では、抑揚を意識したり強調するワードに気をつけたりし、エモーショナルに読むことが重視されました。
これがめちゃくちゃ面白かったーーー!
これまでは発音することにいっぱいいっぱいで意識できていなかったんですが、話すときや文章を読むときって、抑揚大事ですよね。
先生は落ち着いた雰囲気の、図書館の読み聞かせの人みたいな雰囲気。
読むのも褒めるのもすごく上手で楽しかったです。
どんな話をしたのか覚えていないのですが、勉強もおしゃべりも半々みたいな感じで楽しみました。
昼食・空きコマ
お昼を急いで食べて、14時半の午後の授業までお昼寝することが多かったです。夜更かしの代償がここに。
時々ビーチに散歩しに行ったりもしました。
この時間はビーチが満潮になることが多くて、すごくきれいでした!
4時間目:Audio Visual
これまでのListningの授業から新しく始まったこちらは、海外ドラマを観て、文章を聞き取ったり話の内容を理解したりしよう!という授業。実践的!
4ヵ月留学すると決めたとき、卒業したら海外のドラマとか映画とか、吹き替えや日本語字幕なしでも楽しめるようになるかな?と期待していたので、この授業は楽しみにしていました。
題材はFRIENDSやONE THREE HILLなどの有名作ばかり!
(とはいえどれも観たことなかったのですが)
教科書にはドラマに出てくる重要単語やイディオムが書いてあるのであらかじめ予習し、授業ではディクテーション(音声を聞いて書き取る学習)をしたり、内容にまつわる質問(「どうして彼は休暇に実家に帰らなかった?」など)に答えたりしました。
先生は史上最強に熱心な先生で。
根は真面目、熱心な先生とはとことん真面目に勉強するぞ!と思っていた私ですら心が折れかけました。
まず予習として調べてきた40個の単語の意味や同義語をテスト。
「テスト前の見直しの時間は3分ね!スタート!」と言って砂時計をひっくり返す先生。
あんなに集中したの学生以来かも。
続いて、ドラマの会話をディクテーション。
リスニング教材とは異なり、よりリアルに近い話し方のため、聞き取りがめちゃくちゃ難しい!
「アミノ、もう一度流すからよく聞いて」
「今度はスピードを落とすね」
「アミノならできるからよーく聞いて」
と、全然分からなくても絶対に降参させてくれませんでした(笑)
教科書の問題を解き終わっても、先生が準備してくれた追加の問題を解いたり、登場人物の関係性を英語で説明したりと盛りだくさん。
大概週の終わりの金曜日はゲームなどのちょっとしたアクティビティをしたり、月の最終日、特に私は卒業だったのでこの日はどの先生ともおしゃべりで終わったりしていたのですが、この先生とは最後までみっちりがっつりでした。
それゆえ、最後の授業のチャイムが鳴った時、もうこんなに一生懸命先生と勉強することないんだなぁ…と思ったらなんだか泣きそうになってしまいました。
ものすごく中途半端なところで授業が終わったため、先生から見たら
「この子負けず嫌いだから終わらなかったの悔しくて泣いてるんだ…!」と思われそうで我慢しました(笑)
5時間目:Speaking
教科書に書いてあるトピックについて、先生と話し合う授業。
「金曜日はプレゼンの日ね!」と言われて、金曜はみんながお楽しみアクティビティに興じているなか、私はひとり真面目にプレゼン。
テーマも難しくて…
「ストレスコーピングについて」とか
「発展途上国に対する私の見解」とか
日本語でもわからん…!
1時間目は先生と
「キスマークつけられるならどこがいい?」とか話していたのに
午後は
「発展途上国の定義は~」とか話しててギャップがすごかった。
この時の先生とは
「アミノって歩き方男っぽいよね」と言われて(よく言われる)
廊下をランウェイに見立てて歩く練習をしていました(笑)
あとは卒業式のスピーチの時になにか掴みのネタが欲しいと相談したらフィリピンジョークを教えてくれました。
この先生の教室の近くには、今までに担当してもらった先生たちがたくさんいて、先生たちにあいさつしに行くのが毎日楽しみでした。
空きコマ
晩ご飯までの約2時間を予習復習に充てていました。
他には先生へのお礼のプレゼント作りや卒業式のスピーチの練習。
先生へのプレゼントは日本のお菓子の詰め合わせに、折り紙で作ったクマ(1時間目の先生がクマが好きだったので。一緒に卓球してくれてた先生にはラケットを折りました)を貼りました。
3.4ヵ月目の先生には全員、1.2ヵ月目の先生には引き続き特に仲良くしてくれてた方にプレゼントしました。
また、バルーンアートも趣味なので最後の授業の日は先生の前で作ってプレゼントしたりしました。
折り紙とか邪道かな…とか思っていたのですが、「かわいいねー!」って言って壁に貼ったりしてくれたので嬉しかったです。
ちなみに折り紙は普通のお店には売っていなかったので日本食スーパーで高いお金を出して買いました。可愛い柄のやつとか持って行っても良かったなぁ。
4ヵ月目の成果と総合的な評価
とにかく満喫するぞ!と思い、時々難しくて歯が立たないこともありながら、勉強もおしゃべりも楽しんだ最終月。
卒業前のテストは任意なのですが、私は受けませんでした。
3ヵ月目のテストの結果で十分満足していたし、テスト前は卒業式の準備や荷造り、プレゼント作りに思い出作りで忙しかったので。
どれだけ伸びたか数値での結果も見たかったけど、最終月は英語以外のところ(マインドとか)が伸びた気がしたのもあって、まぁいっか、となりました。
テストを受ける代わりに、希望者ができる卒業式でのスピーチをすることにしました。
みんなが楽しめるスピーチをしたい!と考えて、ルームメイトや先生など、自分と深いかかわりがあった何人かの名前を出して、その人とのエピソードとお礼を伝えました。
イメージは「学校へ行こう!」の『未成年の主張』で
「1年1組ーーー!田中さぁーーーん!」
周囲「いぇーーーーい!」「きゃーーーーー!」
ってなるあれです(伝わる?古い?)。
仲良しのルームメイトや2ヵ月目に発音を強化してくれたドSのリーディングの先生、
一緒に卓球で切磋琢磨してくれた1ヵ月目のパターンイングリッシュの先生やこのスピーチを書くのを手伝ってくれたライティングの先生(サプライズ)などにお礼を伝えました。
イベント事大好きなフィリピンの先生たち。
自分が思っていた以上に笑って盛り上がってくれて嬉しかったです!
リーディングの先生に教わった抑揚もここで活きてきました。
みんなにいっぱい笑ってもらえた4分半は一生の思い出です!
以下にはここには初日のテストから3ヵ月でどこまでスコアが伸びたか、4ヵ月目が終わってみて体感した総合的な伸びについて書きたいと思います。
数字で見る成長
初日と3ヵ月目の終わりのテスト結果を比較します。
伸び率で言うと発音、イントネーション、受け答えの明確さが特に伸びました。
発音やイントネーションは特に力を入れていたので嬉しい!
個人的に感じる成長
・スピーキング
先生とおしゃべりを楽しめるようになったことからも分かるように、以前よりも大分話せるようになりました!
もちろんマインド的なこともありますが、語彙が増えたこともあり、少々トピックが難しくても、言いたいことは大体言えるようになりました。
留学後に他の国を旅してまわったのですが、空港やお店等でそれほど苦労しなかったのにも成長を感じました。
旅先で出会った人とも英語でコミュニケーションを取って仲良くなりました!
よく頭で考える前に口から出るようになる、なんて言いますが、私は日本語も割と考えてしゃべる方なのであまりそれは感じず。
・リーディング
アメリカンイングリッシュの発音の法則を学んだことで、すらすら口に出して読めることが増えました!
苦手だったLとRやV,Fの発音も以前よりは良くなったかなと感じます。
旅先で出会う人にも「英語上手だね」と褒められることが多くて嬉しかったです(当然相手は頑張って聞き取ってくれているのですが)。
読解力という意味では、私が今回リーディングの授業を発音や抑揚に注力して学習していた点、そもそも大学受験でそれなりの水準の読解力はついていたことから、以前と変わらずという感じです。
・ライティング
関係代名詞が使えるようになりました(具体的)。
これまで英語でエッセイを書いたことがなかったので、そういったものを書いてみた経験ができたことがまずは成長だなと感じています。
また、インスタにストーリーを上げる際、先生たちや日本以外の友達が見ることも多いのでできる限り英語で文を書くようにしているのですが、文法が間違っているか不安なので、ChatGPTに「この文章は文法的に正しいですか」と尋ねるようにしています。
ChatGPTに直されることが減ってきたので少しずつ伸びているのだろうと思います。
・リスニング
最後までずっと苦手意識が強かったリスニング。
そもそも私は人の話を聞いていないんじゃないかという考えが頭をよぎったりもしましたが…。
それでもフィリピン滞在中、飛行機のアナウンスや店内放送が聞き取れるようになったことに気づきました!
また、オーディオビジュアルの授業で「私に海外ドラマは早かった…」と心折れたのですが、日本に帰ってきてアマプラで海外ドラマを流してみたところ、ただのBGMではなく、きちんと言葉として英語が聞こえるようになっていました!
とはいえ、なんと言っているかの意味までは理解することはまだ難しいです。文ではなく、単語として耳に入ってくる感じ。
でも英語字幕を付ければそれなりにわかるように!
これからいろんな作品が楽しめるぞ!と思うとすごく嬉しいです。
今回もものすごく長くなってしまいましたが、以上が4ヵ月目の学習の記録です。
もちろん英語のスキルだけではなくて、いろいろな国籍の人たちと関わったり、それぞれの人生について聞いたりするうちに、人としても少し深みのある人間になれたような気がしています。
4ヵ月目はフェリーで旅行に行ったり、フィリピンの美味しいお店を食べ納めして回ったり、観光名所に行ってみたりととにかく思い出作りに忙しくしていました。
ルームメイトとおわかれピザパーティーをしたり、先生と卓球で最後の試合をしたりといろんな「最後」がいっぱいあって泣きそうになりましたが、
たくさん勉強してたくさん楽しんで、悔いなし!という気持ちでフィリピンをあとにすることができました。
留学して、本当によかったーーーーー!
学習についてのまとめは終わりましたが、留学記はまだ続く予定です。
よかったら引き続き読んでくださいね。