まずは君が落ち着け
こんにちは。網野です。
このタイトルにピンと来た方はおそらく「シン・ゴジラ」を相当見ていた方でしょう。
このセリフは劇中でゴジラ第4形態が内閣総辞職ビームなどで東京を瓦礫の山にしている中、なんとか立川の官邸予備施設に辿りついたが状況が整理できず、巨災対メンバーに当たり散らかす矢口（演：長谷川博己）に対して、泉（演：松尾諭）が落ち着かせるため、矢口の胸元に「水ドン」をして発したセリフです。
なぜこんなタイトルにしたのかと言うと、このツイートを拝見したから。
シンゴジラの会議シーンを外したら、あの世界の一般人には行政の動きはこう見える
— 毒虫3D (@satsuinohadouni) February 24, 2020
「上陸しない」って言ったけど上陸した
↓
自衛隊が攻撃するかと思ったら何故かしない
↓
進化して東京半壊。無数の犠牲者
↓
矢口達が止めたけど、一般人にはよくわからない
↓
臨時政府「色々あったけど頑張ろうや」
上記ツイートをきっかけに、今起きている政府の対応やイベント主催者の対応について色々書き連ねています。
ちなみに私はシン・ゴジラの大ファンです。20回は見ました。
現実（ニッポン）VS現実（コロナ）
本当は「現実（ニッポン）VS虚構（ゴジラ）」です。
シン・ゴジラは「もしゴジラが今の日本に現れたら？」ということを政府内の目線から徹底的にリアルに描いております。
今まさに「コロナ＝ゴジラ」とみなした現実が起きているのではないでしょうか？
今日の加藤大臣の会見然り、政府のコロナウイルスに対する日本国内の論調としては
・防疫管理が甘すぎる
・「ダイヤモンド・プリンセス」号に対する措置が甘い
・対応がすべて後手後手 等。。。
手厳しい批判がかなり多いかなという印象です。
（もちろん「精一杯対応している！」といった好意的な反応もありますが。。。）
実際私自身も、「なんか色々と後手後手だな～」とか「チャーター機で帰ってきた人に検査させないとかなんでやねん！」とか思っておりました。
しかし、先程のツイートを見て思ったのです。
シン・ゴジラの政府って、一般市民から見たら無能じゃないか？
上陸しないといった5秒後に上陸するし、
自衛隊ヘリ登場したのに攻撃しないし、
神奈川県見捨てられてるし、
最終防衛ラインがゴジラに傷一つ付けず破られるし、
米軍に攻撃させたらゴジラ覚醒して東京半壊だし、
東京駅周辺の残っているビルどんどん壊すし、
ゴジラ凍らせたまま内閣総辞職するし、
シン・ゴジラの視聴者は「政府内」「矢口蘭堂」の立場から見ているから「政府すげえ」「自衛隊すげえ」「矢口すげえ」「JR東日本すげえ」と思います。実務面の指揮を執る矢口を筆頭に、調整してくれた赤坂や泉など、有能揃いの政府です。
しかし、あの世界の一般市民からすると上記の「結果」しか残らない。
「いや、ゴジラ生きとるやん。凍らせただけやん、また融けたら活動するやん。というか東京ぶっ壊れとるやん。めっちゃ人も死んだし。政府無能。」と思っているはず。
立場によって見方は変わる
コロナでも一緒かもしれません。
一般市民から見たら先述の通り「政府のコロナ対策は甘すぎる！」と思うかもしれません。事実感染者は増え続けていますし、私の勤めるスポーツ界にもJリーグの開幕延期など、多大な影響が出ております。
日本の政府官僚組織は「コロナを広げたろ！」などは思っていないはず。コロナの感染者をこれ以上増やしたくないと思っているはずです。
そのために様々な施策を行っているはずだし、打てる手はとにかく打っているはず。
しかし、コロナウイルスの感染力が強すぎるのでしょう。現状止める手立ては見つかっておりません。
これを「しょうがない」と考えるかは人それぞれですが、私は政府は出来る限りの手を打っているはずだと信じているし、初めての対応に追われていることも多々あるはずなのでベストは尽くしているはずだと考えています。
結果だけ見て文句を言うことは楽です。しかし、政府官僚の組織では絶対に日本を守るために全員が身を粉にして動いていると私は信じています。
イベント中止の話も同様と思います。
「イベントをやりたくない」主催者はいません。
当日皆さんが楽しんでいる姿を見ることが出来るのがイベント主催者のやりがいです。そんな機会をわざわざ自ら中止しません。
今起きているスポーツイベント中止の連鎖、これも各主催者が「悩んで悩んで悩んだ結果」の判断だと尊重していただけると大変ありがたいです。
ぜひこの記事も呼んでみて下さい。
Noteを最後までお読みいただきありがとうございます！
Twitterもやっておりますので、ぜひぜひフォローください！