見出し画像

とりとめもなさすぎる話

この土日、2日間ともとっても疲れたので、蜂蜜入りのホットミルクをのんでから日記を書いてる。
今夜は最近のうだるような暑さと比べるとだいぶ涼しいので、久々にエアコンなしで生きてる。窓を開けて外の音と気配を感じながら、デスクライトの灯りだけで過ごす夜。酔えるね。自分の部屋の電気が切れて点かなくなってから2ヶ月以上くらい経つ、そろそろいいかげん電気買うかな〜って思うけど、わりとこの薄灯りの生活に慣れてきちゃったりしてる。夏だし、19時とかになってもけっこうまだ外は明るい。多分、買うなら間接照明かなあ、部屋を良い感じの雰囲気にしてくれるやつ。でもまあ、先日の友人の結婚式のご祝儀やら準備やらでわりと貧しいから、しばらく、というより来年の話になりそう。

明日出勤したら、休み!うれしい。ただ人との予定がないと家から1歩も出ないのはざらにあるし、1日1食とかでも良くなるくらい食にこだわりがなくなるし、1日の有意義さでいったらそれはほとんどないけど、とくべつに何もしない日があったっていいのさ。それで心の安寧が保たれるのならばね。
ただあまりにもぐうたらしすぎるのは身体的にも精神バランス的にもあまり良くないだろうから(そりゃ良くない)、せめて次の休みは、積んでる小説を読み進めていこうとおもう。

今日、仕事で休憩が一緒になった後輩くんと、休みの日何してるんですか?→(ん〜〜、ぐうたらしてる日が多いとはいえない…)そうだねえ、本読んだりとか?→ほお、村上春樹とかですか?→お!最近読んだよ!っていうくだりになって、わたしがこの前、村上春樹の「風の歌を聴け」を読んだ話をしたら彼も読んでいたらしく、「鼠が出てくるやつですよね?」って深掘りされて一瞬でもキョトンとしてしまい、物語を感覚で読んでるのがバレた。

村上春樹の小説だからというわけではなく、大体の小説を映像的に読んでしまってるので、あまりにも特徴的な名前だったり、何回も読んでる小説ではない限り、物語の登場人物の名前をパッと思い出せない。
話ぶりからしてかなり昔に読んだかと思われるのに、後輩くんは登場人物に「鼠」がいることがインプットされていて、記号的に覚えているような印象だった。もしかすると、男性脳やら女性脳やらのちがいとでもように、わたしの物語の捉え方は女性的なのかもしれんな〜とぼんやり考えた。ただ考えただけだけどね。

とはいえ、わたしは村上春樹の「ノルウェイの森」を中学生の頃に読もうと思い立ち(動機は当時好きだった俳優が、ノルウェイの森の実写映画に出演していたから)(不純……)、図書館で借りて意気揚々とページをめくったら、開始1ページ目冒頭からまったく訳がわからず挫折した経験があるので、村上春樹を読みきることができたことが単純にうれしかったことと、その喜びだけをわたしは後輩くんにひたすらに話した。中学生の頃の脳が追いつかなかった純文学に、今のわたしは到達することができたよ。

思い返したらすごいめんどくさい先輩やん、ごめん。

村上氏の小説で次に読みたいのが「スプートニクの恋人」なんだけど、わたしはずっとタイトルを「スプ"トー"ニク」と長音符の位置を間違えて認識してたことに最近気づいた。しかも本屋で。恥ず……
その日、買うつもりで手に取ってしばらく本屋を散策してたんだけど、そういえばお金ないわ、とフッと我に返って「スプトーニクの恋人」を棚に戻した。文庫本を新しく買うのすらも来年になってしまうかもしれない…貧困モードから抜け出すまでは積読本で栄養保持しよう。

夜が更けてきたので、ここらでおやすみなさい。

いいなと思ったら応援しよう!