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お天道さまが見ているよ。

40代 最後の歳
脳梗塞で、倒れました。
人生リセット 50代になる前に、
生まれたばかりの0歳 命を授かったばかりの
感覚を体験しました。
何も知らない無垢な赤ちゃんの経験を
49歳 邪気をいっぱい詰め込んだ身体に
「命ってなんなのか! ちゃんと考えろ!」
お天道様からそう言われてる氣がしました。
「いつでも、みてるぞ!」
お天道様はいつもニコニコしてるけど、
とっても厳しくて
だから、私の生命はこれからの生き方にある
んだって思ったんです。

昔、心理学を学んだ時
「人間は、未完成で生まれて
3歳まで、誰かに育てられないと
死んでしまうんだよ。今、生きているって
いうことは、誰かに育てられて
それは、愛されていたってことだよ」
先生が教えてくれたのをすっごく覚えていて

だから、脳梗塞で、倒れて、
どんなに頑張って起きあがろうとしても
立てなかったとき、
主治医の先生から、
「小脳は、バランスをとるところで、
その血管が詰まって立てなくなった。
脳梗塞で、1本は詰まってしまったけど、
でも、もう1本は、
絶対に詰まらせないように」って言われました。
残りの1本の血管は、
私に立つことを教えてくれる
そして、私を生かしてくれる道。


自分の身体の中で、何が起きてるって分かった時
身体と、そして、命と会話している
そんな氣持ちになりました。
それは、生まれたばかりの感覚と
会話しているような
「赤ちゃんが、0歳の時に立てないのは、
まだ、脳が完成してないってこと
1歳になって立てるようになるってことは、
小脳が完成したってことで、私が生まれてから
今日まで生きているのは
身体がずっと動いてくれているからなんだ。」


退院してから、
しばらくこんなことがありました。
突然、目が染みるような感覚
その後、まるでバッテリー切れのように
身体から力が抜けて、動けなくなる。
「いったい、身体の中で何か起きてるんだ‼️」
氣力がどんどん抜けていって、
でも、身体に何が起きてるのか分からず、
だから、身体の声に従って、水を飲んで
ただ、じーとする。
その後、何が起こるかも
自分では分からず
心の中で生きたいってただ、祈る。

いつ起きるか分からない、
発作のような反応に、不安だらけで、

そんな時も身体の声が教えてくれました。
度々、起こる「めまい」
だから,めまい専門の耳鼻科の先生にも
診てもらったら?って

先生には、めまいがおこる現象として、
「私たちは、まず、目から耳から多くの情報を
吸い上げてきて、そして、各脳が役割ごとに
情報を統合する。私のなった小脳梗塞、
小脳の血管の支障で、目から耳からの情報が混線してバグっている。
リハビリと薬を、まずやっていきましょう。
でも、大切なのは、この状態に
慣れていくことです。」て言われました。

状況が分かって、受け入れる覚悟ができたのか
今でも身体の内は、めまいの反応はあり、
でも、身体の中で何が起きていることが
分かって、身体の中をイメージできて
身体と繋がった感覚、
身体と会話できる安心感は、
身体の中で何が起きているか分からないの
不安より、理解して覚悟する
強いエネルギーをくれました。
「あっだから、
赤ちゃんは、まず、耳が聞こえて目が見えて、
手や足が動くようになり、寝返り、
そして、1年後、ついには立てるようになる。
それは、身体に命が巡ること。
そして、徐々に徐々に動けるようになる。

この歳になって、
一旦動かなくなった身体が
また、動けるようになったのは,
生まれた時のあの頃と一緒なんだ。
そして、
たくさんの人に支えられたから。
そして、こんなに身近に私を守ってくれた
身体って言う応援団がずっと側にいてくれた。
だから、私がすることは、ただ1つ。
自分の命に責任を持つこと。
欲望って言う自我に振り回されず、
自分の心の声、身体の声を聞くこと。

人生後半、今回、病気になったことは
命という代償を授かったけど、
でも、
「ありがとうね いつも生かしてくれて」
身体がこんなに頑張って
守ってくれて生かしてくれて、
身体の声は、生まれたばかりの
あの感覚と繋げてくれました。

そして、生きること
それは、喜びなんだってこと
身体はずっと伝えてくれてることを知りました。

一旦離れてしまった
心と身体が繋がったとき、
暖かい何かに包まれている、守られている
そんな気持ちになりました。

お天道様が、今日もニコニコ
見ているよ。


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