![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110233683/rectangle_large_type_2_831348222801fee391a0884a0c9b2f32.png?width=1200)
東大王に勝ったので中学入試問題を早押しクイズにして出しまくることにした
クイズ好きの塾講師・あみけんと申します。2023年度からオンライン専門で中学受験生の国語の個別指導を行っています。
5/24にTBSで放送された「東大王」というクイズ番組に挑戦者チームの一員として出場し、賞金50万円を獲得しました。
そこで、夏休みにあるプロジェクトをスタートすることにしました。ここではその背景と概要をご紹介します。
「すべてがQになる」
中学入試に必要な内容を、どんどんクイズにする。
最終的には、学ぶコンテンツがすべてクイズになる。
そうすることで、子供や保護者のつらさを和らげ、楽しみを加速させる。
それが、プロジェクトの目指すゴールだ。
背景
「東大王」で勝てたことが、どうプロジェクトにつながるのか。
プロジェクトの内容だけ知りたい方は、目次からいっきに「プロQの概要」に飛んでもらって大丈夫です。
ずっと抱えていた「うしろめたさ」
もう10年近くになる。クイズと受験勉強を直結させる方法を頭の中にイメージしながらも、行動を起こしていないことにうしろめたさを感じていた。
「楽しくて、子供が勝手に学びに向かう方法を知っているのに」、と。
2022年の2-6月に開いた、オンラインで国語の知識分野を鍛える少人数講座「知識道場」。
この講座には小2から小5までの10人が参加。1人の離脱者を出すこともなく、全員完走してくれた。それはとてもありがたかったし、ちょっぴり誇らしかった。でも。
クイズ的要素を少しは入れられたが、あくまでスパイス。クイズの持つ本来の力を活かせたとはいえない。「ではどうすれば?」の答えも見つからないまま、第2期をやると言って結局開催できていない。
8月に、所属しているオンラインコミュニティ(現Three Stars)のオフラインでの3日間の勉強会に国語講師として呼んでもらう。そこで早押しクイズコーナーを開いたところ、おおむね好評。手応えを得る。はじめて早押しボタンにふれる子供たちを見るのはこちらもうれしかった。
このきっかけを活かさねばと思い、秋にはそのコミュニティを対象にして、中学受験の知識分野を範囲にしたオンラインの早押しクイズイベントを開く。
勉強会で早押しクイズの楽しさを知ってくれた子供たちを中心に20人ほどのエントリーをいただいたものの、私のミスで進行が滞り、大失敗。こちらは結果的に多くの離脱者を生んでしまった。
その後、数回実施するも、離脱した子供たちに戻ってきてもらうための策を打てないまま、2023年を迎える。
「東大王」に出演
春。
TBSのクイズ番組「東大王」が一般視聴者から挑戦者を募集していることを知り、迷わず応募。「100万円獲得したら?」の質問には「子供たちを招いてオフラインでクイズ大会をする」と書く。
「京大出身の国語講師」という肩書きと過去に出場したクイズ番組の実績を評価されてか、ありがたくオファーをいただいた。
収録6日前に知らされたルールでは、最後のコーナーに難問オセロ(中学受験の範囲をかるーく超えるレベルの漢字がばんばん出る)があることに驚く。面接では「指導対象は小学生なので、東大王で出てくるようなレベルの漢字はあまり自信がない」と伝えていたが、こちらの事情など知ったこっちゃないということか。そりゃそうだ。
そもそもルール上、自分が最後まで残れる可能性は決して高くない。でも、やるしかない。
ここで頼りになるのが、クイズプレイヤー御用達の暗記アプリ、その名も「Anki」。過去に番組で出題された漢字を中心に、問題をアプリにどんどんぶちこむ。GW中は、息子と遊ぶ合間を縫ってそれをひたすら回していた。
結果は、、、もう一人の最後まで残った挑戦者・原田さんの奮闘と、芸能人助っ人の方々の強力なサポートにいくつかのラッキーが重なり、東大王に勝利!原田さんと賞金を50万円ずつ山分けすることに。
これは、過去の自分の「うしろめたさ」と決別する最後のチャンスだ。
そう思って、かつて大阪でクイズイベント「味園クイズ研究会」を定期的に開催していた友人・西野ヒロシに相談し、協力を取りつける。静岡県長泉町にある施設・桃沢野外活動センターに問い合わせ、9月の3連休の中日である9/17(日)を確保する。三島駅と施設を往復するバスの見積もりを取る。
そして、プロジェクトが動き出す。
「クイズにする」とは
そもそも中学入試問題を「クイズにする」とはどういうことか。
私の考えは、こうだ。
【答えること】のもつ喜びを味わえるように工夫すること。
その工夫が、主体的な学びに参加者を導く仕掛けであること。
工夫の仕方はさまざまだ。
答える方法、答える環境、答える問題、解答者の評価のされ方、などなど。
たとえば学校で「Kafoot!」というアプリを使ったクイズをやったことのあるお子さんもいるだろう。あれはよくできた仕掛けだ。でも、それはたまにある「ごほうびイベント」であることが多い。
それを非日常でなく、日常の学びにまで落とし込もうというのが、「プロジェクト・キューラボ(プロQ)」である。
プロQの概要
コンセプト:ごきげんに、学びを習慣化する
対象:中学受験予定の小学3〜6年生
実施期間:7/31(月)〜9/16(土)…終了しました!
ファイナルイベント
9/17(日)に静岡県の桃沢野外活動センターで日帰り開催。親子でご参加ください。運営費は賞金から出します。
「何するかまだようわからん」という方が大半だと思うので、7/17(月・祝)-7/29(土)を無料トライアル期間とします。そちらにご参加いただければ、どういう流れかイメージできます。詳細はこちら と Twitterのアカウントでご案内します。
この夏、ごきげんに、学びを習慣化しよう。