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ゴミ拾いをしていて気づくこと

家の中が散らかっていても気にならないのに、道路にゴミが落ちていると気になってしまう。

いじめも、自分がいじめられているより、いじめられている人を見たときのほうが気になるから、そういう性格なのかも。

何か自分も傷つけられているような気分になって、いたたまれなくなる。

住んでいるマンション前の森を抜け、坂を下ると、東名高速道路の側道に出る。

そこをたまにウォーキングするようになり、落ちているゴミに気付くようになった。

多分、ゴミが増えてきたのは、東名高速道路の出口が近くにあり、そのすぐ脇にコンビニがオープンした数年前からだと思う。

コンビニを利用するトラックや営業車などが側道に何台か停車し、ゴミを捨てていくようになった。

コンビニができる前は、カラスの仕業かな、ということもあったが、やはり人間が捨てていっているのだと思う。

最近、パーキングエリアとサービスエリアの夜間営業をしていないみたいなので、特に、24時間営業のコンビニを利用する車は増えているのだろう。

夜間営業していないこともゴミ問題につながっている気がする。


せめて、長距離ドライバーのために、例外的にパーキングエリアやサービスエリアの夜間営業を認めても良いのではないだろうか。


もともと、地下鉄サリン事件か911以降のテロ対策などでゴミ箱が撤去されたが、これをそろそろ見直す時期に来ていると思う。

コンビニにとっては、ゴミを捨てるお金も人件費もかかるから、ゴミ箱撤去は渡りに船だったのではないか。

確かに、コンビニの買い物客でない客がゴミを捨てていく可能性もないとはいえない。

しかし、利益追求だけでなく環境に配慮することは、企業にとっても、良いイメージにつながっていくはずだ。

ちなみに、東名の側道の管理者は、市のようだ。

今日は生ゴミの収集日だったので、自分の家のゴミをゴミ捨て場に捨てた後、側道のゴミ拾いをし、2袋分をマンション内のゴミ捨て場に持って行った。

以前、生ゴミ収集日でない日にゴミを収集し、自宅に持ち帰ったら、虫が飛ぶことがあったので、現在は生ゴミ収集日以外はゴミ拾いをしていない。

東名の側道には側溝にふたがない場所もあったため、側溝の中に捨てられていたゴミもあった。

人目につかないように捨てるということは、少しは捨てることに後ろめたい気分もあったのかな。

ゴミ拾いはたまにしているが、2袋分だと処理できるのは微々たるものなので、今回はじめて、市のゴミ担当部門に要望のメールを送ってみた。

要望すれば処分してくれるかもしれない、という発想が今まで浮かばなかったので。

さっきメールを送ったので、まだ返事は来ないが、道路がきれいに片付くとうれしい。

東名をはさんで隣の町と隣接しているので、どちらが管理するのか問題が発生する可能性もある。

町側の工場の従業員駐車場が市側にあり、従業員は東名の下のミニトンネルをくぐって町側に行くのだが、そのミニトンネル周辺にもゴミが散乱していることがあるので、どちらの責任になるのか判断がつきにくい。

こういう問題は、複数の市町村が連携して対応してくれるといいなと思う。

要望メールには、近所の森の不法投棄についても書いた。

昨年5月の緊急事態宣言中、近所の森に車を停めて生活している人をウォーキングしていて発見した。

森の管理者ではないので、住むこと自体は問題視しなかったが、去っていった後に不法投棄していったことにムカついてしまった。

そのゴミもちょっとずつ処分していったが、大物や缶もあり、まだ残されているはずだ。

枯葉がそのゴミを覆い隠していたけれど、やっぱり森はきれいであって欲しい。


ゴミ箱は、「護美箱」とも書かれるように、美しさをまもる箱だと思う。

コンビニなどの民間にまかせるだけでなく、各市町村や各県、国などが積極的に設置していく必要があるのではないか。

道端にゴミが落ちていると、自分も捨てていいんだと思う人も中に入るのでは。

そういう人を増やさないためにも、道路はきれいであって欲しい。

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