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楽曲「ゆらゆら」完成までの道のり

12月23日より、僕にとっては初めての配信シングル『ゆらゆら』が各種配信サービスにて販売開始となりました。

今回はnoteにて、楽曲「ゆらゆら」の制作過程を綴っていきたいと思います。

なお、このページの最後の箇所で、今回配信した「ゆらゆら」の、
wavファイル、aifファイルが有料でダウンロード出来るようになっています。
こちらのデータ販売は初めての試みですが、出来るだけ良い音質で聴いて頂きたいという気持ちがありましたので、ぜひ視聴用動画などを見て気に入って頂けたら、そちらの購入も検討頂けたらと思います。
これからも創作活動を続けていく上で、とても励みになります。
何しろ初めての試みなので、ダウンロードする際に不具合などがあるかもしれません。もしも不具合などがありましたら、返金出来るように設定してありますので、そちらをご利用いただけたらと思います。


では制作過程の方に行ってみたいと思います。


今回の楽曲「ゆらゆら」は、今年初めの2月に発表した映像作品が元となっています。*↓こちらがその元なった作品です。

この作品を発表してからも、暫くは音楽に向き合うことが出来ずに、悶々と日々を過ごしていたのですが、今年の11月の中頃に入ってからようやく「今やりたい事をやらなければ」と思い立ち、制作を進めてきました。

なぜこの曲を最初に選んだのかと言うと、1年近く音楽活動を休んでいた僕が、音楽を再開するきっかけとなったからです。この曲そのものを作り始めた理由は個人的な理由があるので割愛しますが、この曲はどうしても映像だけでなく、一から音源として作り直し、皆さんの手元に届けたかったのです。

制作を始めた当初は、映像に使った曲をリミックスするところから始めてみたのですが、やはり「音源として出すのはコレではない」と言う気持ちが強くなっていきました。

2、3回元の曲に手を加えたところで、それを一旦破棄し、一から作り直すことにしました。

ちなみに僕が使っている機材は、

DTM用のソフトがGarageBand、
音源は付属の音源のみ。

MicはBEHRINGERのB−1というコンデンサーマイク、

オーディオインターフェースはaudientのEVO4、

MIDIキーボードは、M-AUDIOのKeystation Mini 32 Ⅱ、

という、DTMをやっている人には分かるかと思いますが、
決して高い機材ではありません。

映像作品「ゆらゆら」を作った時も、今回の制作を始めた時にも決めた事ですが、

「今自分の持てるもので、今自分の出来る事で、等身大の、最高のものを作る」

という事を決めていました。

DTMの使い方に関しても決して慣れていた訳ではなく、作りながら使い方を覚えていきました。

もちろん高い機材があれば、それなりに良い音は作れますが、
今現在の僕にはそこまでの余裕は無く、かと言って「音質の良いものが作れないから、何もしない」という選択肢もありませんでした。

Garage Bandに至っては無料のソフトです。誰でも作ろうと思えばアプリをダウンロードして、すぐに始められます。

正直僕は「やってやろうじゃないか」という気持ちでいっぱいでした。
この手持ちの機材で、DTMの知識も大して無いところからでも絶対に良い作品を創ってみせる。という気持ちでスタートさせました。

と、制作をスタートさせたのは良いものの、リズム、ベース、鍵盤、ギター、ボーカル、とレコーディングしていく内に、僕のPCに入っているプロのミュージシャンの楽曲と聴き比べるとどうしても、「んーーー」と頭を悩ませる日々が続きました。

そんなある日、その日も色々なオーディオで聴き比べながら、
「うーーーん、まだ音圧がなぁ...」

などとボヤいていたところ、隣で聴いていた嫁が一言、

「そもそも使ってる機材が違うんだから、当たり前じゃん」

と言われ、ハッとしました。

「良いものを作る、良いものを作る」と考えすぎる余り、大事なこと「そもそも音楽とはなんだ?」というところをすっかり忘れていました。
「今出来るもの、最高のものはなんだ?」ということを改めて考え直し、そこからは自分の頭の中にある景色を描くために黙々と曲と向かい続けました。

最後の方は各トラック、プラスマイナス0.6~1dbの微調整を繰り返し、なんとか完成まで辿り着くことが出来ました。

制作期間は約1ヶ月、スケジュール帳を見てみたら時間にして95時間ほど掛かっていました。

今の自分に出来る最高のものが出来たと思います。
もちろん未熟な部分も自覚しているし、やろうと思えば幾らでも、いつまでも終わらないのが創作の世界かと思います。

僕が最終的に「これで行く」と決めたのは、

「これ以上、背伸びしてもしょうがない」と思えたからです。

この作品を受け入れてくれる人、受け入れられない人、様々いるだろうけど、
不安が消えなくとも、それ以上に「これが今の自分だ」と思えたからです。

ただこのままで終わるつもりはないし、今の機材でも今以上のものを目指して作り続けて、ある程度結果がついてきた時には、今以上の機材も導入して次のステップへと進みたい。

そのためには、知識も経験値も技術も音楽への情熱も絶やさないよう、進み続けたいと思います。

これがこれからの僕の一歩目、

そして一歩目が、一歩目に完成した作品が、この楽曲で本当に良かった。

ぜひ皆さんの手元に届くよう願っています。

各種配信はこちらのURLより↓
https://linkco.re/RyxHs7ZY

さてさて、この辺りで別ジャケット案を公開していきたいと思います。

今回のジャケットは「まてゆき.」として活動している嫁にお願いしました。

先ずは完成ジャケットをどうぞ。


ゆらゆらジャケット

本当に良い。。。最高の一枚絵を描いてくれたと思います。

僕が楽曲を制作している中、ずっと聴いていたのもあったのか、僕がイメージしていたもの以上のものを返してくれました。本当にありがとう。

ここからこの少女がどこに旅立つのか、どこへ向かうのか、それはわかりませんが、でも彼女はきっと何処かで踊り続けるのだと思います。



ではここから惜しくも採用されなかったジャケット案になります。
些細な違いのものもありますが、この些細な違いにめちゃくちゃ悩みました。

別ジャケット案①

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天井部分が採用されたものよりも、若干発光が強いです。
こっちも良いなぁと思ったのですが、嫁的にはもっと「波紋の感じが欲しい」という事で、僕というよりは嫁が選ばなかったという感じです。


別ジャケット案②

画像3

この絵は色味は割とはっきり出ているんですが背景が少し暗いですね。波紋の感じを出したくて調整したのですが、僕がどうしても暗いのが気になってしまって「やっぱりもう少し明るくしよう」との結論に至りました。


別ジャケット案③

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この絵もめちゃくちゃ悩みました。
すごく良いんですよ。少女の存在感がすごい。真っ白い世界の中で、必死に踊り続けている様がなんだか曲にもあっていて。

でも今思うと、どうしてもここから何処かへ向かっていく感じが見えないのと(閉じ込められている感じ)、せっかく描いた周りの風景が真っ白なのもどうなんだろう?という事で「今回は別の案にしよう」ということになりました。


別ジャケット案④

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この絵も悩んだなぁ、スペーシー。コレはコレで別の世界があって、パッと見たときに最も力強さを感じます。ちょっとざらついた感じも良いんですよね。
ただ僕としては、この絵はどうしても全体的にまとまってる分、少女も風景になってしまってる感じがして(「今ここで踊っている」というよりは「さっきまで踊っていた」という感じがします)、もう少し少女にフォーカスを当てたかったという事で、この絵も採用まではいきませんでした。


どうでしたか?

今回のジャケット案、本当に悩みましたが、やっぱり採用されたものが一番しっくり来る気がします。ぜひお気に入りのものがあれば、スマホやPCに落とし込んでいただけたら嫁も喜ぶかと思います。


今回の「楽曲「ゆらゆら」完成までの道のり」はここまでとなります。

「ちょこっと試しに聴いてみたい」という方は、
下の視聴用動画をダウンロードしていただければ1パートのみ聴くことが出来ますので、ぜひお試しください。(スマホでダウンロードした場合、右上に矢印が出てくるので、ダウンロードが終わったら共有ボタンから保存してください)


ここから下記の方は、楽曲「ゆらゆら」のwavファイルとaifファイルのダウンロードが出来る、データ販売用の有料ページとなります。(どちらも16ビットの非圧縮ファイル、CD品質となります)

どちらのデータもダウンロード出来ますが、Windowsをお使いの方はwavファイル、Macをお使いの方はaifファイルをダウンロードして頂くのが良いかと思います。
*PCでのダウンロードを推奨しています。(スマホでダウンロードした場合、右上に矢印が出てくるので、ダウンロードが終わったら共有ボタンから保存してください)

ダウンロードしたものは、itunesで開いたり、CDにコピーしたりと色々な用途でお使い頂けると思うので、少しでも音質の良いこちらのデータも楽しんで頂けたら幸いです。
何かしら不具合などありましたら、返金出来るように設定してありますので、そちらの手続きをして頂けたらと思います。
返金の詳細についてはこちらをご覧ください↓


最後になりますが、もし今回の配信販売やデータ販売にて、
楽曲「ゆらゆら」を聴いていただいて、僕が設定した値段以上の何かを感じて頂けたら、こちらのnoteにてサポートして頂けたら幸いです。
noteの「サポートする」では投げ銭のような形で、入金して頂くことが可能です。
ミュージシャンとして個人で独立し活動しているため、ライブでも作品の販売でもお金を頂くということはとても励みになりますし、次のステップへ進むためにどうしても必要な事です。
もしも応援していただけるという方は下記のURLにサポート方法の詳細があるので、一度読んで頂けたらと思います。


それではこちらから下記は有料部分となります↓
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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