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【AED被害届デマ】アベプラ、虚言癖おじさんの妄言を垂れ流す！

編み目

要約（ここだけ読めばOK）

  1. アベプラが報じる「心肺停止の女性にAEDを使ったら、強制わいせつ罪で被害届を出された」という事件の取材源は浜川真人氏である。

  2. 浜川真人氏はツイートを読む限り明らかな虚言癖であり、AED被害届事件の証言もいくつか不審点がある。

  3. よって、AED被害届事件はデマと断定できる。

  4. 人の命に関わる有害なデマなので、このnoteを拡散するなり、コミュニティノートで引用するなりして、読者諸君はデマ修正に協力してくれると嬉しい。

  5. (追記): https://togetter.com/li/2500053 :同じく「AED被害届デマ」を問題視する記事。ほとんど内容が被ってないのでぜひ合わせて読んでくれ。

アベプラで放送されたAED被害届事件の解説スライド。

調べたきっかけ

私は@chat_le_fou氏をフォローしている。１人の女性として諦めの気持ちを表明する彼女のツイートを見ながら、私は「そんな酷い事件があったならな……」と一緒に悲しい気持ちになっていた。

そこにケチをつけにきたのが、エロ小説書きのらすね@Lacenaire_sswだ。

確かにテレビ番組がまともに裏取りを行っていると信ずるのは極めて愚かなことである。特に、ABEMAプライムはネット論争のまとめブログ的コンセプトで、相当に雑いという印象がある。
まず独自の取材はしていない、アベプラは誰に取材したか明記していないが、Web上に元ネタがあるであろう。

元ネタツイートは、らすね氏のツイートを引用した、mac- ciao@macciao717009氏のツイートからすぐに知ることができた。
これは、

  • アベプラが議論の出発点にした、「女にAED使うな」扇動ツイートへのリプライツイートであり、

  • 776リツイート、2,270いいねとそこそこバズっており

  • なによりツイート内容と、アベプラスライドの内容は完全一致している

  • パクツイの指摘もない。初出のツイートと考えられる。

こんな類まれな経験をした人間が2人もいるはずがない。
せいぜいDMで追加取材をした程度でAbemaは番組に取り上げたのであろう。

追記: あおちゃんぺ氏の番組問い合わせで発覚したこと

  • 出典元は個人への取材での情報

  • 和解の合意書を見せてもらったりはして居ない

  • 取材の中で相手の話すことに信憑性を見出した

やはりDM取材程度しかやってなさそうである。
また後述するように、一見信憑性あるように感じたのは私もそうだ。毎日ネタ集めに忙殺されているアベプラADが騙されるのも（決して許されないミスだが）無理はない。

問題の証言

初見の感想

嘘には見えなかった。
内容は具体的で一貫しているし、証言者は実名でかつTwitterアカウント設立も古い。アンチフェミニスト的発言も見当たらないから、女叩きの材料を提供するための虚言というわけではなさそうだ。
被害届を受理されたというのは驚きだが、確かに証言者の浜川氏の言うよう警察には被害届を受理する義務がある。

犯罪捜査規範
（被害届の受理）
第６１条　警察官は、犯罪による被害の届出をする者があつたときは、その届出に係る事件が管轄区域の事件であるかどうかを問わず、これを受理しなければならない。
（告訴、告発および自首の受理）
第６３条　司法警察員たる警察官は、告訴、告発または自首をする者があつたときは、管轄区域内の事件であるかどうかを問わず、この節に定めるところにより、これを受理しなければならない。

犯罪捜査規範

このルールは建前で、実際は何かと理由をつけて、水際で受理を止められることが多いとされるものの、
娘の命の恩人を訴えるなどという頭のおかしい人間であれば、嘘をつくなり義務の存在を立てにして強引に押し付けるなりで、無理やり受理させることができたとしても、さほど不自然だとは思わなかった。

証言の不審点

女性への配慮のため、「毛布の中で女性の衣服をめくりAEDパッド貼り付け」したという。
しかし、一般の通り道で倒れている女性を発見したときに、毛布を持っているというのはかなり不自然に思える。車中泊のために車のトランクに入れていたといったことなのだろうか？
毛布を持っていたのは認めるとして、配慮のために毛布を使おうという発想も相当に不自然である。毛布は重い。トランクから運んで女性に被せるだけで相当に時間がかかる。一刻を争う救命の最中、いくらなんでも毛布クラスの配慮をするだろうか？　裸を隠すにしろせいぜいタオルだろう。

さらに不審な点もある。浜川氏の過去のAEDツイートを検索したところ、以下のツイートを発見した。

交通事故で心肺停止になった女子高生にAEDを使った。するとその彼氏に文句を言われた。これは、先程引用した事件とは全く異なる内容である。となると、浜川氏は最低2回AEDトラブルを経験したことになる。
しかし、偶然AEDを使う機会が2回も訪れるということからして、あまりないことである。ましてや両方未成年相手で、2回ともトラブルに合う。信じられるか？かなり怪しい臭いがしてきた。

とはいえ、これだけでは嘘と断定するのは弱い。判断に迷いながら、浜川のツイートを眺めていたところ、証言ツイートの1つに以下のリプライがツイていることを発見した。

捨て垢の告発「浜川はホラばかり吹く嫌われ者だ！」

もちろん、捨て垢の発言をそのまま真に受けるわけには行かない。
AEDで警察沙汰になったという証言の深刻性と、昨今のX上の男女対立を踏まえると、嘘をついてでも証言を否定しようとする輩が出てきても不思議ではない。
しかしこの捨て垢の発言は、否認のための咄嗟の思いつきにしては具体的である。真実性は高そうに見える。
そこで、@6Qtv5氏のRTを除いた全ツイートをfrom演算子で検索した。

https://x.com/search?q=from%3A6Qtv5&src=typed_query&f=live

ツイート数は7件そのうち、少なくとも6件は浜川氏を非難するもの。そして、ツイートの開始は7月8日。
浜川氏に元から付いていたアンチの人であった。

まあ、アンチにしても妄想で粘着する人と、事実を元に粘着する人と２種類に分かれる。本件は前者後者どちらなのか。それが問題だ。
アンチ氏のツイートをそこで1件1件読んでいった。

出るわ出るわ虚言癖特有の誇大妄想

アンチ氏が妄想型でないことはすぐさま確信を持てた。以下に引用するやり取りを読んだからである。

「ガストのタブレットシステムはうちだよ」
かわいい子に色目使いたかったんですねわかります。とてもじゃないがすかいらーくクラスの大企業のシステムをこんな怪しい人物が開発しているとはとても考えられない。
まあ下請けの下請けくらいで、わずかに関わっており、辛うじて嘘ではない可能性も残るが……

検索すればするほど、香ばしいツイートがヒットする。

「超電導による結晶化」ってなに？　トンデモ理論の学会発表でもしたのかな？

みどりの窓口にも関わっている。

電子カルテや処方箋システムを組んでる。

いろいろなサーカスの音響システムを構築している。

47都道府県を管理して、2万キロほどシステム更新ツアーをめぐる。

システムの使い方が悪いと客を論破して謝罪させる。

コンサル契約切られたら全データ凍結処理して潰す。

システム開発だけでなく、7500人クラスのホール運営に関わっている。ライブの責任者もやってる。

結論

「下請けの下請けで……」でこれほど多くの仕事を抱えられるはずがない。よってこの寛大な解釈は、はっきりと棄却される。

浜川氏の自称を総合して考えると、47都道府県の津々浦々をめぐり、道で会う人々が抱えるシステムの難題をひと目で見るやで解決していく、孤高のウィザード級スーパーハカーであるという以外に解釈はありえないように思われる。そんなことができるのは、Jeff Deanくらいだろう。

浜川真人氏はただの虚言癖っすね。
中学生を人命救助するすげー俺。迫害されても救っちゃうんだぜ？と、虚飾を以って自分の偉さを必死に自己主張しているだけだろう。

浜川真人氏の実像

ITとかも大嘘で古物商許可も無さそつなただの田舎の携帯やパソコンの修理屋さん。
街の盆踊り程度のイベント屋もしてるらしいですが大物プロデューサー気取ってます

https://x.com/6Qtv5/status/1877663408797229401

このアンチ氏の発言の真偽も一応確認しておこう。
浜川真人のFacebookでは、確かにしょぼくれたPC修理屋のホームページへ本業らしきリンクがはられている。アンチ氏の言うようにこれが浜川氏の本業であるのは間違いだろう。

アイドル業はどうだろう。検索してヒットした最新のイベント告知ポスターはこんなかんじ。

「街の盆踊り程度のイベント」かはさておき、まともなデザイナーを雇えない程度には手弁当でやっているイベントなのは間違いなさそうだ。

要約再掲

  1. アベプラが報じる「心肺停止の女性にAEDを使ったら、強制わいせつ罪で被害届を出された」という事件の取材源は浜川真人氏である。

  2. 浜川真人氏は明らかな虚言癖であり、AED被害届事件の証言もいくつか不審点がある。

  3. よって、AED被害届事件デマと断定できる。

私見： アベプラへ&ネット民へ

アベプラ

女性へのAED使用を有意に減らす恐れのある、洒落にならないデマなので、誤報を認め、公式に謝罪しろ。報道者としての責任を果たせ。

ネット民

ついでなのでAED論争に思うところを述べておく。

私のポリシーは「正しいことは実行せよ」というものだ。
息をしていない女性に遭遇し、手元にAEDがあれば、躊躇なく使用する。なんの配慮もしない。配慮がほしい女は目印のバッジでもつけてくれ。
確かに、キチガイ女に絡まれるリスクはあるかも知れない。それでも私は実行する。
そもそもリスクを考慮するならば、このnoteの発表こそがリスクの塊である。人を名指しで虚言癖と断言する。名誉毀損である。浜川真人氏が訴えてくる可能性はある。しかしデマを正すことはより大きな善をなすと信じるからこそ、私は実行するのである。

もちろん、この考えを人に強制することはできない。
しかし、リスク回避志向としても、「AEDを女性に使うな」という考えを盛んに広めようとするのは、なかなか理解できないところである。
いくら女嫌いでも大切な女性の1人や2人くらいはいるだろう。母とか妻とか親友の娘とか。女性へのAED忌避思想を広めるのは、彼女らの早世のリスクを高めることに等しい。

また、AED 以外のリスクが見えていないのも不可解だ。例えば、最近フェミトー@feminist_tokyo氏が訴訟を提起されたそうだ。フェミトー氏によると、訴訟で問題視されているのはXでは誰でもやってるようなただのリポストであるとのことだ。
この例からもわかるように、AED訴訟のリスクなんかより、女叩きツイートしてたらうっかりXでリーガルグレーゾーンに突っ込んでしまうリスクのほうが万倍上であるように思える。

そこで、リスク回避志向の人々には、これをおすすめしたい。
ネットでは「命が大事、AED使用は当たり前」と常識人アピールを貫いて、心の中では面従腹背「女性にAEDなんて使うかよ」という意志を固める。そして、いざ現場に立ったときはパニックに陥った無能のふりをする。
リスクを他人に押し付け、果実のみが得られるであろう。

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