自分の中の記憶🍀朝ドラを見つつ♪
今年の1月末にパートを辞めて、1か月休んでまた働こうと思っていた。
今は、4月末。
まだ仕事していない。
焦って探していた時もある。
フルタイムの仕事の方が求人が多いから、それでもいいやと思った時もある。
でも夫に相談したり、落ち着いて考えたら、やっぱりそれは無理がくるだろうと感じる。
子どもが産まれてからワークライフバランスについては、何度も夫と話しあって、何度も激しい激闘をこえてきた。
いつの頃からかキャリア志向になっていた私は、子どもが産まれるからといって自分の志向を変えようとは思わなかった。
その頃、こうなりたいと思っていた勝間和代さんは、子ども3人いてシングルマザーでキャリアを築いていた。
私も、彼女みたいになるんだと、自分なりにがんばっていたつもりだった。
でも、子どもが1歳になるまでフルタイムで働く私をサポートしてくれていた母が、父の赴任先のアルゼンチンについて行くことになり、私の志向は変わらざるおえなくなった。
子どもが3歳になる前に、会社が大規模なリストラを行い私もそれに絡め取られた。
それまでパンパンに張っていた心の糸がブツッと切れた。
子どもが産まれたあと前の部署には戻れず、新しい環境と子育てで私はかなり精神的に不安定で、夫婦喧嘩も頻繁でちょっとしたことで泣いてばかりいたので、夫に精神科に連れて行かれた。
そんな状態でリストラされたので、私は魂が抜けた感じになったまま専業主婦になった。
専業主婦になりたいと思ったことは、それまでの私の頭の中では一度も無い。
私が10歳の時に父が自分の会社を立ち上げたので、母は経理を担当して忙しかった。
両親の仲はその頃がピークで悪く、いつも父は母のことを悪く言った。
それは女性蔑視な発言で、聞いてきた私はいつの間にか 「強い女になって男に下に見られないようにしたい」と思うようになった。
母の姉が、独身で中小企業の役員をしていて羽振りが良かったので、女でもお金持ちで偉くなることができると感じていた。
でも、私自身は5歳から続けているバレエが好きな少女で、偉くなりたいから勉強しようとか全く思わずのんびり過ごしていた。
頭も平均より悪いくらいだったので、なにかになりたいという夢はなにもなかった。
踊りが好きだったから、高校も授業で踊りのある学校に行き、演劇科だったのでミュージカルが好きになり、劇団研究生になった。
劇団研究生はもちろんお金を払う立場で、もし劇団員になれたとしても当時はみんなバイトをしながら演劇をしていた。
私はいくら好きなこととはいえ、貧乏な生活は嫌だった。
そこから舵をきり、オーストラリアに留学して英語とパソコンスキルを得て帰国し、その時ITバブルだったので運良く仕事にありつくことができた。
そこまでの人生で味わった、「男に負けたくない」「貧乏は嫌だ」が、私の中にすり込まれてキャリア志向になっていったのだと推測する。
その頃はすっかり忘れていたけれど、私は小学生の割合や分数の段階で算数が分からないくらいおバカさんだ。
そんな私が理数系の人ばかりのIT業界で登りつめていけると思う方がおかしい!
周りの人たちは、京都大学や筑波大学、物理専攻してましたという人たちばかり。
今から思うと、本当に私っておバカさんだなぁ〜って思う。
子どもが小学生になってから、私はパートで仕事を始めた。
それなりに楽しかったけど、なんで私がこんな仕事しなくちゃいけないんだろう、とよく思った。
フルタイムでもっとバリバリ働きたい!
なんで家庭とのバランス考えながら働かなくちゃいけないんだ!
という気持ちが、ずーっとあった。
だから夫とも相変わらずケンカしていた。
それが変わってきたのはコロナ禍になってからだ。
私は子どもを産む前から、自分に合わない仕事を頑張ることで無理をしていたので、喘息と頚椎ヘルニアが酷かった。
その頃はだいぶ回復していたけれど、夫が喘息持ちの私がコロナになったら重篤化すらリスクが高いと心配するので、専業主婦になった。
自分がなりたくてなった専業主婦ではなかったけれど、それは思いがけず穏やかでじんわりと幸せな生活だった。
少し前から学んでいたヨガ哲学・陰陽五行・スピリチュアルの学びをオンラインで継続してできたのも大きく影響していた。
そして最近、ホ・オポノポノの学びを岩崎真未さんのガイドでしている。
今月から始まったNHKの朝ドラを見て、ホ・オポノポノの学びにリンクしているなぁ〜と感じた。
『虎に翼』は戦前のストーリーで、まだまだ女性の人権はないに等しい。
男性はもちろん、女性たちもそれが当たり前だから、ほとんどの人たちはなにも感じない。
そういうシーンを見て、私の父も本当に女性蔑視をしているのではなく、ただ世間一般の感覚を口にしただけなんだろうなと思えた。
まみさんがライブ配信で、「自分の中の記憶は、自分だけじゃなく、全人類の記憶があるんだよ」というのも納得できた。
私の中のそういう記憶をクリアリングして、私の中を空っぽにしてキラキラした愛で満たす。
それを毎日していったら、めちゃめちゃご機嫌な私で生きていけると思う。
そうしている自分をイメージするだけで、微笑ましく嬉しくなる自分がいる。