観ている世界は、人それぞれ
私が習っているフラメンコ教室の発表会が、来年の3月に行われる。
そのため、最近のレッスンはもっぱら発表会に向けてのフォーメーションの練習だ。
私は、けっこううっかりさんなので、よく振りを間違える。
踊りに没頭してフォーメーションを忘れる。
まぁ、そのうちに覚えるさ、と私は思っている。
大抵のことは、なんくるないさーと思う。
でも、しっかりやらなくちゃ!とか、ちゃんとやらなくちゃっ!って思っている人からするともどかしいらしくて、一緒にレッスンを受けている友達に「間違っても顔に出しちゃだめだよ!」と、何度か言われた。
確かに、2年前の稽古場発表会で彼女と一緒に踊って、振りを間違えた時に「あっ!」みたいな顔をした私。
でも、それ今じゃないし。
まだ、起こっていないし。
彼女は、過去の私のしくじった表情が心に引っかかっているのだろう。
私は、「彼女は、過去を引きずっているんだね」と、理解した。
過去に起こったことが、また起こるんじゃないかと不安になっているだけ。
わかっちゃいるけど、ちょっとモヤッとしたから、ホ・オポノポノでクリアリングした。
出来事と、感情をゴチャゴチャにしない。
切り離す。
彼女は、昔の事に囚われていて、未来に同じことが起きないか心配しているだけ。
私のことを責めているわけでも、嫌いなわけでもない。
フラメンコ教室の発表会は、出演する生徒さんの心意気もまちまちで、お衣装を着るのが楽しい人もいれば、ただフラメンコが好きな人もいる。
絶対に間違いたくない人もいれば、楽しく踊れたらいいわって人もいる。
私は、私をフラメンコで表現したい。
私のイメージしている表現は、今はまだまだだけれど。
あと2ヶ月、自分を信じてイメージするものに向かってやるだけ。