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『戻ってきたアミ』 宇宙から観た地球

前にも読んだと思うけど、また読んでいる『戻ってきたアミ』♪

まだ2/3しか読んでいないけれど、私が "生き方迷子" になっていた時に、宗教で救われなかった核心なことが書いてあったのでメモした。

この事は、たぶんみんなが感じているはずなのにタブーになっている気がする。

=========以下、本文参照==========

その比較については理解できたような気がした。だけど何となくうれしくなかった。僕は勝ちたかった。他の師をおさえてぼくの師が1番偉大だと、アミにはっきり言ってほしかった。彼の口からそう聞きたかった。でも、彼はぼくの間違いを正してくれた。「その偉大な存在は、君の世界のための精神的な、霊的な長だ。ある時、ある人が彼の叡智により天啓を得る。そうするとその人は偉大な師に変貌する。なぜなら太陽の精神の教えを伝えるからだ。そうやって1つの宗教が生まれる。

 何千年かたって人類はいくらか進歩する。別の教訓が必要になってくる。そして別の人が同じ精神によって天啓を得る。こうやって新しい師と新しい宗教が生まれる。

 でも、すべての宗教に霊感(インスピレーション)を与えているのは同じ精神なんだよ。また千年が過ぎ、さらに次の千年が過ぎ、新たにその進歩と人類の必要に応じて、別の教訓を広めるために別の人が選ばれる。

こうやって別の師と別の宗教が生まれる。そして、人々はその名前に混乱をきたし、宗教戦争をりきおこすまでに至る。でも、それがすべて愛であるその偉大な精神と、愛によって道を照らすために送られて来た師を、どれほど深く傷つけるかということをまったく理解できないでいるんだ。」

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まさに!って、私は叫びそうになった。

今、宗教戦争している人たちは、主人公と同じ気持ちなんだろうな。

その気持ちも分かるけど、もっと引いた意識で感じてほしい。

科学技術は進歩しても、争いはなくなっていない。

こういう素晴らしい本が、絶版になっているというのがとても悲しい。

図書館にあるこの本はいつもたくさん予約者がいて、手元に届くのに時間がかかる。

中身の薄い新しい本を出版するより、世のためになる良書を復刊してほしいと願う。


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