【土地】家造りの前に!塀と擁壁の確認で近隣トラブルを避ける方法②
家の塀にお悩みの皆さん!!
アミーゴ小池です!!
今回は『土地の塀』に関してです!
塀などを舐めてると大惨事に…塀は大切です…
皆さんの塀をシッカリ学んでください!
今回のオサックは『家造りの前に!塀と擁壁の確認で近隣トラブルを避ける方法①』の後半のオサックになります。
前半では土地の塀の意味や塀がある事でのトラブルなどを紹介しましたが、今回の後半の項目では更に多くの問題を引き起こす可能性がある『越境物(えっきょうぶつ)』と『擁壁(ようへき)』に関して解説致します!
■越境物とは
「越境」とは、所有物が他の土地に侵入していることをいいます。
越境している物を「越境物」「被越境物」と呼びます!
この越境物がある事で様々な問題が起こります…
〇自分が希望した建物が建たない・希望の面積が取れない…
皆さんの土地に隣の土地からの越境物があった場合はお隣さんが越境物の排除を認めてくれないと越境物がある部分には建物などを建てる事が出来ません…
ん?何言ってるの?勝手に越境物を取っちゃえば良くない?って思った人もいると思いますが、越境物がお隣の家の庇だったらどうでしょう?
越境物だから!自分の土地に勝手に入っているモノだから!っという理由でお隣の家の庇を勝手に壊して取ってしまったら、その時点で近隣トラブルが発生です…
上記のように越境物の中には直ぐに取り除く事が出来ないモノや、近隣住民の意向で取除きを拒否される場合もあります。
よって皆さんの土地に越境物がないのか?を必ず間取りなどを作成する前に確認することを強くオススメ致します!
〇土地の価値が減る…
隣の土地からの越境物がある場合は法的には越境物が皆さんの土地に出ている面積分、皆さんの土地の面積が減ってしまいます…
え?隣の物が私達の土地に出てきていて迷惑なのに土地の面積も減るってどういうこと?って思いますよね…
でも法律なので。。。
越境物があると先にお知らせしたように皆さんが希望する建物が越境物が邪魔で建てる事が出来ないというデメリット以外に土地の面積も減ってしまうのです…
超嫌ですよね?
特に東京都内などのように土地の面積が小さく価格が高い場合はトラブルに発展しやすいのです。。。
〇隣人との関係性が悪くなる…
上記のようなデメリットがある越境物が皆さんの土地に入っていると、どうにかしたいのが本音だと思います…
しかし隣人からすると皆さん都合で越境物を排除するのは面倒なのです…
ここで気持ちのズレがある事を御理解いただけましたでしょうか?
自分達の敷地に越境物を入れている隣人にチョッとイライラする皆さん。
今まで言われたことが無いのに、隣が家を造るから撤去しろと言われてイライラする隣人。
この二人が話し合うとトラブルになり隣人関係が悪くなることが予想されます。
上記の内容から越境物の交渉はプロにお願いする方が良いです!
不動産業者さんや皆さんが依頼する施工業者さんや設計事務所さん、または弁護士さんにお願いすることで直接皆さんが隣人の方と会話をせずに交渉することが出来ます。
上記のように越境物がある事で皆さんの土地はデメリットしかありません…
よって塀が『越境』しているのか?を必ず確認してください!
ちなみに『越境』は御存じの通り塀だけではありません!
・隣地建物の越境
・隣地植栽の越境
・隣地建造物の越境
・隣地のエアコンの室外機の越境
兎に角、皆さんの土地に入ってきてしまっているモノ、又は皆さんの土地から隣の土地に出てしまっているモノは越境物として考える事が良いです!
越境物は皆さんにとってデメリットなのは理解できたと思いますが、イキナリお隣さんに越境しているから、どーにかしてください!と、交渉しても揉めるだけです…
こんな越境物を発見したら必ずプロに依頼をしてください!
また余り知られておりませんが、越境物を隣人と揉めるのが嫌だからといって放置しておくことは大変なリスクです…
皆さんの土地にお隣の越境物が10年以上経つと越境している土地の部分が隣人のモノになってしまう場合があります…
※時効による所有権の取得
ココまで来ると大問題になりますので、絶対に越境物は見逃さないでください!
※皆さんの土地にあるものが越境している場合もチェックです!
最後の『塀』の項目でブロック塀に関して触れさせてください!
■境界ラインに設置してあるブロック塀に関して
ブロック塀は日本中で多く存在しますが、新しく土地を購入したら、既に土地を所有していて新しく建物を建てる場合気を付けてほしいブロック塀がコチラ!
倒壊の危険性があるブロック塀なのか?
ブロック塀は高さや用途によって造られ方が決まっているのですが、古いブロック塀の場合は今の基準で造られておらず問題がある場合があります。
通学路に設置あった家のブロック塀が倒れてきて小学生が怪我をした…というニュースを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
昔の基準で造られているブロック塀は経年劣化で危ない塀になってしまっている場合があるので古そうなブロック塀は必ず皆さんが現地で押してみたり、叩いてみて確認してください!
ここから先は
¥ 800
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?