バンブー生地はサステナブルな素材?
こんにちは!サステナブルファッション、エシカルファッションの楽しみ方やヒントを発信しています、Amidoriです!
今回は、日本人にも馴染みの竹・バンブー素材について紹介していきます!
竹炭、竹細工、竹とんぼ、竹馬、京都の竹林の道や、鎌倉報国寺の竹林など、竹は昔から私たちの生活に近い存在です。筍も、竹ですよね!
最近では、竹を使った歯ブラシが環境にいい(プラスチックの代わりに竹を使っている)ということで街でも見かけるようになってきましたが、みなさんは使ったことありますか?
このように、竹はよくサステナブルな素材として紹介されています。
それはファッションの、バンブー生地も同様で、「竹素材=サステナブル」というイメージがありますが、ファッションの分野では残念ながら、そうとは言い切れません。
どういうことでしょうか?
バンブー生地は、本当にサステナブルな素材なの?
竹は急速に成長し、大量の化学薬品や水を使わずに育ちます。この点がサステナブルと注目されている理由ですが、しかし、これだけの視点では「サステナブル」とは言えません。
サステナブル生地の製造の為には、植物を生地に造り変えていく過程でも、サステナブルでなければならないからです。
まさにこのプロセスにおいて、竹はサステナビリティを失ってしまうのです。
環境にいいバンブー生地と環境汚染するバンブー生地
竹の繊維、つまり竹から糸を造るためには2つの方法があります。
・機械による方法
・化学的な方法
機械による方法はサステナブルではありますが、非効率的で、そして製造コストが高いのです。
そのため、作られることも少なく、また作られていても販売価格も高めになってしまいます。
この理由で、多くのバンブー生地は、より効率的で製造コストの安い化学的な製法で製造されています。
化学的な製法の問題点は、環境を汚染するだけでなく、生地にも残る有害物質が使われていることです。
実際、GOTS ( Global Organic Textile Standard)は、化学的プロセスで造られたバンブー生地には認証を与えていません。
さらに竹は、森林地帯を伐採することによって栽培されることが多く、利益を得るために、自然に大きなダメージを与えています。
情報を得て、きちんと選んで購入することが大切!
知らないと選べないことは、たくさんあります。
どんな素材で、どのように造られているか知ることが大切。
もしあなたがバンブー生地のお洋服を買うときは、ぜひこんな観点でも服を選んでみてください!