誤解の真実
聞いたよー。
最近やたらとモテるらしいじゃない。
はぁ??
この前いっしょに飲んでた美女、あれは、だれかな〜?
何の事です?
全く身に覚えが無くとも、こんな誤解ならいつでも来いでウエルカムだ。
いわゆる、トキメキの誤解に分類されるだろう。
見間違いであろうが、勘違いであろうが、誤解であろうが、構うこたあない。
彼らの想像力のままに、それを楽しむまでだ。
しかし、最近度々受ける相談に、「誤解されるのが怖いんです。」「耐えられないんです。」「いろいろ気になって、仕事に集中できません。」というのがある。
気持ちはよくわかる。
しかし、無理だ。
一旦、限定的な情報で誤解したやつに、新しい情報与えてもなかなか処理してもらえない。
やめとけって。あきらめるんだね。
私のアドバイスは、このように単純だ。
この世の中、誤解ほど数多く存在するものはない。
真実はたった1つしかないのに、である。
私は、いつの頃からか誤解を解くという事に時間を費やさなくなった。
誤解は誤解、所詮は、限定的な情報から生み出されたものだ。
それに、誤解を解こうといろいろ説明したところで、最後的には理解されずドツボにハマって行くのが落ちだ。
誤解恐怖症の諸君、あきらめが肝心だ。
よくもまあ、そんな風に誤解しますなぁ、と他人事にしてしまうのが最良なのだ。
私は自分の事を、普通だとは思っていない。
ある意味、誤解も好物なジャンルに入れてある変人だ。
私に言わせれば、誤解ばかりしているやつは、真実を解き明かせないバカヤロー達と言うことになります。
そうは言っても、1つ厄介なこともあります。
それは、彼ら罹患する病が、「思い込み症候群」と「言いたい言いたい病」だという事。
個体差はあるものの、大体が同じような症状で、目をキラッキラ輝かせて、「知ってる知ってる」と繰り返したり、「聞いて、聞いて」と菌を撒き散らしたりする独特の症状を発症する。
残念ながら、現代の医学でもこれに効く薬は未だ開発されていません。
なので、もう一度言います。
無理です。諦めてください。
放置プレーが、最良の薬だと思われます。
かく言う私も、未だに苦手な誤解もあります。
それは、こんな感じで、、
「土曜日、デカイの当てたらしいなあ。」
これは、やばいです。
この誤解は、ただではすみません。
必ずいろんな人が、さまざまな症状で近寄ってきます。
金欠病に、タカリ癖、禁断症状のやけのやん八がオケラ街道真っしぐらで突っ込んで来るのです、「飯おごって」と。
正に、恐怖の誤解です。
だから~、
当たってません。
当ててませんって。
当たってれば、もっと笑ろてますやん、と言ったところで、、
「あぁーッ、なんか、今の言い方、ますます怪しいなぁ。」
どうです。皆さんもわかったでしょ。
誤解を解くなんて、無理なもんは無理なんです。