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春なんてキライなあなたへ
最近SNSのタイムラインは春爛漫という感じの花の写真でいっぱいです。ご多分に漏れず私も散歩の時に撮ったものを載せたりしていました。歩いている時に触れる、咲き誇る花々の色や香り暖かい風を感じている時は幸せだと思いました。
しかし実は私がこんな風に、春に幸せを感じたりしているのは最近になってからのことです。以前は、春が苦手でした。4月に入るとまだましになっていたけれど、2〜3月の早春なんて、本当に暗い気持ちで過ごしていました。
いろいろな癒しの方法を試してみたり、周りの人たちのおかげもあって、今はもうそんな感じではないけれど、あの頃の分厚い雲に覆われているような感覚は、まだ覚えています。
その頃に見た春の景色というのは、ただただ物哀しい寂しいものでした。たぶん私の中には、寂しさや悲しみが充満していたので何を見てもそんな風にしか見えなかったのでしょう。日々の中ではそのような感情を抑えるのに精一杯だったので、エネルギーが枯渇してしまっていました。
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春というのは、どんな人にとってもかなり大きな変化を感じる時だと思います。
自然の中では、眠っていた動植物たちが起き出し、春の嵐が吹き荒れ、雪は溶けて隠されていたものも露わになります。そんな大きな動きそのものに、当時の私は圧倒されてしまいそうでした。
また年度替わりのこの時期は、卒業や入学、入社、転居など、人間関係や環境の変化に遭遇することも多いです。元気な時には新しい希望に思える変化も、エネルギーが不足しているときには、否応なく苦痛に巻き込まれているようにしか感じられませんでした。
春の明るい光や色とりどりの花々の美しさ、周りの希望に溢れているような人たちを見た時には、自分の中の暗さとのコントラストを強く感じて一層辛さが増していました。
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私の経験からですが・・・
もしもそんな人がいたら、あなただけじゃない、そしてそんな状態がずっと続くわけではないと伝えたいです。
あなたは今、苦しみしか感じていないかもしれないけれど、いつか春の美しさや喜びを深く感じることもできるかもしれないと伝えたいです。
そして、今は春がキライだっていいんだと、それはあなたにとって何も間違っていないんだと伝えたいです。