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忘れない8週間~初めての妊娠の話~

ちょっといつもと違う内容で最近の出来事を。
私としては忘れたくない話なので、
良ければのぞき見していただいて、
共感していただける方はつながっていただけたら嬉しく思います。

先日まで妊娠をしていました。現在34歳、初めての妊娠でした。
先日までということでお解かりいただけるかと思いますが、
2月3日に自然流産をしました。妊娠8週目でした。

初めての妊活

妊活というほど妊活をしていたわけでもなく、
去年結婚式も、新婚旅行も、夏の旅行もして
結婚して2年、交際期間も同棲機関も2年以上もあり、
私も年齢的にも子どもが欲しく、主人も子どもが大好きなので、
「そろそろ新婚生活もひと段落したことだし、そろそろ赤ちゃんが来てくれたらいいね」となんとなく話をしていました。

前から子どもは欲しかったものの、学費はどうしよう、家はどうしよう、貯金はどうしよう。お金のことを考えることが苦手なので、主人は将来の計画を頭の中で何度もシミュレーションしてくれて、今年からはいつ子どもができても心配なく迎えられるよと話してくれていました。

そんな昨年末、私がいつも通り出勤をしようとしたところ、
なんだか朝から気持ちが悪くて。
吐くまではいかないものの、なんだか気持ち悪い。
とりあえずのど飴を舐めてみたら落ち着いたので、
マスクの中でこっそり飴をなめながら仕事をしていました。(ごめんなさい)

すでにお昼もすぎ、子どもたちがお昼寝をしている間に、
クラスの先輩のばぁば(年配の先生)にちょっと気持ち悪くて飴舐めててすみません・・・と伝えたところ、
ばぁば「ねぇ、食欲は?」
私「あります」
ば「食べてる時も気持ち悪い?」
私「いいえ、食べることはできます!」
ば「もしかして、妊娠してない?心当たりは?」
私「あー思い当たる節は1回あって、妊活しようかーってこの前した・・・まさか1回でできなくないですか??確かに排卵日狙ってはみたけど」
ば「家帰ったら検査薬やってみなね~!楽しみだね!」
なんて話から、まさかね!と、とりあえず薬局で検査薬を買って、帰宅。
すぐに検査薬をやってみると。
・・・
・・・
ん~。。。うっすら??

インスタで妊娠報告をしました!というリールを何度も見て、
旦那さんに「見て!できたよ!」
ドラマでよくあるやつみたいなことやってみたい!なんて思っていましたよ。私も。憧れのやつです。

だけどね、微妙だし、しかもその日たまたま主人は在宅で家にいて、
ん~~とかぼそぼそ言いながら家じゅうを歩き回って、
「どうしたの?」と聞かれたので今日のことを話すと、
「それは、そうだったらおめでとうだし、そうじゃなくてもまた来るからいいよ!ってことで」とお互いになんとも微妙な感じの雰囲気で。
また1週間後に検査薬を試してみたら、無事【陽性】となったわけですが、
年末で病院も休みに入り、年明けに病院を受診し、【妊娠が確定しました】

突然訪れた切迫流産

1歳児クラスを受けもっていまして、まだ抱っこが必要だったり、担当している子の中には少し多動気味の子もいたので、クラス内の先生方には早めにご報告。皆さんおめでとうと言ってくださって、無理せず仕事はそのまま働くことができていました。
主人も協力的で、たくさん調べて、すぐに腹巻やあったかソックス、葉酸のサプリメントなんかも買ってくれていて、
楽しみだね~と毎週のように赤ちゃん本舗を見に行っていました。

初めて心拍が確認できた時、二人で「すごいね~!」「動いてるね!」と
エコー写真を見ながら過ぎしてきたある日、
妊娠中は歯周病に気を付けなければいけないとネットで見て、
そういえば歯の検診にしばらく行ってないなと、遅番の出勤だったため、朝一番に歯医者に行くことにしました。
出発前にトイレに行くと、少量の出血が。
あれ・・・?
もうドキドキが止まりません。先週末には心拍も確認されてたし、
お腹も痛くない。なんで?
とりあえず、ざわつく気持ちのまま、歯医者に行き、
歯医者では問題なく。
出勤まで時間があったので、産婦人科にも行ってみると、
「出血が止まるまで、自宅安静にしましょう」
「この時期にはよくあることだから、出血が止まれば大丈夫。もし今後、鮮血や腹痛があればまた来てください」と言われ、
診断は【切迫流産】とのこと。

急な出来事でパニックになりました。
ひとまず事情を職場に伝え、1週間自宅安静になり、
不安な日々が続きました。

出血が止まった

自宅で安静にしてから3日目には出血が止まり、
ここまでくれば、週明けには復帰もできるかなと、
姉とLINEビデオで話しながら過ごし安心していました。
毎日お腹に話しかけながら「ちゃぽた~がんばれ~!」とお腹をさすり、
安静にと言われても何してればいいんだろうと、
ただただ寝て、起きて水分を摂って、寝て、
こんなことで良いのかな?と思いながら、ただただ日々が過ぎていくのを寝て過ごすばかり。職場は大丈夫だろうか、クラスは大丈夫だろうか。
でも今はお腹のちゃぽたのことを考えなきゃ。安静に安静に。。。

2回目の出血

翌日の夜、
また出血してる。。。

昨日は止まったのに。
なんで??

主人にも不安で泣きながら話した。
主人も大丈夫だから、一緒に病院に行こうと
次の日は午前中で仕事を早退してきてくれて、
病院へ受診。

「赤ちゃんは元気ですよ!」
心拍もまた確認できて。身体も少し大きくなって。
「子宮を大きくするために、新しい血管がどんどんできていくのですが、
その中で血管が切れてしまううこともあるので、その出血がでてきているんだと思います。流産の心配はないので、このまま安静にしましょう。
週明けにもう一度きてくださいね!」と言われ、一安心。
また二人で心拍も聞きながら、
「なんかビート刻んでるね、DJみたいだ!笑」「私たちの子らしいね!」なんて話して、また笑顔になって帰宅し、再びベッドへ。

安心しながら眠りにつき、
翌日は土曜日。主人は朝から買い物に行き、週明けの分の作り置きをたくさん作ってくれました。私の職場にも、検便を届けてくれました。
本当にこの人と結婚して良かった。と優しい主人に甘え、
そんな夜は節分。二人で恵方巻を食べて、いわしも食べて、豆まきもして。
「来年は3人で豆まきだね!」と話しながら、
次の日は主人の誕生日。普段通りにはできないけど、
ウーバーでケーキでもとって、お家でお祝いしようね!と楽しみに話しながら、ふとお腹の痛みがあってトイレに行くと。

3回目の出血

あれ・・・また鮮血だ。
でもまた血管が切れたのかな、念のために主人を呼び、
これって鮮血かな?と確認しながら、
あれ・・・でも血が止まらないな。。
とりあえず部屋に戻ろうと立ち上がったとたん、
トイレの中に何かがある。。。
(ここからは、少し内容があれなので、飛ばしてもらっても構いません)

トイレの中に小さな透明な袋があって、
「えっ・・・これって・・・まさか、違うよね???」
慌てる私を主人が落ち着かせ「大丈夫だから、いったん落ち着こう」と
もう22時ぐらいだったので、すぐに夜間診療のできる近くの大学病院に連絡。トイレの中に落ちていた袋も念のためにジップロックに入れ、タクシーで病院へ向かいました。
もうだめかもしれない。
もうだめかもしれない。
もうだめかもしれない。。。


自然流産に

病院へ着くと、処置室へ。
私が採血をしている間に、持ってきた袋を先生がきれいに洗ってくれて確認をしてくれていました。
「あぁ。。。これは。。。中にいるね。。。」と
先生と看護師さんの話す声が聞こえた瞬間、
だめだった。。声をあげながら泣きました。

「ごめんね。辛いと思うけど、カルテがないから最初から全部聞かなきゃいけないの、教えてくれる?」
先生に言われ、最終生理日から今までのこと、全部泣きながら話し、
「初めての妊娠だったんだね」
「辛いんだけど、さっきの袋はおそらく胎嚢で、中に赤ちゃんもいたと思う。これからエコーで診てみようね」と診察台に。

昨日までそこにあったのに。
映像の中に、確かに赤ちゃんはいたのに。
心拍だって聞こえたのに。。
もうあの姿が見えなくて、
やっぱりいなくなってしまったんだと、ただただ泣くことしかできず。

「やっぱりね、きれいに出てきてしまっていたね。自然流産になります。
ただ、このまま子宮の中の物を取り出すこともできるけど、痛いし、辛いと思うから、あとは薬を飲んで、安静にしようね」と診察室に戻り、
主人と一緒に先生の話を聞くことに。

診察室から私の泣き声が聞こえていたらしく、主人はもうわかっていたみたい。「よく頑張ったね」最初にかけてくれたことは、その言葉だった。

「この週数での流産はよくあることで、誰のせいでもありません。だから絶対に自分やお互いを責めないでください。1回目自然妊娠ができているから、次も絶対に希望があります。今は辛いけど、今日は二人でたくさん泣いて、赤ちゃんのこと思って悲しんであげて、いっぱい悲しんだら前を向いて、また二人で過ごしていきましょう。身体がよくなるまで、私たちがサポートするし、今後の妊娠もサポートするので。」と
「念のために赤ちゃんを病理の検査にまわすので、後日結果を聞きに来てくださいね」と薬をもらって帰宅することに。

この後、主人から、
夫として250点!な一言をもらいます。
その話はまた!


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