「広く浅く」「狭く深く」どっちが幸せか
皆さんは、色んなことを同時並行で進めるのが好きですか?
それとも、一つのことに集中して取り組む方が好きですか?
1.今の私は「狭く深く」が幸せである
私は最近、この問いに対する私の答えをずっと考えていました。
そして実際に、どちらが幸せか検証実験をしている最中です。
検証し始めてから約3ヶ月が経った今、ふとその答えが固まったような気がして、急いでnoteを書いています。
結論から言うと、
狭く深く、頑張る対象を絞ってコミットする方が幸せ
これが私の答えなんじゃないかなーって思ったのです。
2.やりたい事が多すぎる大学4年生
まずそもそも、何故この問いが議題に挙がったのか?
それは、学生生活最後の一年間を無駄にしたくなかったからです。
学生という身分のうちに、出来ることはなんでもやりたい。
社会人の準備期間として、身になる経験をたくさん積みたい。
就活を終え、晴れて自由の身となった私には、そんな溢れんばかりの好奇心とやる気があったのです。5月当時の私には。
ちなみに、もちろん今もあります。(じゃなかったらこんなテーマを真面目にnoteに書かないです笑)
そのためには、色んなことを手広くこなす必要がある。でも、私は今まで「狭く深く」しか物事に取り組んだことがなかった。
そこで、この対照的なテーマを天秤にかけて、自分はどっちが幸せなのかな?を知りたかったんです。
3.検証実験の中身
この3ヶ月間、興味があるものや価値があると思ったことはもう色々手出しました。
車の免許を取ったり(晴れて達成)、ITベンチャーで長期インターン生として働いたり、ご飯・遊び・旅行の時間を惜しみなく取ったり。
他にも、知人の誘いに乗って、Webサイトのデザインにも挑戦しました。
反省多々ありだけど、めちゃくちゃ楽しかったな〜。
とにかく興味あること色々やって、どんな発見があるのかなって純粋にワクワクしながら過ごしていました。
実験中は、Notionに「わたしプロジェクト」というページを作りました。
その中で、今自分が頑張っているタスクを一覧にして、それぞれを”プロジェクト”と捉え、自分の力配分を常に俯瞰できるようにもしました。
色んなことに手を出すと、忙しい時などに「結局これって何が目的で始めたんだっけ・・・?」と見失いそうだと思ったので、それを忘れないように、常にモチベーション高く取り組めるように、"目的の言語化"もよくしていました。(Notionの一部抜粋↓)
現在私が抱えているプロジェクトは8つ。ざっくり言うとこんな感じ。
①電話営業のアルバイト
②研究室・卒業研究(地味にやばいんだなぁ…!!)
③長期インターン
④基本情報技術者試験を取る
⑤デザインの勉強
⑥自分磨き
⑦内定先での23卒プロジェクト参画
⑧遊び倒す(これは歴としたプロジェクトです。)
時期によってどのプロジェクトに力を入れるかはまちまちだけど、朝から夜までぎっちりスケジュール組んで頑張っていました。(なお、過去形になりつつある)
これをやってどう思ったか?5章に書きます。
4.いい意味で”視野が狭かった”過去の自分
少しだけ私の過去の話。
自分はめっぽう「狭く深く」派でした。
高校時代は、軽音楽部の副部長として働きまくりました。バンド活動しか私には生き甲斐なかったですね。
引退後は、すぐ受験勉強が始まって、ずっと勉強漬けの日々。
小学生からずーーっと大好きだった嵐を完全封印して、高3の一年間は嵐の顔見てないし、ウォークマンから嵐の曲全部消しました。(もはや病)
ほんのわずかな邪念も無くしたくて、高校卒業までスマホは買わずに、子供用のガラケー使ってた。それくらい受験勉強にフルコミットしてました。(やっぱ病)
大学受験の結果は良いものじゃなかったけど、「自分が本気出したらここまで頑張れる」って知る事ができたので、全く後悔してません。良い経験だと思います。
大学1〜2年は、サークルの代表として朝から夜まで身も心も捧げました。
今振り返ると正直、「悩みすぎでしょ…責任ひとりで抱え込みすぎでしょ」って強く思います。でも当時は、それだけサークル活動が楽しくて、自分が働いた分だけチームのみんなが喜んでくれるって思ったら、もう身を粉にして仕事してました。まじで狂ってると思います。
体力もメンタルも辛かった。でも、「熱中しすぎるとこうなっちゃうんだよ、だから気をつけようね!」っていう自分への注意喚起、戒めになったので、これもまた良い経験。やり切ったな〜と思います。
サークルを引退してからは、就職活動。寝ても覚めても、就職活動。
朝からESを数本書き、昼は面接を受け、夕方はOB訪問、ご飯食べた後は初対面の就活生とグループディスカッション練習。
こんな日々をひとり孤独に送っていました。
先行きが分からず常に不安だった。でも、その不安や辛さから逃げないで、ちゃんと向き合って、とことん自分を追い込んだからこそ、行きたい会社とご縁を持つ事ができて、後悔のない最良の選択が出来たと思っています。最高の就活でした。これもまた、めちゃくちゃ良い経験です。
こんな風に、自分の過去の経験を振り返って思うことは、
自分は「一つのことに全ての熱量を注いだからこその経験や学びに価値がある」と思っている
という私の考え方・スタンスです。
就活前の自分は、生きてる世界がすごく狭かったから、他の選択肢を知らなかっただけなんだとは思います。
それを逆手に取って、目の前に現れたものにとことん打ち込む。これが、今までの私なんだろうと分析しています。
5.このままいったら私の手元には何も残らない
3ヶ月の実証実験を経て、どう感じたか。
一つ目。
わたしって、結局何やりたいの?
どっちつかずな自分に、心底イライラしてしまったんです。
「Aもやらなきゃ、Bもやらなきゃ、、でもAやらないと締め切りが。。でも本当は今すぐBやりたいのに。」
タスクが溢れまくって、全てを満足いくまで追求できない自分が嫌いになりました。「んで、結局自分は何がしたいん?」と。
感じたこと二つ目。
そのタスクに割く時間が少ないから当たり前と言えど、周りの人より良質なアウトプットができない状況がイライラする。。。
私は恥ずかしながら、成果や結果にある程度固執する人間です。
なので、周りの人と同等もしくは良いアウトプットが出せてない自分をマイナスに感じました。
だから結果を出そうと思って、より時間を割いてコミットしようとすると、他のタスクにしわ寄せがいって、でそれを調整するために・・・と無限ループ。
そして今、スタバで抹茶フラペチーノを飲みながら、ふと思ったのです。
あ、私このまま行ったら、手元に何も残らず一年が終わるわ。
6.切り捨てる勇気を持たなきゃ
今8つのプロジェクトを兼任し、心も体力もいっぱいいっぱいの自分。
このままいったら、全てが中途半端で終わる。
なんの学びも得られず、学生生活を終えることになる。
決めました。いくつかプロジェクトを切ります。
厳密には、順番を決めて一つずつ消化しようと思います。
色んなことやりたい!って宣言しといて実現できない自分情けなすぎる・・・って思っちゃいます。でも、今ここで軌道修正しなかったら、半年後にもっと後悔する未来が見えてしまった。
明日から、心を入れ替えて頑張りたいと思います。
大学4年生の1/3が終わった今、一つ重大な決断をしたような気がします。
この決断に後悔しないように、腹くくって目の前のタスクに集中しようと思います。
打倒、基本情報技術者試験!!!!!!(号泣)