ぐらしあすの「釜山のロッテホテルのコーヒーラウンジで寝込んでしまった話」
もう何年か前の話しだけど、ソウルから一度釜山に行きたいなと思い、
日本でネット検索していた。
そしたらソウルから釜山に行くバスがあり、なんと無料と書いてあった。
なぜかというと、外国人の観光客を増やそうという試みの一環で、そのバスに乗るにはネットで事前に予約する必要があった。
すぐさまネットで予約完了。
これは釜山行きだけではなく、他の地方都市に向かうバスもあったけど、どの都市に向かうのかは忘れてしまった。
そのバスに乗り込んだら、一目散に最前列をゲット。
田舎風景などを観て楽しんでいた。
しかし、運転手さんを見たら、前の車との車間が狭いうえに、携帯でメールを打ちながら運転していたのにはヒヤヒヤした。
途中トイレ休憩でサービスエリアへ。日本とよく似た雰囲気。
バスは5時間ほどで釜山に到着し、ぐらしあすは「チャガルチ市場」へ行った。
大きな建物に何軒もの魚屋がひしめき合っている。
大抵のみせはおばちゃんが一人できりもりしている。
小さないけすの隣に一つテーブルがある。
いけすの中には「アワビ」「ヒラメ」「タコ」などが泳いでいて、立ち止まっていけすを覗いてみようものなら、おばちゃんの引っ張り攻撃にあう。
他の店も見たかったので、見て回り、またまた最初の店のおばちゃんの前を通り過ぎようとしたとき、おばちゃんはぐらしあすのことを覚えていて、またまた引っ張り攻撃を受け、この店に決めた。
日本ではなかなか食べられない、「アワビ」と「ヒラメ」を刺身にしてほしいというと、金額を提示してきた。が、ちょっと高いと思い交渉して値引いてもらった。
刺身のほかにサービスが出てくるわ出てくるわテーブル一杯になった。
キムチ、白菜の漬物、チシャの葉、にんにく、豆腐など。
ビールを置いてなかったので、焼酎を頼んだ。
小瓶で出てきた。
さすがに刺身はうまい。
ごま油のほかに、日本のしょうゆとわさびも置いてある。
たらふく食べて飲んだ。
しかし、焼酎は侮れぬ
かなり酔ってしまい、帰りのバスまでまだ時間があったので、コーヒーでも飲もうと、ロッテホテルのコーヒーラウンジに入って「コーヒー」というと
ラウンジのお姉さんが「コピ?」と言った。
コーヒーを一口二口飲んで知らぬ間に寝てしまっていた。
しかもラウンジの正面にあるテーブルで。
気が付いたら2時間寝ていた。
格式高きロッテホテルにとってはさぞ迷惑なことだったろう。
再びバスに乗ってまたまた気づいたらソウルに着いていた。
しかし、刺身は安くてうまかった。
もう一度釜山に刺身を食べに行きたいと思う。
いいなと思ったら応援しよう!
![ぐらしあす](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99208496/profile_aef14f365bb28c11e8418b23025ed83f.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)