ぐらしあすの「当事者が、自分たちをこれから支援する新たな職員の採用不採用の決定について、当事者の意見を尊重するとういうことついて」

こと精神障害者当事者についてのみの記事である。

ぐらしあすはこれまで精神科デイケアや地域活動支援センターにて勤務したことがある。
そして職員採用の採用面接は、ぐらしあすや上司、ぐらしあすと同僚などが当たり前のように行ってきた。

精神障害者(以下当事者と記す)支援施設、上記以外に就労継続支援事業所や就労移行支援事業所、生活介護、生活訓練施設、グループホームなどいろいろあるが、そういった医療機関や社会福祉法人、NPO法人、株式会社、一般社団法人等の職員採用の面接に関しては、その医療機関や法人の責任者や職員が、新たな支援者の入職についての面接を行うということが、なんら疑問もなく行われているし行われてきた。
そして新たな職員が採用される。

そうなると、当事者にとっては、自分たちが知らない人がある日突然自分たちの支援者として現れることとなる。

これってどうなんだろう?

医療機関や法人の責任者や職員が、新たな支援者を採用不採用を決定すること、また、新たな職員がたとえ採用となっても辞退するのは自由である。

支援者は、広い意味で当事者の人生や、日々の生活のし辛さに向き合い、当事者がどうしたいのかを一緒に考え、立ちはだかる課題について共に考え行動したり、時には大いに笑いあえる存在である。つまり当事者に大いに影響を与える人物である。

職員が、新たな支援者が自分たちの組織の方針に沿っているか否か、
支援者としての人格、資質を有しているかを勘案して採用不採用を決めるののだが、そこにはその組織に属する当事者の意見は反映される様子は、ぐあしあすの知る限りない。

というか、そもそも支援者側にそういった発想すらまずない。

つまり、面接に当事者も同席するのがベターだと考える。
もしくは試用期間において、正式採用決定をするか否かについて、当事者の意見を尊重するのがベターである。

それは、いざ採用した、しかし適性に合っているか否かというレベルの問題とは異なり、いかに当事者と同じ時間を大切に共有し、同じ空気を吸い、人間同士として尊重しあえることが出来るか否か、これらは支援者の知識や安易な友達感覚とも異なり、お互いの出会いを尊重し合えるか否かが最も大切な問題であると考える。

支援者(精神保健福祉士)は、こと福祉的領域においては、精神科医からの指示を受ける義務はなく、あくまで指導を受ける立場である。したがって、
医療モデル視点を押し付けてくるドクターに、逆に福祉モデルを提案でき、その提案にドクターを巻き込んで行動出来る人物が非常に望ましい。

そういった人物を採用するにあたり、当事者置き去りではならない。

このことは、ぐらしあす自身の反省の意味も込めている。



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ぐらしあす
ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。