乗っ取り
ちょっと、頭をガツーンとやられるようなことが起きましてね。
自分の個人メールにアクセスしようと思ったら、7時間前にパスワードを変更されたというのです。私は変更していないです。「乗っ取り」だとすぐ思いました。それでバックアップ用に記憶させておいたメールアドレスにコードを送ってアクセスしようと思ったら、アホなことに、アドレスの打ち間違いをしとるんですね。アクセスできないんですよ。なんとかGmailに報告できたと思ったら、本人確認するので48時間お待ちくださいとのこと。
このときの絶望感はすさまじかったです。考えてもみてください。
このメールアドレス、仕事以外のほとんど全部のことに使用していたんですよ。金融機関も友人もオンラインショッピングもなんやかんや。過去10年以上使い続けてきたこのアカウントには、ありとあらゆる情報が詰まっているわけですよ。そこに誰かがアクセスして2日間情報を自由に使い放題。。。正直、心臓発作起こすかと思いました(笑)。運良く、旦那が在宅勤務でIT専門の人なので、とりあえず金融機関やショッピングサイトのメールアドレス変更と支払い関連の紐付けを解いて、、、と色々と一緒に対応してくれました。一人だったら泣いていたと思います。マジに。
なんで最悪の事態を想定したかというと、友人のメールアカウントが以前に乗っ取られて、実際に「今ロンドンにいて財布を落としてお金がない。以下の銀行口座にお金を送ってほしい」というメールを受け取った経緯があったからなんですよ。メールアカウントってパスワードあるから乗っ取られることないでしょ、と思っているそこのあなた。あるんですよ、こういうこと。今、もちろんフィッシングとか頻繁にあるから、皆気をつけているとは思うけど、郵便局や宅配便、税務署になりすましてショートメールで連絡してくるなんてこともあります。リンクをクリックするだけだから、本当に忙しいときは騙されそうです(本当に最近は巧妙。。)
ともかく、48時間待たなきゃいけないわけですよ。どうにもしようがない。できることはやった。でも夜、とても寝れるどころじゃない。どんだけ無意識にメールアドレスをいたるところで使用していたか。お店で聞かれたら疑いもせず提示していた。いろんなフォームに書いていた。ソーシャルメディアも全部使ってるじゃないか。パスワードなんて、メールアカウントを掌握できていれば、再設定を申請して簡単に変えられる。ああああ、自分のメールにアクセスできないことが、こんなに大変なことだなんて!!実際にそこから金銭的な盗みをしようとするのは困難かもしれないが、全員送信でフィッシングメール送るなんて容易いし、どんな個人情報だって手に入る。
結果からいうと、1.5日でGmailさんがパスワード再設定を許してくれて、アカウント取り戻せました。しかも、自分の携帯からパスワード変えたことになってる。。。。どいうこと?寝ぼけたか?本当に記憶にないんだよ。ともかく乗っ取りではなかった。。。よかった。
しかし、この体験は本当に有意義なものであった。乗っ取りはなかったが、アカウントを失ったと思ったときのあの感情、1.5日の地獄はリアルだった。いかにテクノロジーに我が身のすべてを任せきっていたことか!現代は便利になったし、メールアドレスがあるから、いろんな買い物が簡単にできたり、いろんな人と繋がったりできる。でもセキュリティは本当に、、、、万全に!二段階認証(必須)、バックアップ用のメールアドレス指定(必須)!!! これやってない人、マジにお願いします。今日、設定してください(笑)。アマゾンのパスワード忘れても再設定すりゃいいや、とか思ってるそこのあなた!ダメですよ!メールアカウント取られたら再設定どころじゃないですよ!
とにかくメールアドレスのセキュリティは何よりも重要。仕事のメールアカウントが乗っ取られたら、本当に信用問題です。旦那いわく、一番まずいのは同じパスワードを至るところで使用することらしいです。LASTPASSとかパスワード保管ツールを使用して、すべて固有パスワードで管理してください!
二段階認証はオプションではないです。もはや、必須です!
あとは、私に記憶障害がないかどうかだけ。。。それのほうが心配かも。。。。(笑)