嫌いな人。
嫌いな人っているものです。どうも相性が合わないとか、なんか一緒にいると苛々するとか、どうもモヤモヤするとか。
嫌いってのは、なかなか強い感情でして、かのイチローさんは「嫌いな人がいたらどうしますか?」っていう質問をされて、「嫌いって言われたら、僕はゾクゾクします」と、なんともドSな回答をしていました。ものすごいエネルギーが自分に向けられて意識されているから、だそうです。
なんで、そもそも人を嫌うのか?
なにか人って、未知のものを見たときに、不安になりませんか?自分が怖いことを平気でやっちゃう人、自分のルールや常識を守らない人、自分にできないことを出来る人、自分のやり方と違うやり方があって、それに自信がある人。いやはや、なんとも宇宙人。こういう宇宙人がいると、自分が今まで色んなものを犠牲にして必死に守ってきたものが否定されるようで、揺るがされるようで怖い。。。ああ、近寄らないで〜。
結果、自分と異なる人を嫌いになるのだろうか?
確かに自分の言動に同調してくれる人って好きになれなくても、嫌いになる理由はあまりない。
でも、意識している時点で、その「異なると思っている人」には何か、自分との強い共通項があるのであろう。
いずれにしろ、人生半分生きてきて、割と大事なことは、好きな人からも嫌いな人からも同等に学んだような気がする。好きな人は自分の長所を示して伸ばしてくれる。嫌いな人は、「別の在り方」を教えてくれて、自分について学ぶ機会をくれる。
人生が、自分がすでに生まれもって備えている美や完全性に気づくまでの道のりだとすれば、似たような人とも、異なった人とも、出会って、関わり合っていかなくてはならない。自分を知る唯一の方法は、人との関わりのなかにあるはずだから。
との思いから、お家大好きのおばちゃんは、いそいそと週末、出逢いを求めてお外へ出掛ける。