【オススメおもちゃ紹介】はじめての果樹園ゲーム
みなさまこんにちは☺️
今日は、ドイツのHABA社から出ている幼児向けボードゲーム「はじめての果樹園」をご紹介します🇩🇪
はじめてボードゲームにふれる2歳頃からオススメ!
このゲームは、果樹園にある4種類のくだものをカラスより先にプレイヤー全員で協力して収穫するという内容です。
サイコロを振って出た色のくだものをみんなでバスケットに集めていくだけのシンプルなゲームなので、対象年齢に限らず、小さな子どもでも色がわかれば楽しめます。
サイコロにカラスの絵が1箇所だけ書いてあり、それが出たらカラスが一歩前に進める仕組みになっています。
先日、授業で学生たちに様々なボードゲームで遊んでもらったのですが、なんと!最も盛り上がらないゲームだったんですよね😂
2歳からできるのに、なぜ20歳近い学生にはイマイチなのか。。。観察してみました。
しばらく様子を見ていたら、ルール通りにものを配置したら順番にサイコロを振り、出た色のくだものを黙々と箱(バスケット)に入れていました。
ゲーム=対戦、勝敗、そんなイメージだったのかなと思います。あとから話を聞いてみたら、すぐ終わってしまう、簡単すぎてつまらないなど、色々な発見がありました。
そこでこんなことをお伝えしました。
「このゲームは協力型ゲーム。シンプルだから、ルールだけを意識しているとすぐに終わってしまうし、子どもも一緒に遊ぶ楽しさがわからないよね。だからこそ、大人がそのゲームの世界観を楽しく伝え、物語に誘うことが大切。そして、どう声をかけてかかわるかが最も大切ですよ。」と。
文章でお伝えするのはなかなか難しいのですが、例えば果樹園なら、果樹園を作る(果物を同じ色ごとに集める)といった準備段階からもう遊びなので、単なる色分けではなく「りんごの木はどこにしようか?」など声をかけてみたり。。
「カラスさんからくだものを守るよ!みんなでがんばろう!」
「(サイコロを振って)赤が出たね!赤のくだものはどこかな?りんごが取れたよ🍎甘くておいしそう☺️」
など、大人が物語の世界を楽しみながら声かけしていく。コミュニケーションを育む遊びってそんなことからはじまるのではないかと思います。
アナログゲームは一緒に遊ぶ人がいて初めて成り立つ遊びです。だからこそ、大人が率先して遊びを楽しんでいただきたいなと思っています。
ルールの理解、色の理解、数字の理解。思考力、判断力が身につくなど...。アナログゲームで遊ばせると子どもに様々な力が身につくと解釈をしている人が多いと感じますが...。
それが大人のやや強制的な教えによって遊ばされたものなのか、子どもが自ら遊びたい!と感じてかかわったことなのかによりその意味は大きく変わります。
子どもが自ら遊びたくなる原動力は、楽しい!ワクワク!から始まるのです。その要素がないと、子どもはおもちゃに魅力を感じません。
そのために、まずは大人がたのしんで。あそばせるのではなく、大人にあそぶことが楽しい!と実感していただきたいなと思います。
大好きな大人が楽しむ姿は、子どもに必ず伝わります。おもちゃの広場では、単なる遊びの紹介ではなく、そんなお話しを交えながら遊びをご紹介しています🌿