見出し画像

バイオトイレとは<オフグリッドハウス>


オーストラリアの大自然のなかで暮らし
植物の力に魅力され現在メディカルハーブを勉強中のAmiです。


私たちは今、電気や民間からの水道の通っていないいわゆる "オフグリッドハウス" というかたちの家を借りて住んでいます。

オフグリッドとは
グリッド(電線)をオフするという意味だそうです。



そのなかでも今日はよく聞かれるトイレについてシェアしようと思います。


私たちのトイレは
「コンポスト トイレ」や 「バイオトイレ」とよばれるスタイルで
多くの水洗トイレで排泄物を下水に流すのではなく
有機物と混ぜて堆肥化して自然に返すというものです。


オーストラリアのタスマニア のCloudy bayというところにある私の中でのナンバーワントイレ


小窓から見えるビューが最高





オーストラリアでは街から離れたナショナルパークでは割と見かけます。
またドライな気候のオーストラリアはお水が貴重であり、節水や節約目的で設置する家庭も多いんだとか。
年間一人当たり2万リッターの節水になるそう。


日本でも登山者用だったり水道か通ってないような田舎にはたまにこういうスタイルのトイレがあるようです。


DIYする方もいるようだし、簡易的なものを災害時用に準備している方もいるそう。
オフグリッドなライフスタイルをしている方は使っているのかも。


わたし達が使っているものはバイオトイレ専門の業者が売っているもので全てがセットになって売られています。



バイオトイレでおがくずを入れる工程が好きな娘


バイオトイレの使い方

では気になる方のために使い方ですが、普通とよばれる水洗トイレを使う時と何ら変わらず用を足し笑、
水を流す代わりにおがくずという木をこまかくしたチップを一掴み入れてスプレーをする(大の場合のみ)。トイレの蓋閉める。終了です笑
スプレーはバクテリアを発酵させてつくられた洗浄剤で汚れやミネラルを分解するけど堆肥のなかの微生物は殺さないもの。


トイレの使用感

普通…です。
水を流さないのでなんとなくやり残した感?というか、なんか忘れてる?ってなります。犬みたいに脚で蹴って砂かけたくなります笑
シンプルです。
訪れた友人が口を揃えて言うのが、気になる匂いは全くなく、むしろ木のチップの香りがするから全く臭くない、と。
その理由はダクトにあるそう。

ダクトがトイレの内部から上方向について常に回っていて、直接外につながっているのでトイレ内には全く空気が流れないからなのです。

clivus multrumより

物理的にそうは言っても不思議なほど匂わないのです。

それがいわゆる昔のぼっとん便所との大きな違いかなと思います。

お手入れ

日常的なものは付属のハンドルがついているので外側からハンドルを回します。
これは使用した時必ずではないですが、気づいた時にやっています(感覚として3日に1回くらい)。
これをすることでタンクの中の排泄物とおがくずが撹拌されるようになります。


数ヶ月経ち、タンクを交換します(担当は旦那)
。タンクのスペアがあるので、しばらく放置してたまにハンドルで撹拌して堆肥化を進ませます←堆肥化するまでなかなか時間がかかる

最終的に排泄物が堆肥化して自然に返します。


バイオトイレを使ってみて感じたこと

わたしはトイレの使用感としてはとても快適だなと思っています(タンクの交換は旦那さんがやってくれるので笑)。
でも水洗トイレって一瞬で自分の糞尿が消えてなくなって本当にすごいなぁ〜と改めて感動します。笑
令和になって水洗トイレに感動するなんて思いませんでしたが…笑

世界中で自然災害が多い世の中なので、ひとつの知識としてでも
こんなトイレもあるんだな〜と聞き流してもらえたり、
気になっていた方の何かの役に立てばと思いシェアしてみました。


いいなと思ったら応援しよう!