恋と愛の違いとは?の話

「恋と愛の違い」
これって何でしょう?ふと考えることがあります。明確な定義はあるのでしょうか?


子どもの頃の私はそこそこマセガキだったのか、小学4年生の時に担任の先生(男性)に「恋と愛の違いって何?」と聞いたことがあります。
私が今聞かれても「う〜ん……」と考え込んでしまうことをサラッと聞いてしまって、先生もさぞ困っただろうと思い返します。


先生の答えは


「恋は大きな炎 激しく燃えていても一瞬で消えてしまうこともある」

「愛は小さい炎 燻り続けてすぐには消えない」


と言ったのです。
なかなかにロマンチストな先生ですよね。


確かに恋は燃え上がるのも冷めるのも(覚めるのも)早いイメージです。
愛というと温かで揺らめいて火で喩えるなら灯る、という言葉が合うでしょうか。


大人になって、妹に同じ質問をしたことが有ります。すると、


「恋は一瞬。続いているようでも好き、とか素敵、が何度もやってくるから、断続的に続いているように感じる」

「愛は深くなる。掘り進めるには継続的に時間がかかる。掘り過ぎの崩落には注意。」


なるほど。
確かに恋の時は一瞬一瞬がキラキラして見えたり、いままで見たり触れたりしたものの感じ方まで違ったり……色とか明るさが変わるような気分になることもあります。
それを越えていくと、安心や平穏、和みや癒やしなどが増えてきて、キラキラではないやわらかい光がそこにある感じになるかもしれないです。


火傷するような熱さではなくお風呂みたいな温かさ。


そんな時間を過ごすことが愛というのならば、そこには何も変わらない平穏な日々を過ごすことができるのが幸せであり、愛のある生活なのかもしれません。


実際は怒ったり妬んだり、不安になることもたっくさんありますよね。
ですが、何も変わらないような明日が迎えられることは本当に幸せなのかもしれません。日常の他愛ない積み重ねに愛を見つけられたらいいなぁ、と思いつつ今回は終わります。

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