見出し画像

世界の伝統的なお菓子〜日本の洋菓子〜

こんにちは!
最近めっきり涼しくなってお菓子が美味しく食べられる季節になってきましたね。

前回のnoteをお読みいただいた皆さん、ありがとうございます。
沢山の方からスキをいただいて(自己最高数でした!)驚きと嬉しさでいっぱいです!
そしてその嬉しさを原動力に、予定より早めに第2回目を書いてしまいました。笑

あ、1回目のまだ読んでない方は興味があればぜひ。


さて、今回は日本発祥の洋菓子についてです。
日本の洋菓子文化は明治8年(1875年)に東京京橋にあった風月堂の米津松造氏が製造したビスケットから始まりました。
明治時代は、文明開化の名の下に外国の文化が自由に入り、お菓子の世界にも洋菓子製造技能や洋風食材が導入された時代でした。

西洋から入った文化や知識をもとに作られた、日本発祥の洋菓子をこの記事では紹介していきたいと思います。

画像1

❶ショートケーキ

画像3

イチゴなどの果物をスポンジケーキと生クリームで挟んでデコレーションした、日本では誰もが知る定番のケーキ。
その発祥については不二家とコロンバンの2つの説が有力とされています。
不二家では大正時代に、創業者の藤井林右衛門がやわらかいスポンジにクリーム等を組み合わせたショートケーキを独自に考案したと言われています。

コロンバンは大正時代に創業し、ショートケーキを考案し販売、宮内省(現宮内庁)への納品が開始したとされています。

ちなみに元となるケーキはイギリス発祥で、ショートブレッドというサクサクした厚みのあるビスケットで生クリームと苺を挟んだものとされています。
それを日本人好みのふわふわスポンジに変えたら定番化したんですね。

不二家のショートケーキは食べたことあるけどコロンバンのは食べたことないので今度機会があれば食べ比べしたいと思います。

❷チーズケーキ

画像4

そもそもチーズケーキは紀元前のギリシャが発祥と言われています。
それがポーランドやアメリカに渡り、そして戦後アメリカの進駐軍から日本に伝わったとされています。
そして日本で独自に作られたチーズケーキ2種類を紹介していきます。

・レアチーズケーキ
クリームチーズと生クリームをベースに、ゼラチンを加えて冷やし固めたなめらかな口当たりのケーキ。
東京・赤坂のレストラン「トップス」が1964年に発売したものが始まりだと言われています。

トップスはチョコケーキが有名ですが、レアチーズケーキ発祥のお店だとは思いませんでした。

・スフレチーズケーキ
軽やかで、ふわっとした食感が魅力のスフレチーズケーキ。
ベイクドチーズケーキの材料を一部変えて、ふわふわのメレンゲを加えて湯煎焼きにしたものです。
海外では「ジャパニーズ・チーズケーキ(コットン・チーズケーキ)」と呼ばれているそうです。
大阪万博の時にプラザホテルの安井寿一氏が考案したものだとか。

スフレチーズケーキは大阪のりくろーおじさんのチーズケーキが有名ですね。
私はお寿司屋さんとかで食べられる100円スフレチーズケーキが好きです。笑

❸ミルクレープ

画像5

クレープ生地と生クリームを幾重にも重ねたケーキ。
ミルフィーユと名前が似ているからフランスのお菓子かと思いきや、こちらも日本発祥のお菓子です。

西麻布のカフェ「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」(2015年に閉店)と、南麻布のカフェ「ペーパームーン」(2013年に閉店)がそれぞれ元祖を主張しているとのことですが、どちらも同じ工場でケーキを作っていた時期があったのが原因だそうです。

ちなみにミルクレープが日本中に広まったきっかけは、ドトールコーヒーがルエル・ドゥ・ドゥリエールから許可を得て売り出したことだとされています。

ミルクレープ専門店のカサネオというお店のミルクレープが美味しいのでおすすめです。
もちろんドトールも美味しいですよね!

❹生チョコ

画像7

溶かしたチョコレートに生クリームや洋酒を混ぜて作ったとろける食感の生チョコ。
そんな生チョコが誕生したのは遡ること1988年、神奈川県平塚市に本店を構える洋菓子専門店のシルスマリアで創業当時のオーナーシェフによって作られたそうです。

バレンタインの手作りお菓子として定番ですよね。
ココアをこぼさずキレイに食べるのが難しいなあと常々思っています。笑

❺コーヒーゼリー

画像6

ブラックコーヒーにお砂糖とゼラチンを混ぜ固めたゼリー。
コーヒーフレッシュやクリームをかけて食べるのが一般的で、コンビニだけでなくカフェなどのデザートとしても売られています。

コーヒーゼリーの起源は大正3年4月3日、読売新聞の家庭面にレシピが初めて載ったことで家庭で作れるデザートとして広まりました。

日本でコーヒーゼリーが飲食店のメニューに登場したのは1963年。
軽井沢で夏にのみ営業していた「ミカドコーヒー」という喫茶店で初めて販売されました。

ちなみにかつてはアメリカなどでも販売されていたのに人気がなく、世界的に見るとマイナーなデザートなのだとか。

コーヒーゼリーが美味しくなった時、大人になったなあと思いました。

画像2

いかがでしたか?
2回にわたって日本発祥のお菓子を紹介しました。
洋菓子は意外と日本発祥なんだなあというものが多くて調べるのが楽しかったです。

次回はどこの国にしようかな…と考えていたのですが次回はいきなり番外編です!
お月見もしくは月にまつわるお菓子を調べてまとめていきます。
「新しいお月見」のコンテストに応募する予定です!

次回もどうぞお楽しみに!

引用元:【海外の反応まとめ】実は日本発祥のスイーツに外国人はどう思う?
https://livejapan.com/ja/in-hokkaido/in-pref-hokkaido/in-sapporo_chitose/article-a0000628/

【日本発祥の意外なもの】いくつ知ってる? 日本発祥のケーキ5つhttps://www.excite.co.jp/news/article/Tabizine_215726/?p=2

不二家ホームページ
https://www.fujiya-peko.co.jp/contact/faq/faq01/s019.html
コロンバンホームページ
https://www.colombin.co.jp/corporate/history1.php

生チョコレートの発祥は日本だった! 今すぐ行きたい、元祖「生チョコレート専門店」の新顔
https://www.gnavi.co.jp/dressing/article/21379/

コーヒーゼリーの発祥国は日本?誕生の歴史を解説
https://kitanokashi-kafuu.com/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%99%BA%E7%A5%A5%E5%9B%BD%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%EF%BC%9F%E8%AA%95%E7%94%9F%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%82%92%E8%A7%A3/

Wikipedia




いいなと思ったら応援しよう!