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保留癖
大人になってから、というかここ5年くらいで保留癖がついた。というかつけた。
(実際に物心がついたのは25歳くらいだと思う。)
元々はわりと衝動的な性格で、悩むことに対して「悩んでいるくらいならもうやっちゃったほうがよいのでは?」と考えて行動してなんとなく失敗することがよくあった。
煮詰まったとき、考えることを放棄して行動に起こす方が楽で簡単だからだ。
つまり早計である。
最近はというと、「今、決めなくてもいいか。」と考えることができるようになり、保留にしているうちになんとなく解決したり興味がなくなったりして案外良い方向に物事が進むようになったと思う。
保留癖をつけようと思ったきっかけは『A子さんの恋人』というめちゃくちゃおもしろい漫画で、主人公のA子さんがとにかく保留にする人なのだ。(主に人間関係を。)
「物事ってこんなに保留にしていいんだ。」と思い、私は保留を学んだのだ。
決断の先送りというとなんだかネガティブな印象を受けるけれど、すぐに決めないといけないことなんて案外多くないと思う。
頻出する例を挙げるとすれば外食で注文するメニューくらいだろうか。
むしろ大事なことこそ一旦保留にして、自分を追い詰めない方がいいと思う。
あとこういう曖昧さも、なんだか大人になった感があって悪くないなと思う。
大人になった感を満喫しているうちはまだ未熟だとも思う。
ちなみに欲しいものはさっさと買うようにしています。