葉っぱを飾ろう、お花を飾ろう

私の夫は仕事帰りに時々花を買ってきてくれる。

付き合ってる時もそうだった。
何かの記念日だったり、なにもなかったり、クリスマスとか十五夜とか、何かの季節によるものだったり。

花をもらう、というのは私の人生で記憶する限りほとんどなかったので、最初は大層感動した。

最初は、と言っても今その気持ちがないわけではない。
毎回めちゃくちゃに嬉しい!
お花が綺麗なのはもちろんのこと、お花屋さんに立ち寄って、どの花がいいかな、どんな色にしようかな、そう考えてくれる夫の気持ちが、嬉しい。

先日誕生日を迎えて両親に感謝の花を馴染みの花屋さんで買った。
女の私ですらちょっと緊張してしまうのだ。
男性で花屋さんで花を買う、というのはなかなかにして心理的ハードルが高いのではないだろうか。

今となってはすっかり慣れっこで、ポイントカードが溜まってきたと笑うくらいなのでそんな負担はないのかもしれないが、それでもすごいことはすごい。

お花をもらうようになってから、家に花瓶や一輪挿し(ブーケだったものを小分けにして
飾るのもまた楽しい)というアイテムが増えた。

切り花でも水を変えたり栄養剤を使うと、2週間くらいはまったく平気な顔をしているということも初めて知った。

そうして我が家にお花があることが多くなった。
見るたびに心がワクワクするし、嬉しくなる。
いずれ枯れてしまうものだとしても、美しい。



同じような気持ちで、葉っぱも好き。

アジアンタムというシダ植物の鉢植えを育てている。
これは私の好きな作家さん、大崎善生さんの著書である、その名もアジアンタムブルーのジャケットがとっても美しかったのと、もちろん小説の中身も大ファンなので育てている。

作中にも語られていたが、この子は観葉植物の中でも割と気難しい方で、綺麗を維持するのが難しいっぽい。

たしかに日当たりとか湿気とか温度とかにちょっと、うるさそう(笑)

でもそこがまたかわいいのだ。
もちろん薄くて小さな葉っぱが風でゆらゆら揺らめくあの感じはとても可愛らしい。
ホームセンターで見て一目惚れしてしまった。

きょうでも茶色くなったり新芽を出したり、忙しくも元気いっぱいにアジアンタムはたくましくいきてます!

この子ら日当たりの良い窓際においては、その雰囲気が目に入るたびになんとなく癒されてます🤣💕✨

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