ピオフィオーレの晩鐘 楊ルート感想
【ネタバレありです】
ニコラ→ダンテ→オルロック→楊の順で進めています
開幕早々強引にキスをされ、私は喜びの悲鳴をあげました…
序盤からアクセル全開でびっくりした~~!!
楊の色気やっっっっばい。
他のルートで敵対してた時と声色が全然違う!!
楊ってこんな色仕掛けしてくるキャラなの??明らかにプレイヤーを落としにきてるじゃん!!!
楊との問答を終え、なんとか死なずに初日を乗り切ったぞ…と思っていたら楊と同室だと聞かされ、期待と興奮でどうにかなりそうだった。
そして案の定ベッドに押し倒され、私は奇声をあげた。
ファーーーーーーー!!!!😇😇😇😇
楊ルートおかしくない??
まだchapter1なんだけど??
おいしいシーン多すぎて身が持たないんですが…😇
くっそう、セーブ枠足りねぇ…
翌朝、楊の膝にのせられてるスチルは声出して笑ったし、白昼堂々お触りしてくる楊は普通にキモかった。
これ大勢の前でやってんの??正気か??と思っていたら元カレ(前のルートで攻略したオルロック)が現れ私は固まった。
彼に見せつけるように不埒なキスを強要されて、変な性癖に目覚めそうだった。
この状況、オルロックを通してニコラとダンテにバレますよね??恥ずかしくて死ねるが???
あー!でもそれもおいしいしいっか!😇(開き直り)
ぱつんぱつんのチャイナドレスを無理やり着せられるシーンにシナリオライターの性癖を感じた。
薄々感じてたけどこのルート、シチュがことごとく変態的でおいしいわ…
書いた人絶対ドMでしょ? ドMが望むドSの解像度が高すぎる。本当にありがとうございます!!!
このあたりは中途エンド祭りだった。
楊に身体を許したら中途エンド直行。
「思考を放棄してはいけません。楊相手にやすやすと身体を許してはいけません」ってことなんだろうけど、あんなドえろいシチュエーションで強引に迫られて断るなんて私にはムリでした😇
手練手管で籠絡されてとーーっても楽しかったです🤤🤤🤤
「性愛ではなく言動で楊の心をつかまないとダメなんだ」と思い知ったので、その後は楊に気に入られるべくおもしれー女に徹した。
エレナ周りのエピソードは描写がエグくて普通にドン引きしてしまった…
ピオフィ、ほんとに暴力描写に遠慮がない。
それ以外はわりとほのぼのとしていて拍子抜けした。
ラン、フェイと買い出しに行ったり、楊からぬいぐるみをプレゼントされたり、お昼寝したり…
老鼠にお茶会の習慣があるの意外だった。
男衆が楊をかこんでお菓子つつきながらお茶会してるの、あまりにも絵面が面白すぎない??めちゃくちゃ平和じゃん。
そんなこんなで清い関係のまま楊と仲を深めていったリリィだが、すけすけネグリジェと下着をプレゼントされて、さすがに動揺した。
すごい変態チックですねぇ…こんなの次の展開に期待しちゃうじゃないか…
とニヤニヤしながらストーリーを進めていたら、案の定、 楊に身体を許すか選択肢が出てきたので迷わず許した。そしてバッドエンドに直行した。
■バッド
エレナを人質にとられ、リリィはファルツォーネの元にくだる。
悪役してるニコラがかっこよすぎた。
敵対勢力に対しては非人道的な手も平気で使う、その容赦のなさが好きだ…
ファルツォーネはリリィを丁重に扱うが、リリィは心を開かない。
ダンテがしょぼーんとしていて心が痛む…
リリィの「ファルツォーネはいつもこんなご馳走を食べてるの?」という質問に対して、ダンテの回答はこちら。
リリィを喜ばせるためにごちそう振るまってるんだ…ふーん…
それ、誰のはからい?
ねえ、誰のはからい??
リリィがファルツォーネでの夜を無為に過ごしていると、バルコニーに楊がやってくる。
ロマンチックすぎて、 不覚にもときめいてしまった…!!
敵勢力に囚われた自分の女に会いにくるってシチュエーション、めちゃくちゃいい!!!
楊が柄にもなくすっごい愛の言葉囁いてくるから、テンションぶち上がっちゃったよ…
「お前のことは片時も忘れていない、もう少しの辛抱だ」
「おまえは俺の女だ」
「ファルツォーネになにかされていないか」
「このぬくもりを教えてくれたのはお前だ」「お前のいない夜は長い」
ですって!
ヒャーーーー !!!!😂😂😂
ねえ!ほんとにどちらさま!???
いつのまにこんなリリィにぞっこんになったの??両想いじゃん!好きだ…楊…
と思ってたんだけど…
楊に駒として使われダンテもろとも刺し殺されて、全私が悲鳴をあげた。
大事にしてくれたの、ぜんぶ芝居だったんですか!!!???
嘘……
ひどい…!!
ときめきを返して!!!
もうさ、感情揺さぶられまくって辛いわ…
薄々おかしいとは思ってたんだよ…
でも、まあいうてゲームだし?ご都合主義な展開なのかなって思うじゃん?
普通に裏切られたわ!!
ピオフィの製作陣はどんだけプレイヤーの心をもてあそべば気がすむの…??
くっそおおおおおおおお
楊もさー、「退屈しのぎの芝居だったぜ」みたいなこと言ってたけど、全部が全部嘘だったとは思えないんだよなー。
森で一晩中リリィを抱きしめたり、危険をおかしてファルツォーネのリリィに会いに行ったり…
感情優先かつ無駄な労働はしない主義じゃなかったっけ?楊らしくない。
楊は優先順位をきっちりつける人だから、ダンテとの戦いで生存率をあげるためにリリィを殺したけど、彼もリリィとの恋愛をそれなりに楽しんでいたのでは?と思った。
■good
ヴィスコンティ襲撃作戦の前夜、リリィは「明日楊を失うかもしれない」と不安になり楊を押し倒すも 「そんな気分になれない」と断られる。
ついさっき目の前でダンテが非業の死を遂げたのに「今夜は私を抱いてくれるかしら、わくわく」って考えてるの、色惚けしすぎで面白いな。老鼠での環境に順応しすぎだろ。
ギルバートとの戦いの最中、楊はリリィを楯にしたギルバートへの攻撃を躊躇して銃弾に倒れる。
ギルバートを刺し殺すこともできたのに、リリィを殺すことを躊躇い命を落とすなんて…
各エンド終盤の戦い方でリリィとの関係性を示してくるの、めちゃくちゃ心にくるな…
リリィは大切な人を守れなかった。
教会で過ごす日常を取り戻すも、楊に心をとらわれたまま儚い恋心を抱き続ける姿が切なかった。
プレイ後にCGスチルのコメント見に行ったら「これはこれで悪い結末じゃない。お前の心は永遠に俺のものになるだろう」って言ってて
ヒャーーーーー!!!😂😂😂
と叫んだ。
生に執着しない楊らしい殺し文句だなあ…
■ベスト
「エレナを救うために俺の女になるか?」という質問に対してリリィは否をつきつけるが、楊に迫られ彼を欲していることに気づき、身体を許す。
………
あのー、ほんと、製作陣に物申したいんだけど、
なんで要所要所で楊に身体を許すか選択させるんですか??
プレイヤーの煩悩を試してるんですか??
わざとやってますよね???
明らかに餌をちらつかせて弄んでますよね????
くっそ~~~~楊(と製作陣)の手のひらで踊らされるの楽しすぎるんじゃぁぁ!!!🤤🤤🤤
寝顔を見守っていてくれたり、一緒にお風呂に入ったりと、恋人風の振る舞いをされるたびにバッドエンドの記憶がよぎり、心がざわついた。
あと、罵られると少し興奮する楊に笑った。
戦闘の最中、楊はダンテの命を奪う。
ニコラバッド履修済みの私は「ニコラの闇堕ち確定じゃん!絶対敵に回しちゃいけないやつ!!」と戦慄した。
楊はリーの元からエレナを連れ戻す。
リリィは楊を放置し、つきっきりでエレナの看病をする。
リリィが構ってくれないので、楊は暇をもてあましてイライラしはじめる。
楊が「一緒にでかけるか?」と提案するも
あっさり断るリリィ。
ランにも同情される始末。
退屈そうな楊を気遣い、部下が女遊びを提案するも
拒否する楊。
えっ…(あんなに袖にされてるのに、いいんですか?)
wwwwwwww
楊は誰にも遠慮せず自分の気のままに行動する人なのに、リリィへの想いだけは頑なに表に出そうとしないの
クッッソかわいくないですか??
頭がキレる策略家のくせにさー、リリィへの恋心に気づかないとかある??
楊自身が言うように、自分の感情がわからないってのも確かにあるんだろう。
リリィと結ばれたことで、初めて他人に親愛の情が沸いてとまどってるなんて…めちゃくちゃ人間味あるじゃん?
人の優しさに初めて触れたモンスター(言い方)みたいですっっごい萌えました!
周りからの後押しもあり、楊とリリィは外出することに。
行き先が海なの意外だった。ピオフィで一番デートらしいデートじゃない?
リリィの食べ物を横からつまみ食いする楊がかわいすぎた。
あの楊が!リリィとちゃんと恋愛してる!!!と感動した。
ニコラはダンテの仇をとるため、教会の人間を人質にリリィと楊をおびき出す。
めちゃくちゃブチ切れてるじゃん…こっわ…
声のトーンがガチすぎてビビる。
ニコラは楊とのバトル中にリリィに向けて発泡する。 ニコラはダンテを奪われた痛みと同じものを楊に味わわせたいんだろうな。 完全に私怨で動いてる。
「僕はダンテの右腕として仇を打たなきゃならない」って言ってて、ああ、ニコラにとっては今もダンテがカポなんだなぁ、と切なくなった。
殺意MAXのニコラ、かっこいい…
楊はニコラを殺した後、リリィを自室に呼び寄せる。
「俺はろくでもない男だがわかってんのか(意訳)」と確認した上で、自分の気持ちをリリィへ伝えるの、めちゃくちゃ優しいな。
楊はリリィへ告げる。
「俺が手を離さないうちに逃げるならば、お前を殺す。俺のものでなくなるなら跡形もなく消えてくれた方がいい」
こんな物騒な愛の告白ある?笑
むちゃくちゃな言い様だけど楊らしい。
そのあと「触れあうだけの戯れるようなキスを何度も繰り返した」とあって、心が満たされてる描写にはちゃめちゃに萌え散らかした。
冒頭のアレからこんな心の通じ合った恋愛に発展するなんて想像できる??
温度差にびっくりだよ。尊い…眩しい…
その後はギルバートを倒し、終幕。
ベスト、グッド、バッドの戦い方が対照的に描かれてるのが粋だった。
楊はリリィに本当の名を教える。
他人に触れられたくない領分に足を踏み込ませてる感じがめちゃくちゃいい。
楊の優しい眼差しが尊すぎるのよ…
ショートストーリーはリリィに自分の髪を結わせ「悪くない…」とひとりごちる楊が、完全に「自分を世話してくれる新妻に萌える夫」で面白かった。
二人きりのときは本名で呼べ、とか言い出しちゃってさぁ…
その欲求は「俺自身を知って欲しい」っていうメッセージ以外の何物でもないんですよ!!!
めちゃくちゃラブラブでニヤニヤが止まらん!
まさかこんな心がポカポカする恋愛を楊ルートで見られるとは!!!
ちゃんと風花(ベストエンドのエンディングテーマ曲)が似合う結末に着地して私は満足だよ…
老鼠が台頭することでブルローネの治安はめちゃくちゃになりそうだけど、しょうがないよね!
楊とリリィのBIGLOVEのために犠牲になってくれ。
こんなかんじでしょうか。
書きたいことの半分くらいしか書けてないのにまあまあな文字量になってしまった…
このルートは終始楊(と製作陣)に翻弄されてた気がするな。
弄ばれたり騙されたり束縛された上で純愛もみせてくれるなんて、よくばりフルセットじゃん。あと、色んな衣装を着させてくれてありがとな。
リーがマヌケなのと双子が明るいおかげで思ったより陰鬱な雰囲気はなかったし、シナリオがおもしろかった。
楊が人気なの納得だなあ。
次はギルバート。
性癖どストライクの予感がしているので、君が最後でよかったよ。期待してる。
【2周目プレイ後追記】
1926プレイ前に書いています。楊のパーソナルな部分について真剣に考えてみた
大団円√でブルローネマフィアが協定を結んで街が平和になった時「こんなぬるい環境では生きている実感が沸かない」 みたいなこと言ってたけど、 言葉どおりの意味なんだろうなーと思った。
楊って漫然と生きているだけの生に意味を見出さない人だもん。
九龍城塞は力のないものは淘汰される無法地帯で、その価値観で育った楊にとっては
生きること=戦うこと
なんだと思う。
そんな戦闘狂の楊だけど、困難な状況下で挫けず生きようとしている人に対しては一定の敬意を払っているように見えた。幼き日のラン&フェイ然り、老鼠にきたばかりのリリィ然り。
生の捉え方が一般人とは違うけど、全命を平等に軽んじているわけではなさそう。
人生を無為に捨てる人を軽蔑している節があるし、ある意味生きていることのありがたみを誰よりも知っている人なのかも?と思ったりもした。
それがいい方向に作用することはなく、生命の尊さを理解した上で他人の命を散らすことに愉悦を感じてそう。
人殺すの大好きだもんねぇ、楊。
楊ルート2週して、楊のことを理解しようとがんばってみたけど、正直お前のことはよくわからないよ…
でもよくわからないところも楊の魅力なんだと思う。
度しがたい感情を抱えた人って想像の余白があって魅力的だからね…
初期の楊は「綺麗事ばかりのか弱い女」が老鼠の悪行に反発心を持ちつつも楊に怯えて従う姿がおもしろかったんだと思う。
楊はリリィのことを完全にナメていたが、思ったよりも肝が座っていて、頭が回ることに気づき、態度を改める。
状況に流されず自分の意志を貫くところも気に入ってそう。
加えて、自分への解像度の高さに「こいつ俺のことをよくわかってるな…?」となって楊の中でリリィが気になる存在に変わっていったのかな、と思った。
楊は男女問わず多くの人に慕われているけど、残虐なところも気まぐれなところも正面から受け止めて「あなたの内面を知りたい」と熱烈に求めてくる人はこれまでいなかったんじゃないかな。
「俺のことは俺自身にもわからないし理解されたいとも思わない」と思っている楊だけど、リリィが「あなたのことを知りたい」と言ってくることについては好意的に受け止めているようにみえた。
恋人同士になっても楊は闇属性のままだし、リリィはまっとうな倫理観を保ち続けているのがこの二人の面白いところ。
なんで惹かれあってるのかお互いよくわかってないのが、理屈を飛び越えた恋ってかんじで大変よろしい。好きです!楊リリ!!
あとはそう、楊ルートは攻略キャラ全員が敵対してくるのがおいしすぎますね…
特にニコラとギルバート!!
推しが殺意MAXで殺しにかかってくる姿はどうしてこうも血が滾るのか!!
そして他の攻略キャラが死ぬたびに絆が深まっていく楊リリ!!業が深い!!
ブルローネマフィアはほぼ壊滅してしまったから1926は六凰会がらみのシナリオかな?
あの、猿の右みたいな漢字の、毒蛾みたいな保護者の人とやりあうかんじ?
敵が誰であろうと流血に事欠かないのはわかっているのでとても楽しみです。