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美郷町ラベンダーまつり
「美しい郷」だから「美郷町(みさとまち)」
平成の大合併の折、秋田県内陸部の三町村(千畑町・六郷町・仙南村)が統合して、そう名乗り始めた時、恐らく、多くの秋田県民が「やられた!」と思ったはずです。
おらほ(俺たち)の町は、「しがらみ」や「内輪もめ」の挙げ句、当たり障りのない、しょうもない名前を付けたというのに!(「仙北地方だから仙北市」等々)
『美郷町』
何という、素敵な名前をつけやがるんだ!
怒髪天をつき、地団駄を踏み、枕を涙で濡らして悔しがった…というのは、まぁ、誇張ですが。
ただ、実際に当時の佐藤少年(仙北市在住)が、そのネーミングセンスに軽く嫉妬したことを覚えています。
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そして、現在の美郷町も、その名に違わず、風光明媚なところです。
旧六郷地区は汲めども尽きぬ湧水の郷(そして、もちろん酒が旨い)として有名ですし、旧千畑地区では、ちょうど今、ラベンダー園が見頃を迎えています。
おっ、得たいの知れない水色の化け物が出迎えてくれました。
見渡す限りのラベンダー。
その香りは柔和にして、繊細。
ホワイトラベンダーはここの特産品らしいです。
その名も「美郷雪華」(さすがのネーミングセンス)
降り落ちたばかりの雪のように、純白の、儚げな、可憐な花をつけていました。
ラベンダーの花言葉は「清潔」「静寂」「献身」
そして…「あなたを待っています」
美郷町ラベンダー園。7/7(日)まで開催中。
ぜひ、おいでたんせ。(いらっしゃって下さい)
【附記】
六郷地区の清水で作ったニテコサイダーも旨いです。