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出産後1ヶ月の個人的振り返り・11月

●退院日のこと

朝一で赤子の退院前検診。
身長や体重、黄疸チェック、スクリーニング検査のための採血などを行うため、ナースステーションで赤子を預ける。
その間に私自身は着替えたり、お化粧したり、荷物を片付けたりなど。で、早速ここで問題発生。

① 用意しておいた退院日用の服が入らない

入院時に着ていた服は出血で汚してしまったので、翌日夫に引き渡し(厳密に言うと、コロナ対策で病室まで来れないので、荷物を引き渡してくれたのは助産師さん)、退院日用の服を受け取っていた。
出産すれば多少お腹が凹むから、マタニティ用でなくふんわりしたタイプの普通の服でいいやと思っていたのだが、、、
お腹、思った以上にへっこまないの。凄いショック。慌てて実家に頼んでマタニティ用の服を持ってきてもらった。これ、実家が病院から近くてできたこと。もし遠かったら、どうしていたんだろう。。
しかし、いやー、恥ずかしい恥ずかしい。

② チャイルドシートの使用方法が分からず、徒歩で帰宅

退院前の検査もクリアして、退院。
夫が私の荷物を持ち、赤ちゃんは私が抱えて病院を後にした。

車寄せには父が待機していた。病院から家まで5分程度の距離なのに、荷物もあるので待っていてくれた。ありがたや〜と思っていたのも束の間。

父、突然の赤子と対面で頭が真っ白になり、チャイルドシートの使い方が分からなくなってパニックに。嘘でしょ?? 
人形で何回も練習して、完璧って言ってなかった?

途方に暮れる私(と夫)。仕方がないので、入院中の荷物だけ車に入れて、夫と私は赤子を連れて徒歩で帰宅。
5分くらいの歩きなら大丈夫だと思っていたけど、舐めていた。出産は交通事故で全治2ヶ月レベルの怪我と同じだと言われていたのに。
案の定、貧血で顔が真っ青になり、赤子持つ手が痺れてきた。
夫に赤子をパスしたくお願いしたら、「怖くて持てない」だって。嘘でしょ??パート2。
半泣きのまま赤子を抱え、カメのように歩く。こんなに家が遠いと思ったの初めてかも。もはや、北海道にあるコンビニまでの距離レベル。
家まであと少し、のところで腕が限界を迎え、夫にに再度お願いする。ようやく私の異変に気づいたのか、赤子を抱っこしてもらう。怖い怖いばっか言ってるけど無視。

息も絶え絶え、自宅に到着。自宅待機していた母が初孫を夫から受け取り、用意していたベビーベッドへ。私、もうフラフラ、ベビーベッドの隣にあった布団に倒れ込む。
夫と父も帰宅後はベビーベッドに直行。ちっちゃいね〜、かわいいね〜、あ、泣いちゃうかな?とか
みんなでキャッキャしながら赤子を囲んでいる。

そうだよね、コロナで病院入れなかったから、出産してからはじめてのご対面だもの。テンションあがるよね。

でも、出産したの、私なんですよ。だれか3秒でもいいから、お疲れ様とか言って欲しかった。この瞬間から、我が家の主人公は赤子になったと実感した。私はその主人公の母。
貧血や入院中の好待遇、帰宅までのハプニングとこの状況に加えて、これからの不安など色んな感情がぶわっと押し寄せて、涙が溢れて止まらない。布団に突っ伏しながらひっくひっく言ってた。側から見たらシュールな光景だっただろうな。そして今、冷静になってみるとこの感情はマタニティブルーだったのかもね。

しばらくして母が突っ伏したままの私に気づき、事の顛末を聞いて父を説教。流石に夫には説教してなかったけど、2人がいないところで、ここの男どもはどーしよーもないと言っていた。
男性は妊娠も出産もしないから、突然赤子を見せられて、あなたは今日からお父さんだよ!状態だもんね。そりゃ戸惑うよ。
でも、これだけは言わせてほしい。
父と夫よ、you達、中々のポンコツですよ、、、

●お七夜

出産後7日目に、赤子の名前を発表する儀式があるのを知り、ネットで調べて簡単にやってみた。
地域差はあると思うけれど本来は半紙に墨汁で赤子の名前を書き、神棚に備えるらしい。
夫婦ともども習字スキルは壊滅的なので、文明の力を拝借。こちらを使って命名紙なるものを作り、ベビーベッドに貼り付けた。

夜は私が食べたかった念願のSUSHI

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お酒は本当に一口だけ。授乳が終わったらしっかり飲むぞ〜!


●助産外来

出産から約2週間後、事前に予約していた助産外来へ。
赤子がきちんと成長しているかどうか、おっぱいやミルクの量などのチェックをしてもらった。(有料)

結果的に順調で、子育てとても頑張ってるね!と大変に褒めていただいた。自分がしてきたことが第三者に肯定されて本当に嬉しかったな。家族は身近すぎるし、やって当たり前だから褒められることは殆どないしね。(人によるかもしれないけど)
心配だったカチカチに固くなったおっぱいも、ゴッドハンドによってやわやわになり、後一歩で高熱が出て大変になると言う噂の乳腺炎を回避できた。豆腐化した私のメンタルのケアもしてくれるし、助産師さんって本当すごい。

他にも書きたいことはあったと思うけれど、どんどん今の生活が上書き保存されて、覚えてない。

ひとまずやっていることは「おっぱい」「ねんね」「抱っこ」です。




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