[働き方11]スイッチの切り替え方
細切れながらも使える時間はあるけど、この時間を有効に使うにはどうしたらよいのか。これは非常に悩ましい問題だと思います。
ここでは、やっていた家事や介護、子供の世話といったタスクの流れとはまったく異なるデスクワーク中心のタスクへ急に切り替えなければいけないケースを想定します。
体を使う場合は動き出せばなんとかなるという面がありますが、デスクワークの場合はとにかく仕事に取り掛かるまで時間がかかるんですよね。立ち上がりから集中していかないと30分程度の時間はあっという間に過ぎてしまいます。
[参考] 1つ前の記事はこちらから
前にやっていたことを引きずって、やらなきゃいけないことにすぐ取り組めなくて時間がただ過ぎてしまったという経験は、少なからずあると思います。これを回避して最初からエンジン全開で取り組めるようにしていきましょう。次のような方法をご紹介します。
1. 考えずに動く
ひとつ前の[働き方10]の記事までで決めた小目標の達成順で1番のものに着手します。ここで改めて何をしようかなどと考えてはいけません。考えずにとにかく動くのです。
2. 集中力を高める
これは作業場所を常に整えておく必要があります。集中力を高められるようにデスク周りを整理し、スマートフォンやSNSなどの注意をそらすものの置き場をデスクから遠い場所に決めておきましょう。誰かに呼ばれる、何か気になる、という状況をシャットアウトします。
視覚も大事です。作業をPCで行うなら、PCの画面が視覚いっぱいに広がるようにしておきます。
こうして整えておいた場所へ行き、デスクへ向かい、まず深呼吸です。
ただし、小さいお子さんのケアなど、何かあったらすぐ動かないといけない場合は、視覚の片隅に見えるような位置を考えるか、監視用の家庭用カメラなどを使ってモニターできるようにしておくと安心です。
3. ポモドーロテクニックを使う
いわゆるスプリントと呼ばれる手法を使います。一定時間、最大限の力を出して取り組むための手法です。YouTubeにポモドーロタイマーという動画をアップしている方がいますので、そのサイトを活用しましょう。
例えば、25分間集中して5分間休憩、15分間集中して5分間休憩といったサイクルが用意されているので使える時間に応じて選択します。最初は15分作業、5分休憩という短いサイクルから始めるとよいかもしれません。
ちなみにこの記事もポモドーロタイマーを使いながら書きました。
4. 振り返り
タスクを終えたら確保していた時間でどこまで達成できたか、次の仕事にとりかかりながらでも頭の中で確認しましょう。気が抜けたタイミングは何が原因だったのか、とりかかっていたこと以外で気になって手がとまったことなどを思い出し、できれば簡単にメモしておきます。
集中を妨げるものが見つかったら改善策を考えましょう。行ったタスクの中身が終わらなかったかどうかはあまり気にする必要はありません。続きを次のタイミングにやればよいだけです。
これらの方法を実践することで、確保できた短い時間で最初からエンジン全開で取り組むことができます。できない場合は、、まずデスクに座ってポモドーロタイマーかな。不思議とかかっている音楽が集中力を呼んできてくれます。
試してみた感想、こうしたらもっとうまくやれた、こんな方法もあるよ、など、よかったらコメントなどいただけると嬉しいです。ではまた。