新築戸建をリモデル
理想の住宅をイメージしたとき、日本では『建築』と『インテリア』が近いはずなのにとても遠い存在で、その中で理想のイメージを実現するために“新築”の内装を“リモデル”するというご依頼をいただいたお客様の施工事例のご紹介です。
ご依頼内容
大手ハウスメーカーで別邸をご新築予定。ハウスメーカーでは好みの内装デザインができないため、そこを完成後に好みの内装にリモデルしたいというご依頼。
【住宅環境】
大手ハウスメーカー新築
平屋一戸建て
【ご要望】
・壁紙をモールディング壁へ
・それらに見合う内装
・家具や雑貨もトータルでコーディネート
ご提案
3Dパース
お打ち合わせの時にはまだ内覧ができないので図面を参考に3Dパースイメージを作成。
これでおおよその方向性と概算のお見積もりを出します。
家具プランボード
ちなみに3Dパースでは実際の家具とぴったりのデザインが難しいため家具のプランボードで全体イメージを確認。
家具のイメージはラグジュアリーモダン。
モールディング壁の内装でもデコラティブになりすぎないように、シンプルな家具にサイズ感はラグジュアリーにみえるゆったりとしたものを。各部屋ごとのトーンを揃え、素材はシンプルな木の仕上げ、古材風なもの、透明感のあるガラス、メリハリを効かせるメタルなど様々な素材感をミックスし飽きのこない空間を目指しました。
現場確認【BEFORE】
ご新築の内装が出来上がった段階で詳細の確認へ。やりたいイメージがあったとしても、現場の状況次第で実現する方法が変わるため、パースのイメージに合わせ様々なところを確認し最終の仕様決め。
海外の内装材は厚みがあるものが多く、実は既存の日本の建具と組み合わせる場合注意が必要。建具含め全部変えればいいのですが、工期も予算もかかる上に今回は全て新品の建具。職人さんと相談し新品の既存を生かしながらのバランス確認。
その他にも天井廻り縁をクラウンモールと言われる厚みのあるモールディングをつけたい箇所に、火災報知器がかぶってしまうことがわかり機器を数センチ移動していただくことに。お客様とハウスメーカーさんのご対応に感謝です。
これらを踏まえてお客様に物件のお引渡し後に工事スタート!
約3週間の内装工事日程を経て内装完成後、家具や雑貨のセッティングをして完成、お引渡しへ。
完成写真【AFTER】
リビングダイニングキッチン
29.88帖 天井高2597mm
ベッドルーム
10.75帖 天井高2597mm
終わりに
注文住宅といってもハウスメーカーや工務店などたくさんあり、それぞれに特徴や得意な部分が例えば高気密、高断熱、全館空調、軽鉄骨、輸入住宅、ローコスト住宅など様々あります。
特にハウスメーカーでは仕様に関してそれ自体がある程度選択肢が決まっていてそこから選ぶという仕様になっているところが多く、海外の雰囲気がお好みの場合、その決められた仕様の中から理想の内装をつくることが結構ハードルが高くなってしまうことも。
そこを今回適材適所で振り分けされ、内装とインテリアをアメリカンリモデルにご依頼いただきました。
今回遠方での施工でしたが工務店の方より日々の進捗の写真をいただききれいにとても仕上げていただき本当に感謝です。
空気の澄んだこの土地で過ごすお時間を、ゆったりと寛ぎ快適にお過ごしいただけたら嬉しいです!
事例写真、コーディネート家具一覧はこちらより
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内装と家具をトータルコーディネートするリモデル
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