まるで夜の太陽のような
劇画原作者の小池一夫さんのツイート・・
↑こんな風に。ツイッターを開くたびに
小池さんがツイートしているのを見ると
「あー小池さん今日も生きててくれてよかった」と
何とも言えない気持ちになる。
病床で
「血圧が急に下がり、ちょっと危ない状態になったのですが、最期のツイートが、家人のフ女子自慢&テレ東賛歌になってしまうのもアレなので、気合で血圧上げました。」とか、さらっと呟く。
死を目前にしている人はきっと
怖くて辛くてたまらないのだろうと思いがちだけど
どうもこの小池さんのツイートを読んでいると
夜の太陽みたいな人だなと思う。
闇ではなく・・夜。
もっとも、死を暗いとか闇であるとか思う事すら
違うのかもしれない。
なんて言ったらいいのかわからないのだけど
生きてても死んでるような人もいるし
本当に半年前の自分なんてそんな感じだった。
病床の小池さんの方がよっぽど前向きだし
何と言ってもファンキーだ。
だいたい5日くらい空いてる時は病状が悪いようで
「肺炎になって死にかけてましたー」とかツイートしてて
フォロワーさんがみんな本当に胸をなでおろしているような
様子がうかがえます。
特に奥様とのやり取りがとても微笑ましい。
良く婚活サイトの男性が(なぜ知ってるのかって?)
「チャーミーグリーンみたいなCMのような夫婦でありたい」
うすら寒い事を書く人がいるんだけど
もうそういう化石のようなことを云う人は(もうすぐ平成も終わるってのに)
速攻で小池さんのツイッターを隅から隅まで読めばいいと思う。
生きている一コマ一コマが愛おしいなあと思えるから。
もうすぐ83歳なので私の父と年齢が近い。
わたしの父は今、くも膜下の病気の後ずっと
専門の病院でお世話になっていて
ここ最近痴呆もあって、この間お見舞いに行った時に
わたしが
「わたしだよ。名前わかる?」と聞いたら
速攻で
「一番上(長女)は〇だろう?わからないわけないじゃないか」
といって、私の名前(次女)が出てこなかった(笑
そして年齢を聞いたら病気で倒れた年から更新されておらず
平気な顔して「65だ」とかいうので
「じゃあ、私はいくつだと思う?」と聞いたら
「そうだなぁ。だいたい40くらいだろう」というので
「ちがうよ。本当はもう50歳過ぎたんだよ」といったら
「なんだとー?お前、可哀そうだなぁ」といって
ガハガハ笑われた。
こんな風にボケちゃうと、死に対する恐怖とかも
どうなんだろうなぁと思う。
そういえば入院当初
「なぁ。ここは一泊何ドルなんだ?」と聞かれたことを想い出した。
家族がもうヘトヘトの看病疲れの最中
当の本人はまさかの海外旅行気分であったと知って
もうなんていうか・・笑うしかないというか
「ま、いっか・・」という気持ちになった。
ちなみに小池さんも痴呆の診断が下っているそうなんだが
絶対違うと思う(笑
本当に夜の太陽みたいだって思う。
良い意味で。