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大工になるのが夢だった兄やん

このオファリングボード・・・・
えっと。
オファリングボードってスタバに行くと
「おすすめメニュー」って手書きの黒板みたいなのが
あるでしょ?
それなんですけど。
うちの兄やん、大学生の頃スタバでバイトしてたんですよ。
で・・見たらわかるでしょ?
このなんつうか・・絵心のなさ(-_-;)
申し訳ないんですけど、完全に私の悪い遺伝子を引き継いでおりまして。

なんか・・バスケットサンドイッチ・・通称フィローネですが
ハムからベロが出てるって言う・・
衝撃な一枚でございまして・・
かなりの反響があったと聞きました。
3年くらいいてこれの順番は過去2回ほどであったので
一応2回分、保存しとります。

で・・えっと。
兄やんはですね・・子供の頃の夢が
「大工」だったんです。はい。
もうね、ずっとずっとレゴブロックでひたすら
遊んでるような子供でして。

外で見かけた信号や踏切や
洗車機など・・家に帰ってはそれを
ブロックで復元するってことを毎日やっておりました。

で、何も迷うことなく・・大学では建築を選んだわけです。

知ってます?建築って理工で入ることもできるし
意匠に興味が有れば美大とかからでも入れます。
そら・・自分が思う美しい姿の建築物を
建てたいってのがまぁ目的の人もさぞかし
多いというかもしかしたら圧倒的に多いのかもしれません。

で・・さっきのオファリングボードの仕上がりを
思い浮かべて欲しいんですけど
どう考えてもイマジネーションとか・・
芸術面から見て美しい建築物を目指そうとか
思ってるように思えない・・
ってことを、わたしもうすうす感じてたわけです。はい。

でもですよ。子供の頃からレゴブロックで
復元作業をしてたわけで・・
で・・建築って実は
意匠・設備・構造 大まかに3つ分かれているんです。はい。

兄やんが進んだのは結局
構造建築だったんですね。
構造ですよ。

”建築物を形成する方法および全体的構成や骨組ならびに各部の下地や仕上げに至る細部構造までを含む”

物理的に考えて、計算するんだって。
だから、計算大好き。
いやー実は、高校に入って物理で赤点取った時に
担任の先生に親子で呼び出されたんだよね。
わたし、後にも先にも呼び出されたのはそれしか
なくてですね・・(笑
で・・泣いたよね。先生が優しくて。
「お母さんをこんなことで学校呼び出したら
ダメだよ。ちゃんと勉強して、わからなければ聞きに来なくちゃ」と。

話は戻り・・大学のゼミでもちろん
なんていうの・・建物をミニチュアを作りなさいとか
デザインしなさいとかあるんだけど
兄やん こういったんだよね。

「いやーオレ構造だからさ・・構造に見合った建物作ったら
要塞みたいな感じでおもしろくもなんとねー」って。

いつもの大泉洋になりすまして
「そうかい?」って答えるしかなかったよね。

そらそうだわな。たしか、木村拓哉さんのご自宅が
プライバシーの配慮を徹底してるのか
要塞みたいだって聞いたことがあるんだけど(笑
なんかブロックに囲まれてて、
「じろじろ見ないでください」みたいな建物。

結局、就職先は建築会社に入りまして
今、楽しく計算生活しています。

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