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クォーターライフクライシス

毎日楽しい!

仕事して買い物してご飯作って、
好きなことして、笑い合って、
安定して、恵まれている。

しかし、どこか存在している感が欠けていると
思うことがある。

"私は、ここに存在している"という感覚。

川の水の流れの如く、いつのまにか進んでいる毎日の中で、確実感が減った気がする。

もっと明日が楽しみに、
もっと明日が苦しく、もっと今じゃなきゃ駄目だと駄々を捏ねていた10代〜20代前半が
恋しくなる。

こういうのを、
「クォーターライフクライシス」と言うらしい。アメリカやイギリスで広く浸透している言葉で、日本ではまだ聞き馴染みがないものだと思う。
子供扱いはされなくなるが、完璧に大人ってわけでもない。
でも色々知っているつもり、なんとなーく分かる、この先の人生、こんなもんかな。
それでいいのか?これで合ってるのか?
と自分に問いただす期間である。
周りと比べたりして焦燥感を感じたりする、とも書かれていた。

そりゃそうです。
だって、もう誰もなんも言ってこないもん。
学校も受験戦争でピリピリさせてこないし、
親もあれしろこれしろ言ってこない、
会社だって今の時代、こちらのテリトリーに入ってくる人なんてそうそういない、優しいもんです。

誰も干渉してこない。

私を私でアゲていかなきゃならない。

そういう時期です。

卒業した学校の校訓で「自律」という言葉があったが、これは本当に大切だ。
「自立」したその先に連続して「自律」する必要がある。
それが大人だ。としみじみ思う。

自律的な大人はきっとスリムで、タッパーにチャキチャキカラフルな作り置きをして、素敵なハンドクリームを持っていて、ふるさと納税とかしているはずだ。(虚像を作る)

…………いまのところ、ハンドクリームだけオッケー!!!

自律的な大人になれるよう、
まずは腹八分目にするのであった。

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