
バレンシア工場製506XX復刻を手に入れた!!
ペラペラな506XX復刻USA生産がとてもとても嫌でたまらず、これを何ヶ月も切るなんてのはテンションが上がらんなと…
バレンシア工場製の506XX復刻を手に入れました。
フラッシャー付きの完全なるデッドストック!!

これがバキバキの糊つきでしょ。
本当にバキバキ。
1998年製造で、復刻とはいえ25年以上前の品なのですわね。
よーし、糊を落としてガンガンに着ていこうぞと思ったものの…
急に不安になって来ました。
なにが不安かというと、サイズ大丈夫かって。
いやね、前に購入したUSAのペラペラ506XX君はMサイズだったんです。
普通ならMサイズで全く問題ないし、なんならSサイズでも着るくらいなんです。
だけど、マジで小さくて。
こいつね。

で、ちょっとサイズを上げてバレンシア工場生産の506XX復刻はサイズ40を買ったんです。
だけど、これマジで大丈夫か?
たまたま、ペラペラ君が個体差で小さかったり、乾燥機に本気出しすぎたりして、縮みすぎただけじゃないか。
サイズ40の糊を落としたはいいものの、もしも着て大きすぎたら、アタシはこれを何ヶ月も愛して着れるのかと。
そんな時にーーーーーーーーーー!!!
バレンシア工場生産506XX復刻のサイズ40、中古が市場にあるという情報をゲット!!
トレジャーファクトリー戸越銀座店にあったんです。

これは!!と思い、すぐに現地に向かって506XXを確認。
試着をしてーーーーー
サイズもいい感じでーーーーーー
気づいたら買っていました…
というか、マジでカッコよかったんです。マジで。
はい、こちらです。

ドス黒い!!
これはたまらん!!
やっぱさ、デニムはドス黒いくらいがかっこいいと思うのよ。
色落ちした時の対比がしっかり出るじゃん。
それがいいのよ。

全体的にジャリジャリと色落ちが見えますが、色残りは8割といったくらい。
まだまだこれからですよ。
というか、着たら良すぎて置いてくるの無理だったわよ。
このくらいの色落ちだったら、これからでしょ?

裾は割と落ちてる。
強めにパッカリング出てるね。
うねりまくっていて、カッコいい!!

袖が一番落ちちゃってたかな。
でも、それがまたカッコよくて連れて来てしまった。
グレーっぽく色落ちしているの、マジで良いよ。
何なんだよ、良いよ。

袖のハチノスもしっかりと。
いやー、マジで渋い。渋いよ。
何でキミはトレファクに売られたんだい?
何があったんだい?

残念なのは後ろ姿ね。
ネットで色々見て気づかなかったんだけど、シンチバックのデザインが…
こんなのは、オリジナルには存在しないよなあ。
これちょっと、花びらみたいで恥ずかしい。

でもさ!!
生地感が最高なのよ。
ガッシリ、ゴワゴワで着てる感がヤバい。
これを求めてたんだよねーーーーーーー。
じゃあ、同じアメリカ生まれのペラペラ君と比べてみましょうか。
手前がペラペラ君





着た感じはバレンシア君が圧倒的に良い。
ただ、ペラペラ君にも良いところがある。
細かいところなんだけどね。
例えば、赤タブ。
この年代のオリジナル506XXは片面文字で®︎は入らないんです。
ペラペラ君は片面文字で®︎は入らず、かつクルンとした感じでオリジナル感ある。

うーん、なんかクタりが良い感じに見えてきたかも。
意外と、オリジナルはこんな生地感だったかもね。
で、バレンシア君の赤タブ。
®︎が入っていてピーンとしています。
これは残念だ!!

あとは、シンチバックね。
バレンシア君のシンチバックはいただけない。
こんなデザインはオリジナルに存在しないだろう。
花びらみたいなところ削ってしまおうか。
金具だけでなく色々変だ。

とまあ、ディテールの部分では恐らくバレンシア君よりも10年くらい後に販売されたペラペラ君の方が、時代考証が進んでいて完成度が高かったりする。
ただ!!
ただね!!!
着た時のガツーーーンとした感じが、バレンシア君は桁違いに良いんですよ。
なので、わたし決めました。
せっかく、トレファク戸越銀座から連れ帰って来たし、色残りも8割ある彼を着ていこうと思います。
それにしてもね、トレファク戸越銀座の品揃えすごかったですよ。
とっても楽しかったです。
一度見に行ってみて下さい。
リアルヴィンテージはないんですけど、復刻の古着がたくさんで掘り出し物がたくさんです。
この506XX復刻以外にも1点掘り出して来たので、それは改めて書きます。