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ヒーラー指南書④

誰もがヒーラーに成れる時代の到来です。

「意識と体の違い」

このアトリエの窓辺に緑豊かに生い茂っている葉たちが、夏の日の光と風に微かに揺らいでいる、その様にいつもながらうっとりして眺めていますと、時の刻みや体や頭を使うことから遥かに遠のくのを覚えます。

この至福の空間に浸っていたのは、このかぎりではなくてこれまでにも、そう樹木のある自然を前にしてはよく訪れていたことに気づきました。

意識は変わることなくあると、11歳の私は体験してました。その意識で、“ここにある”ことに気づくのです。

瑣末なことは、、、断捨離とか、インナーチャイルドとか、思い込みとか、もうそういうものも遠のいて、「ただあるがまま」

その意識で、物質界を見下ろすと、体(肉体、エーテル体、アストラル体)、家、心、を美しくあろうとするので、断捨離や、インナーチャイルドワークや、思い込みワークと、この世の体の細部に分け入るのです。

この世のことは、無常の世界であることを知りながら、真美善に生きていくもの。
その狭間には、文学や芸術が本質の世界へと導いているのだと思います。

すべての芸術にあるのではなくて、稀にあるのを知るでしょう。芸術家もまたその途上にあるからです。

しかし、誰の中にもあるこの意識を、「ただあるがまま」にあると、その瞬間は、すでに真美善であるでしょう。

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きらめきのゆきき

ひかりのめぐみ

にじはゆらぎ

陽は織れど

かなし

青ぞらはふるい

ひかりはくだけ

風のきしり

陽は織れど

かなし

宮澤賢治作『十力の金剛石』(虹の絵の具皿)より

この詩は、まさにこの意識で綴られたと思います。
人々が、自然に佇み、ただあるがままである瞬間に、“生き”ている、その意識とひとつ。

日本語の美しさ、響きを味わうことの喜びが、

何にもましてありがたい。

「この世で最も偉大な存在は母親」

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