猫へ
大好きな愛猫ちゃん。
わたしのところに来てくれてありがとう。
一緒に暮らして8年になるね。
つまり8歳なわけだけど、いつまでも赤ちゃんみたいなとこも君の好きなところ。
毎日一緒にいるのに、毎日甘えん坊になっていくのはなんでなんだろう。
かわいいなあもう。
日に日に、わたしの愛もどんどん大きくなっていくの。
でもね、愛には際限がないから大丈夫なんだ。
そんなことに気づけたのも君のおかげなんだよ。
ただ生きていてくれたらそれでいい。
ごはんを食べて、しっかり排泄して、遊んで、いっぱい寝て。
それだけで十分。
わたしはそんな君の姿をみて、涙が出るほどうれしい気持ちになるんだ。
命が生きている。
そのすごさを教えてくれてありがとう。
君がいなくなったら、わたしは生きていくのがかなりつらくなるとおもう。
だから、君の寿命が来たときわたしの命も止まりますように、と本気で願ってたんだ。もしくは、君より先にわたしが死にたいくらい。君の死はきっと耐えられないくらい苦しい事だから。
だけどね、わたしがいなくなった後の君を想像してみたら、そっちのほうがとんでもなく苦しくてつらいことだということに気づいたんだよ。
わたしの姿を探す君、いつも一緒に寝てたのに独りになってしまう君。わたしが帰ってこない玄関を見つめる君。
君にそんな思いは絶対させちゃだめだっておもった。
君の最後を見届けるのがわたしの使命だし、君からの最後のギフトをわたしはちゃんと受け取るんだ。そうおもい直したの。
君が生きていてくれるなら、トイレ掃除もゲロの片づけもなんでもないんだ。時々面倒だし、服の上にゲロされたりするともう~っておもうけど(笑)
別にそれで君を嫌いにならないし、その作業がつらいとおもったことはないよ。それが君と生活するってことだから。
そして、そういう日常があるってことが幸せだってことをわたしは知ってるから。
君がいなくなったら、そういうなんでもない毎日のことが宝物になるだろう。
いつもわたしの枕を占領するから、わたしは端っこに頭を無理やり乗せて寝たこととか、ごはんを食べようとすると先回りしてテーブルの上に寝てるから毎回降ろす作業が必要だったこととか。
しろいふわふわの君のおなかに顔を埋めて 、胸いっぱいに匂いを吸い込んだこととか。
ぜんぶぜんぶ大切なわたしだけの宝石になるだろう。
わたしと君との間にしかない思い出を、わたしはずっと大切に持って生きていく。そういう覚悟が、最近になってやっとできたんだ。
だから、安心して今まで通りに生きててね。
わたしがそんなことを考えてることも知らずに、のびのびと、おなかを出して安心しきって寝ておくれ。
その安心をつくるのがわたしの役目。
今、一緒にいられることが奇跡で、君からのプレゼント。
ありがとうね。
知ってる?
猫の寿命のギネス記録は38歳なんだよ!
君はあと30年生きられる可能性がある!未来は未知数だからね。
人間にすると170歳らしいからだいぶ化け猫感はでるとおもうけど(笑)
そんな君にも会ってみたいよ。
これからも長生きして、最後の時まで一緒に生きていこう。
大好き!
毎日好きなものにラブレターを書くことにしました。
人でも物でもなんにでも。
自分が好きなことを素直に好き!と言える人で在りたい。
好きになった人にはなかなか言えないんですけどね…。