HUNTERXHUNTERの『エンペラータイム』の考察
を、408話の内容を踏まえてしていきたい。
まず第一に408話にて特質系の設定が一部開示されました。
これにより特質系は事前に自身が特質系だと分かれば、念能力の属性円の縛りなく、望み通り各系統の念能力を鍛えられることが判明しました。
これを受けて緋の眼発動中はどの系統も100%引き出せる
このエンペラータイムが、若干ナーフされた印象もあります。
ですが、冨樫先生がそんなことをするわけない、特質系が全員万能なら、寿命削ってまでエンペラータイム発動してるクラピカが馬鹿みたいじゃないか、と、いちクラピカファンとして、特質系というものを考察(妄想)し、エンペラータイムの真の優位性、効用について考察(妄想)していこうと思います。
ということでまず
特質系の各系統の習熟難易度について
、ですが、まず強化系はじめ普通の系統ですが、普通の系統の能力者の場合、属性円の反対側の属性ほど、「苦手」なので、高い修得率にはなれない、はずです。
だが特質系は「苦手」がないので、どの属性も修得できる、と来たのが第408話の新情報です。
しかし上の画像の青線の通り、特質系でも別の系統を極めて悔しい思いをする、ということですので、ヒソカでいう
メモリは、特質系にも当然存在するのでしょう。
つまり、特質系は「苦手」系統がないので、どの系統も100%修得出来る、なんなら理論上全系統100%修得出来るが、当人のメモリの関係で必然的に系統ごとにバラついた修得率になる。
とはいえ一方で、「苦手」が無いので、才能があれば、全系統90%(計450)、みたいな、(一方強化系は強化系100%、変化放出系80%、操作具現化系60%なので計380が限界)ぶっ壊れたパラメーターになりえる。
(割合を足し算するのナンセンスだけど分かりやすくするため)
これが新情報踏まえた特質系の念の習得制限だと思います。
では、これを踏まえ
エンペラータイムの作用はなんなのだろう
ということですが、まず第一にこの
この100%極めた強化系念能力者ってなんなんですかね?
最近の情報踏まえると、当人の『極み』に至った、ということですよね。
(念は、習熟度別に上から極み→天賦→秀→優の順に大別されると冨樫先生展で判明?している)
つまり例えば、強化系能力者が自身の強化系能力について、自身の潜在能力を全て発露させた状態に至った際、それはいわゆる『極み』に到達していて、その周囲の系統はその強化系能力の強さや質に対し80%とか60%の出力比が限界、みたいな話ですよね。
で、何が言いたいのかと言うと、このクラピカのエンペラータイムの説明にも出てきている、系統100%という言葉が一人歩きしてる気がするんですよね。
この『どの系統の能力も100%引き出せる』ってどういう意味でしょう。
個人的には、
その前の文脈や、
自分のHUNTERXHUNTERに対する感覚や、
かつ最近出てきた新情報から
『エンペラータイム中は、クラピカの具現化系に対する習熟度が、他系統にも反映される』
という意味になるのではないかなぁ、と思います。
クラピカが具現化系の習熟度が『秀』、ならば、そのまま他の系統も、例えば強化系ならクラピカと同程度の才能を有する強化系能力者が『秀』になるくらいの修練をした状態と同程度の出力を得る。
それによって可能になる強化系能力を、エンペラータイム中なら行使できる。
そんな能力なんじゃないかなぁ、と思ってます。
つまりクラピカが極み(具現化系100%)に到達しようものなら、エンペラータイム中なら前人未到の全系統100%、全系統『極み』が可能になる、ということなのかなぁ、と。
まぁ『どの系統の能力も100%引き出せる』を別の読み方をすると、『緋の眼中は全系統、クラピカが具現化系の『極み』に到達した際に出る性能を行使できる』とも読めますが、無理やり成長して『極み』に到達して能力を失ったゴンを見るに、寿命を削るだけのエンペラータイムは、もう全部終わっても良いゴンのそれに対しリスクが相対的に弱すぎるので、ないと思います。
つまり両者を比較すると、
ゴンは→もう全部終わっても良い→自身の潜在力100%発露、強化系100%の『極み』へ成長。
クラピカは→寿命を削る→自身の具現化系の習得率(自身の才能を、デバフなく、発揮してる状態(100%))を、他系統にも反映。
という違いがあるのかなぁ、と思います。
と、クラピカのエンペラータイムを考察()すると、クロロがクラピカのエンペラータイムを狙う理由にもなる気がします。
クロロがもしエンペラータイムを狙っているとしたら
クロロはスキルハンターで他人の発を奪えますが、その精度、出力は、クロロのその属性の修得率に依拠する。しかし、クロロがエンペラータイムを使えれば、クロロの特質系の習得率『天賦』が全属性に適応され(エンペラータイム盗めるときは極みに到達してる気もする)十全に、盗んだ発を行使できる。
だからエンペラータイムが欲しい、みたいな説です。
(特質系の修練度ってのがいまいち不明でエンペラータイムが何を基準にするかは不明ですが)
まぁそもそもクロロの狙いがエンペラータイムかどうかも不明で推論に推論を重ねた妄想ですが……
以上、最後、話が逸れましたが、クラピカのエンペラータイムの効果の考察()でした。
にしても特質系って「発」先行、個人ではどうしようもない「発」が先にあると思ってたので、まっさらな状態からDIYみたいに自由に能力組み立てられるってのはビックリでした。
あとこの記事書くときに
こんなの見つけたのだけど、冨樫先生ずっと前からこの特質系の設定練ってた、のか…。だとしたら凄すぎる。もうすでに凄すぎるけど……
以上!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
12/2追記
HUNTERXHUNTER読み返していたら12巻にエンペラータイムの解説ありましたね
めちゃくちゃ整理されてましたね。笑
恥ずかしい……