雨庭有沙2nd個展「ミレニアム」ありがとうございました
2024年2月13日から29日までBAR雨にて開催させていただきました個展「ミレニアム」大盛況にて終了しました。ありがとうございました!
今回のタイトル「ミレニアム」は「千年」を表す言葉です。2000年の時には「ミレニアム問題」としてよくニュースで耳にしたワードではないでしょうか。2024年の今、その「ミレニアム」という言葉に神秘的なものを感じてタイトルに冠することにしました。きっかけは今年がうるう年だったこと。何度聞いても自分では説明できないのですが苦笑、4年に1度のうるう年はこの先のそれこそ千年単位では「4年に1度」ではなくなったり、逆に足りすぎたりする……とか、それをふまえると「2000年のうるう年」は「千年に一度」だった、みたいな……また間違っていそうですが、その話までも魅力的に思えたのも理由のひとつです。
また、個展が決まった頃にはまだ放送前だった大河ドラマ「光る君へ」が平安時代が舞台ということで、「千年も愛された物語」というようなキャッチコピーが飛び交っていました。私が生まれるよりも千年前に人々が過ごした時代。そんな遠い昔にも思いを馳せつつ、以前にもよくこのnoteで紹介している写真家の小林鉄斎さんとの共作「からだ絵語り」の新作「青ノ龍神様―千年の想い―」を鉄斎さんが茅ヶ崎市美術館で同時期に開催した個展「Japonisme」のために書き下ろした「抜粋」もこのBAR雨の展示のひとつにもさせていただきました。
これは偶然で、今度の個展のために「青の龍神」をテーマにした「からだ絵寫眞」に物語をつけてほしい、と鉄斎さんからオーダーがあり、いただいた写真を見て「千年」というワードが降りてきたのです。
同時期の個展開催もご縁がありますし、何かしら巡り巡って「千年」という言葉で物語を書くタイミングだったのかもしれません。
文章の展示は、やはり写真映えがしませんね。下記、展示の風景を撮影したものを貼ってみましたが、文章はどうしても……現地で読んでもらうしかありませんでした。(現地もBARなので薄暗くて読みづらかったみたいで、要改善です)
それでも目を凝らして読んでくださった皆さんには感謝しかありませんし、さらにはとても嬉しい感想を沢山いただきました。
先述の「青ノ龍神様」が好きだという人、BAR雨を題材に書いた「世界の終わりはおむすびとともに」が好きだという人、そもそも私の書く言葉が好きだと言ってくれる人。嬉しい限りです。
あとは、頑張って絵を描いた「ミレニアム」(キービジュアル、ありねこちゃんが天使のように飛んでいる)、「夜の王」(もののけ姫っぽいとか、ソ連の作家のテイストに似ているとか、色々と似たものがあるようですがオリジナルです)も好きだと言ってくださる人が多々いまして、嬉しかったです。「ミレニアム」に関してはなんと初日に売約がつきました。
↑こちら、私の乱筆で書いた作品解説……を頑張って解読してここに転記してみます(自分の文字なのに読みづらい笑)
そんな感じで、ここからは展示の風景を撮影したものを。
自分で撮影した空の写真に文章を入れたものは、入り口付近に「世界の始まり」終点に「世界の終わり」をモチーフに短歌っぽい詩っぽいものを入れたものでしたが、それもそれで好評で良かったです。
猫ミームで動画を作りましたが、展示開始の2周間前から風邪をひいてしまい、もっとやりたかったことが全然できなかったのが悔しい……。
BAR雨さんではまた来年にも個展が開催できたらなと思っています。
その時には今回できなかったことにもチャレンジしてみたいです。
というわけで振り返ってみた次第です!
展示期間中にいろんな友人が来てくれたり、初めましての人とも仲良くなれたり、本当に私にとってBAR雨はかけがえのない場所だと再認識しました!
昨年と今年の展示を両方見てくれた友人からは「この1年で雨庭さんの表現の幅がぐっと広がったのを感じる」と言ってもらえて嬉しかったデス
短編「世界の終わりはおむすびとともに」はこの後チャリティーイベントの朗読劇に活かされることに……その話はまた次に。
今年は昨年ほど展示活動をしないかな~と思っていますが、どうなることやら
引き続き、応援よろしくお願いします!!