練習ラウンドをつくって上達しよう
ゴルフコースでのプレーは「=本番またはスコアを出す」ところとなりますが、コースに行くと練習場では経験できないシチュエーションが待ち構えています。
練習場で作り上げたアドレス、ボールポジション、飛距離等々はあくまでも目安であり、応用力の利いた対応が求められます。
コースに出るとスコアカードと“にらめっこ”して数字と格闘している人が多くいらっしゃいます。スコアというのはそのホールでのプロセスにミスがなかったのであれば打数は少なくなります。
しかしただ単にスコアという数字と戦い、頭の中では「今、何オーバーで、このホールのこれが何打目、あと何打で・・・」と自分のプレーぶりもあとで振りかえられないほどにスコア主義のプレーに没頭しているだけではゴルフは上達しません。
一打一打こんな場面では自分の引き出しの中ではこういう対処の仕方がいいとあらゆる可能性の中から出せられるようになれば、印象に残るラウンドがどんどん増やせ、ラウンド力のUPにも成りえるでしょう。
ラウンド力のアップを目指すため、まず行っていただきたい事は、同伴競技者のプレーの観察から入っていただくことが第一歩となります。
自分が同伴競技者と同様な場面になったら、どのような番手でどんなプレーを選択するのかといったことを考え、同伴競技者のプレーを観察し、そのプレーぶりから答えを見てみるといったことを続けていくと、ミスと成りえる原因を導き出しやすくなるとともに、成功するためにはどうすればいいのかも学ぶことができます。
同伴競技者のプレーを観察して気づいた点があったのならば、次は自分のプレーに役立てるようにしましょう。自分だけで考えているだけでは殻が破れないことはたくさんあります。
成功体験を踏まえつつ、そのパターンの繰り返しができるといいのですが、ミスをしやすいコースでは、失敗体験の方がそのパターンの繰り返しになりやすいものです。つまり成功体験の経験値が乏しくなりやすいわけです。
そのようなマンネリなゴルフを打破するためにも、他人と自分のプレーを客観的に見ることが出来るように、数字=スコアにこだわらない練習ラウンドを取り入れていただくことが必要です。
スコアにこだわらなければ、様々な戦略ルートを選ぶこともできるでしょう。例えば、ティーグラウンドの使い方やマネジメントルートの変更、グリーンサイドの使い方や入れてもいいバンカーの把握等々。
さらに、クラブ選択もより自由度が増します。例えば、直ドラやグリーン周りからのUT、いつもより何番手も上のクラブでのコントロールショット、さらにコースでしか体験できない傾斜や芝目、地面の硬さや抵抗、高低差や風等々を踏まえ、ミスの傾向やスイングやストロークへの課題を精査し、ウイークポイントの克服に繋げていければ、どのような場面でも応用力の利いた対応が出来るようになります。
練習ラウンドでのトライ&エラーから自分にとって、より多くの成功に導ける答えを引き出しとして持てるようにしていければ、結果、ビックリするほどのスコアアップになっていることでしょう。
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