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過去の恋愛を消化できると今が幸せに思える。

書く習慣1ヶ月チャレンジ、20日目。
本日のテーマは「これまでで1番の後悔」

………それはもう。

何であんな男を好きになってしまったのか。


これに尽きます。

恋愛経験は少ない方なので、
ちゃんと付き合った方は、実は夫が初めてなんです。

この「ちゃんと」って言うところにいろいろ含まれていることを
お察しいただきたいのですが、
20代は精神をすり減らすような恋愛をしたことがあります。

顔がちょっと風間俊介に似ていた同級生のカザマ君(仮名)


※画像はイメージです。実際の商品とはデザイン・仕様が一部異なる場合がございます。

カザマ君は小学校・中学校の同級生です。
たぶん初恋です。

かっこよくて、運動もできたカザマ君を好きになり、
女児同士でそういう話をすると、
いつの間にか噂話が漏れて本人の耳に入るというあるあるを経て、
なんとなくお互いが好きだという雰囲気がありつつ、
私から告白をして正式に両思いとなりました。

友達同士で遊びに行ったり、地元のお祭りに行ったり、
なかなか甘酸っぱい思い出もあるのですが、
中学を卒業してからは疎遠になり、
お互いどうして良いのか解らなかったのもあり、自然解散。

それが動き出したのが二十歳の同窓会です。
そこで再会し、「ケータイ」という道具を手に入れていた私たちは連絡を取るようになり、最初は友達グループだったのが2人で会うようになり。

社会人1年目で、私がそこそこ心にキズを負った時期に
カザマ君を頼るようになり。

そこからズブズブです。

キズのおかげで社会とのつながりを拒絶していた時期だったので、
もうカザマ君しかいなかったんです。
8割方カザマ君に依存していました。

カザマ君がいてくれればいいやみたいな思考に陥っていました。
(仕事行ってなかった)

カザマ君もそんな私を甘やかしてくれて、
いろんな場所に連れて行ってくれたり、
ご飯を作ってくれたり、いろいろしてくれました。

なんとなく大人の関係もあり、
昔両思いだったという細い線の上で成り立っているような関係です。

お互いに改めて「好きだよ。付き合おう。」と言う言葉もなく、
なんとなくずるずると一緒にいました。

カザマ君の恋愛観とかいろんな話もしたんですが、
彼は基本的に「女性の告白は受け入れる」と言うスタンスでした。
相手がいるときは別ですが、フリーの時は「告白されたら(タイプじゃなくても)つきあう」と決めているのだそうです。

カザマ君曰く「だって、告白してくれたのにOKしないとかわいそうじゃん」

かわいそう。

……おっと?

当時はそれがカザマ君の優しさだと思っていました。


カザマ君の今までの女性関係の話もいろいろしました。
当時SNSが出始めた頃、そこで出会った女性との交流もあったそうです。
ちょいメンヘラ的な女の子もいたそうで、
妊娠したのに男に逃げられ、中絶を決めた女の子がいたそうです。
相談を受けたカザマ君はその女の子の中絶費用を負担したそうです。

カザマ君曰く「せっかく頼ってくれたのに断ったらかわいそうだし」

かわいそう。

………ほぅほぅ。

当時はそれがカザマ君の優しさだと………


半分思いましたが、
ちょっとそれ違うんじゃね?とも思いました。
もしかしたら当時はちょっとした嫉妬も混じっていたのかも。
メンヘラになりかけてたから。


カザマ君ってホントに全部話してくれるんです。全部。
根本的に「いい人」なのかもしれません。
包み隠さず全て伝えるというのが彼にとっての、
相手への誠意なんだと思うのですが、

……そこまで話さなくてもよくね?

ってコトまで話してくれる。
そして、
女の子に「こういうことをしてあげた」という話が出てくる出てくる。
それを聞くたびに、私に対してもそう思ってたのかな…と感じてしまう。
するってぇと結構しんどいですよね。メンヘラになりかけてたから。


あとは、

(私が一時期新宿で働いていたという話を受け)
「新宿で働いてるってなんかかっこいいよね。」
え、場所が?ネームバリュー的な?

(私が難しい漢字を読めなかったことに対して)
「これは○○○って読むんだよ。○○○。分かる?」
……と何かにつけ押しつけがましく言ってくる。

細かいですがこの違和感が後からじわじわ効いてきます。

私が社会復帰して新しい仕事を始めてからもなんとなく会っていて。
相変わらずカザマ君はいつものように優しくて。

ただやっぱり、
言葉の端々や行動に、

女の子が困っているから行動しているオレ。

あなたが(強調)望んだから僕はこうしましたよ。
……みたいなモノを感じてしまった私。
どこか受け身的な態度を感じてしまった私。

いわゆる蛙化現象のようにぱったり冷めたというより、
じわじわと、

あーこういう人だったかー。

メンヘラ製造機だったかー。


と再び疎遠になっていきました。

そういえばこんな話もしていました。

「つきあい始めると相手に全力投球になるんだよね。」
「自分から別れようって言ったことない。でもだいたい
女の子から別れようって言われる。


そーねーー。


改めて文字に起こして書くことで、いろんな思いが駆け巡りますが、
あのままズブズブいかなくて良かったと思っております。
一方で、あのときは私も視界が狭まっていたし、彼が全てでそこに救われてもいたからそれはそれでよし。さんきゅーカザマ君(仮)

今までで一番の後悔を振り返ったおかげで、
風間俊介にも向井理にも似ていないけど、
今の夫は最高だなと改めて思ったのです。


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