見出し画像

ただただ槇原敬之の曲を推す。

書く習慣1ヶ月チャレンジ、14日目は、
「これまで夢中になったモノやコト」

ここは宮沢賢治の出番でもありますが、
もう1人、夢中になった方がおりまして。

わたくし、槇原敬之をかれこれ30年以上推しております。
彼との出会いは「どんなときも」です。
我が家に初めてCDデッキというモノが導入され、
兄がどこからか「どんなときも」のCDを入手していたのがきっかけです。
そこからなぜ槇原敬之を推すことになった経緯は自分でもよく分かっていないのですが、小学校高学年の誕生日には、
ビクターのCDラジカセと槇原敬之のアルバムを3枚買ってもらいました。

1993年に3ヶ月連続でシングルをリリースしていたのですが、当時8cmシングルCDが大体1000円ほど。小学生の少ないお小遣いでしたのでなかなか大変だったと思います。こちらもあんまり覚えてないですが、いずれも発売日に買っていました。

いまだに現在進行形で夢中になっていますので、
手短に彼の魅力をお話ししますと、

声。
歌詞。
メロディ。

いや全部じゃーん。

と思いますでしょ。

推しなんだから当たり前じゃないですか。
全部ですよ全部。彼の全部まるっと魅力なんですよ。

声はもう皆さん知っているとして、
歌詞・楽曲。
もう唯一無二なんです。
なにがって、言葉選びというか、使われているワードが日常的というか、
短編小説にメロディをのせたような雰囲気の曲なんです。
特に恋愛系で曲を書いていた90年代がそうなんですけど、
ちょっとまず聞いてくれます?

聴きました?
これ2ndシングルです。
しかもリリースしたのは21歳の時ですが、この曲を作ったのがマッキーが17歳のころですよ。すごくないですか。
デビューシングル(『NG』)もバラード調なんですけど別れちゃったカップルを描いていて、後悔の気持ちを歌っているんですが、
こちらは現在進行形の恋人同士を描いてるんです。

あの日 地下鉄の 改札で 急に 咳が出て 涙にじんで 止まらなくなった

『Answer』より

冒頭から良くないですか。

「咳が止まらなくて涙がにじむ」経験あるでしょ?ありますよね?
この日常感というか、目線が同じところにいてくれるのが良いんです。
かとおもえば、

愛という 窮屈を いつまでも抱きしめて

『Answer』より

「愛」って喜びとか幸せとか、すごくプラスなイメージの言葉なんですけど、一方で2人になることで何かが制限されたり、相手に合わせたりってコトが起きるじゃないですか。「窮屈」っていう言葉からはそれもうかがえるんですけど、でも、それも同じように喜びなんですよ。
好きな人と一緒にいる時間。
自分の自由に振る舞うことはできないけれど、相手が喜んでもらうことを考えたり、相手に費やしている時間が結果、自分の喜びになったり。
それを「窮屈」と表現するあたりの発想が素晴らしいんですよ。愛と憎悪はよく使われるのですが、愛と窮屈はマッキーにしか出せない言葉です。

ほんとに、彼の1曲で短編のドラマ作れるから、誰か映像化してほしい。
心から。1話15分くらいで朝のテレビ小説1年間やってほしい。

特にね、3枚目のアルバム『君は僕の宝物』
7枚目のアルバム『UNDERWEAR』は是非聴いてほしい。

全部いいから。
神曲だから。
そしてまず全ての歌詞を読んで。
真っ先に読んで。
世界観に浸って。

「君は僕の宝物」で大好きなのは「遠く遠く」なんですけど、これはもうファンの間ではシングルにもなっていないのにめちゃくちゃ支持されてる曲として有名です。当の本人は「なんでこの曲がこんなに…」と驚いているようですが、上京ソングとして定番です。
意外といろんなところで耳にする機会が多いので、「遠く遠く」ではない隠れた名曲をあげますね。

『三人』も上京ソングなんですが、
お世話になった人との思い出や感謝がこもった曲です。
「あれ、これ昔の自分のことかな?」
って思うくらいデジャブを感じる曲じゃないですか?
特にこの歌詞

僕もあれから
2回目の引っ越しをして
何だかんだとつらいことも たくさんあるけれど
そんな自分を 一番助けてくれるのは
あの三人で過ごした 楽しい思い出なんだ

「三人」より

実はこちらマッキーの実体験が元になっているので、歌詞の流れがリアルというか、ホントにドラマになるから映像化して。誰か。

『UNDERWEAR』はですね、全部良いです。(ファンが必ず言うヤツ)
そのなかでも「LOVE LETTER」がすごいです。まず聴いてください。

多分誰しもが経験した青春の日々が、情景とともに思い起こされるはず。
経験して無くても映像が浮かぶはず。

徹夜で作ったテープ 渡したかったから
夜道をバイクでとばし 君に会いに行った

「LOVE LETTER」より

「テープ」ってのはカセットテープですよ。やりましたよね。自分の好きな曲をCDから1曲ずつ選んでカセットテープでベスト盤を作りましたよね。
ザ・90年代。懐かしすぎる。

ヘルメットをとって 変になった僕の髪を
笑いながらさわった君を忘れない

「LOVE LETTER」より

ありそう。ありそうだよこういう光景。相手からしたらたわいもないやりとりなんですけど、自分の中に残ってる場面ってあるじゃないですか。ホントにちょっとしたことが思い出として残ってたりするモノですよね。

うん、この調子で書いていくと終わらないな。どうしよう。
わかった。

『UNDERWEAR』の推し曲全部挙げておく。

『君の自転車』彼女に謝りに行く歌。歌詞がかわいい。神。

『うん』歌詞が詩的。ホントは全部載せたい。言葉が美しい。神。

『PAIN』夜中に車でドライブしながらこの曲流して泣いたことがある。神。

ちょっとまって。
これべつにあれだな。
アルバムごとに解説やった方が良いな。
多分3人くらい見てくれると思うから。

語らせてくれてありがとうございました。
ではまた明日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?