今、伝えたいから。
書く習慣1ヶ月チャレンジ、27日目は「誰かに言われた大切な言葉」
小1の長男はレゴと折り紙が好きで、学校から帰ってきてはレゴをやり、学校の図書室からは折り紙の本を借りてきます。
折り紙でいろんなものが作れるようになるのが楽しいと、机とかピアノとか新幹線とか、本を見ながら次々と新しいものを生み出していきます。
我が家にはレゴと折り紙の作品が散乱し、
なぜ、こんなところに…
と言う場所からレゴと折り紙が出てきます。
長男が折り紙に夢中になっているときに
「母ちゃんこっち見ないでね」
と言われることがたまにあり。
しばらくすると長男から、「母ちゃんにあげる」と、ハート型の折り紙をいただきました。
どうやらお手紙を書いてくれたらしく、
ハートを開くと、長男の字で
かあちゃん いつも おいしいごはんを
つくってくれて ありがとう
かあちゃんへ
との内容。
今日の晩ご飯どうしようかなぁとか、今日は作りたくないなぁとか、料理は好きだけど、毎日のこととなるとめんどくさいって思うんですけど。
ちょいちょい長男からこういう風に手紙をいただくので。
「言葉にするってだいじだな」としみじみ思うわけです。
自分の育ってきた家族が、お互いに「ありがとう」とか言い合うような風土ではなかったのですが、夫が言ってくれる人なので、わたしもだんだん言えるようになってきました。
長男に、
「ありがとう、かあちゃんうれしい」
と伝えると、長男はとても満足そうに嬉しそうにしてくれました。
折り紙を作っているときに、本で見つけて
手紙を書こうと思ってくれたのも嬉しいし、私のことを見てくれてありがとうと思ってくれているのも嬉しい。
子供ってまだ言葉をうまく使えないから、自分の思いをちょうど良い言葉でなかなか伝えられなくて不機嫌になってしまったり何も言えなくなってしまったりするんですけど、
でも、伝えようとしてくれるんですよね。こうやって。
私は大人ですが、言葉で伝えることがとても苦手です。子供の頃に、自分の思いとか感謝とかをほぼ口にすることがなかったからなんですが。人見知りのおとなしい子供は、成長過程で人の顔色をうかがったり、タイミングを読んだりし過ぎて、そのうち言葉で伝えるのが苦手になっていました。
親になり、子供からの何気ない言葉から、「言葉にして相手に伝える」ということを、日々学んでおります。
そして、伝えたいときに伝えるのも大事だなと思いました。
書くことは好きなので手紙だったらできるから、何でもない日に長男に手紙を書こう。
そういえば夫の誕生日に手紙を書いたことがあったのですが、
ある日書類の隙間から少し折れ曲がったその手紙を見つけたときはイラッとしましたけどね。
この人には手紙でなくて、直接伝えた方が良いのだと悟った瞬間です。
「伝え方」も大事。