ある日の夜
2024年11月15日
さんまが美味しい。幸せだよ。じわじわ染みる味。醤油べたがけも気にしないし、気にならない。それほどさんまの身は自分自分している。家で焼いてみたけれど、わずか10分足らずで完成。疲れていてもできる。127円。さんまに隙なし。
今日はくたびれた。朝5時に郵便局へ行って、終わり次第病院行って、終わり次第ツーマンライブ“アオクラッシュ”の打ち合わせに行って、終わり次第、VALUEというライブに出させてもらって。VALUEはお客さんが暖かくて、こりゃありがたいよぉと思っていた。
もう病院に行きたくない。とてもめんどうくさい。でも僕がちょこちょこ体調を崩して、半端に病院へ行くものだから、「桑田さん(僕の事)あのね、もう今度という今度は治し切りましょう、症状が収まったからといって、治ったわけではありませんから」と言われた。医者のやる気を見せつけられる。
そのせいで泣く泣く通うことになり、8種類ぐらい薬を飲むことになった。たくさんの薬でお腹がやられないように胃薬も渡されるはめに。今日、もう症状はないんですと告げたら、5種類ぐらいに減った。まだ飲むのか。3ヶ月〜半年は飲んでくださいと言われた。最長で春の真ん中まで飲む可能性も。スピッツの長いトンネルをくぐり抜けても、まだ飲んでいるのだろうか。
ちなみに僕が飲んでいるのは、喉、咳、喘息、アレルギー用などなど。こんなに飲んだら耐性ができて効かなくなると真っ当に思う。
さんまを買う時、イヤフォンで音楽を聴いていたので、イヤフォンを外そうとしたら、その上からマスクをしていたことに気がついて、マスクを外したら眼鏡まで引っかかって落ちて、拾おうとして、小道具のバッグを床に全部置いた。レジ前。こちらを見ないようにしようとしている店員の動き。明らかに。
花屋のトラックが追い越していく。後部全開で、季節の遷移状態の夜、花の香りがぶちまけられて。一触即発、明らかに誘っている、感傷を。
二宮金次郎は歩きスマホを想起させるが大丈夫なのだろうかと調べてみたら、本当にそういうクレームが入って、新しく像が作り変えられた事例があった。なんだかなぁ。ふうん。夜中に金次郎は歩き出さなくなってしまったか。