昔のこと
2024年6月10日
ようやくバイトが決まった.郵便局のバイトでかなりの早朝.少し不安.
バイトをするにあたって,公的な手続きを取るため,久しぶりに実家へ帰った.家族各々忙しそうだった.犬のぷっぷは8歳になって,少しO脚になっていた.
ここ数年,自分の本当に興味のある物が何なのかよく分からなくなってしまった.なので,自分の根源的に好きなものを思い出すため,押し入れにしまっていた教科書や自由帳,学級日記の山をかたっぱしから見ていった.逆輸入の感じ.
自由帳には変なおじさんの絵ばっかりだった.あとダイナマイトが頻出していた.
学級日記は想像以上にひどかった.絶対「楽しかったです.面白かったです.」がセットで書かれていた.バードウォッチングで鳥の銅像を見たことを語っていた.吹奏楽部の演奏を聞いて眠くなってしまったと書いていた.ただの嫌な奴だ.
学級文集は僕だけ字が薄くて何が書かれているのか分からなかった.教科書には落書きはもちろん,はさみで一部分切って,そこを捲ると変なおじさんがいる仕様にしていた.
おじさんとダイナマイトが好きだったことは分かったけど,あんまり参考にならなかったし,人の気持ちとか考えたことなさそうな子どもだったことも分かり,反省した.
ぷっぷに別れを告げて,朝早くに地元の市役所に行った.そこから,今の居住地の市役所へと向かい,そこから年金事務所へ.受付の人はみんな朗らかで優しい雰囲気だった.一人一人にそんな対応だったら,ストレスたまらないのかな.全部終わるころには,夕方になっていた.
小休憩して,バイトの初出勤に必要な書類を書いたり,印刷したり.夜ご飯も面倒くさいので,レトルトカレーに缶のサバの味噌煮をかけたものを食べた.いろんな味がするだけで,何故か美味しい感じがする.
一日中,バイトできるかなぁという不安があった.仕方ない,もう始まっている.最初の二ヶ月が試用期間らしいので,それでだめだったら,また別のバイトを探そう.
帰り道,また散歩している猫と飼い主がいた.今回,猫は路駐している自動車の下でうろうろしていた.飼い主はリードを持って,一緒にしゃがんでいた.僕が近づいて通り過ぎて離れるまで,ずっとそこにいた.
ふと,怖い話などで,心霊スポットに行った帰り道に,車の窓に大量の手形がつきがちだが,あれが全部,肉球の跡だったら楽しいなと思った.
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