
【試写レポ】『すべてうまくいきますように』試写会【03_2023】
ごきげんよう。雨宮はなです。
ムービーウォーカープレス様のキャンペーンに当選し、試写会で鑑賞させていただきました。
ありがとうございます!
※今回は公開前ということを踏まえ、ネタバレのないよう紹介します。
作品について
月並みな表現ですが、非常に素晴らしかったです。
それと同時に、「安楽死」を扱うのは日本人にはちょっと早いかも…とも思いました。
苦手な人ほど、「映画」として触れておくのは個人的に非常におすすめです。
父娘を軸にした現代社会を描いている
ソフィー・マルソー演じる主人公のエマニュエルとその父のアンドレ。
その二人が上質な演技で本筋を勧めつつ、見所はその周囲にあると私は思いました。
親戚、病院のスタッフ、警察など様々な立場のキャラクターが登場します。
年代、性別、人種もさまざま。
それがわざとらしくならないのはフランス映画の上手なところです。
そんな様々なキャラクターのふとした台詞には現代社会のメジャーな思想が表れています。
なんとなく紡がれる、ほんの短いシーンに出てくるキャラクターの台詞に「なぜ?」と思えるかどうかでこの映画の面白さは変わってくるでしょう。
今後の「安楽死」に希望が持てる
日本では話題にすることすら嫌がられる「死」というテーマ。
「終活」なんてワードも出てきたけど、死ぬ準備をするなんて死んでほしいみたいだとか、縁起でもないなんてうやむやにされてしまう。
そんな思考の人がこの映画を観たらどうなってしまうんだろう?
私個人としては今後の「安楽死」に希望が持てると感じました。
そもそも「死」についてもっと前向きに語り合っていいと思うし、人生設計のひとつとして向き合う必要があります。
「生きたい」と同じくらい「終わりにしたい」が大切にされる未来のための確実な一歩に、この作品はなりえるでしょう。
試写会について
試写会は六本木にあるキノシネマの試写室で行われました。
2種類のティーザーとプレスシートをいただけたのがとても嬉しかったです。
私はお土産があるのであればポストカードやステッカーよりはプレスシートを希望します。
ステッカーはスマホケース程度の大きさなら宣伝がてら貼って持ち歩くんですけどね。
さいごに
実は、TikTokでの宣伝用に動画を撮影したのですが、あまりにも絵面がシュールすぎて止めました。
もう少し角度や写りが改善できれば考えを変えて、投稿するかもしれません。
その時はぜひご覧ください。
また、上映後にネタバレを含めた記事を毎日投稿予定です。
観に行こうかなと悩んでいる方の鑑賞のきっかけや、観た後に自分の考えと比較したいという方の材料になれば幸いです。
死を選ぶ権利(人権)であることを遺族側に配慮して示してくれた良作『すべてうまくいきますように』は、2月3日(金)よりロードショー!