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【試写レポ】『ミッシング』完成披露試写会【002_2024】

ごきげんよう。雨宮はなです。

映画ドットコムさんのキャンペーンに当選し、試写会で鑑賞させていただきました。
ありがとうございます!


作品について

流行を抑えるだけでなく、実力のある俳優たちによって織りなされる感情の濃いドラマでした!
石原さとみさんの役作りやエピソードが話題にとりあげられていますが、その彼女を浮かせない周囲に私は注目しています!

映画『ミッシング』公式サイト

娘のmissing(行方不明)から気づく、主人公ののmissing(欠落)。
現代日本人の私たちには何がmissing(ない)のか。
何処をどう切り取っても答えに近づける、欠かせない作品だと思いました。

試写を終えた記者たちは中村倫也さん演じる“砂田”に感情移入することが多かったようです。
小野花梨さん演じる新人記者“三谷”の変化は世知辛く、とても辛い気持ちになりました。
でも、彼らのように舵を切らないと生きていけないのが現代日本。
細川岳さん演じるカメラマンの“不破”のような人物なら、そんなにしんどくないのかも。
森優作さん演じる主人公の弟の“圭吾”は上手く舵を切れなかったタイプなのかもと思うと、本当にこの作品の狭い範囲でありとあらゆる現代日本社会の可能性や経過を描いているなぁと感心します。

試写会について

完成披露試写会とのことで、監督とメインキャストが勢ぞろい!
試写前にネタバレに気をつけながらトークを繰り広げてくださいました。
各キャラクター、その役者さんとしての見え方・感じ方の違いがとても面白く、「自分はどんなふうに見えるのか、感じるのか」が楽しみに。
お席もなかなか観やすい場所をいただけて、とても良い状態で鑑賞できたと思います!

場所が新宿のピカデリーだったのですが、メディアの数が非常に多く、力の入り具合を感じました。
アニメ映画のフォトスポット前で、ファンの方が撮影しても良いのか戸惑っている様子が印象的でした。

さいごに

少し時間を開けてこの作品にについて振り返ってみたのですが……。
“ない(missing)”とされているけど、“ある”ものが幾重にも重なっている作品だし、 時間が経ってからのほうが個人的に歯「#心揺れるミッシング 」を感じました。
この作品は時間をあけて、ぜひ二回目を観てほしいです。
それも、スクリーンで。

なぜって、配信やディスクでの鑑賞だったら没入できないからです。
心を揺らすにはやっぱり映画館で、スマホの電源を切って、スマートウォッチも鞄に入れて、没入しないと。

没入して心を揺らしてほしい『ミッシング』は5月17日(金)より上映開始!


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