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ブランドの力で世の中を明るく!米国から学ぶ、今すぐ出来るキャンペーン例
こんにちは!アメマ速報の齊藤です。
コロナウイルスで世界的に経済的打撃を受けている中、政府だけでなく各企業も世の中をブランドの力で明るくするべく、そして自身のビジネスを存続させるべく活動しています。
一部の企業では、一部の自社製品生産ラインをマスクやサニタイザーを生産に切り替えて寄付したり等の動きが出ていますが、全ての企業が製造ラインを持っていたり、寄付をするだけの余裕があるわけではありません。
それどころか、商品が売れなければ会社自体も危機的状況になってしまいますよね。
そこで!今回の記事ではどんな企業でも、今すぐ!簡単に!できちゃうソーシャルグッド&販促キャンペーンをご紹介します。
POPEYESのフライドチキン&チルキャンペーン
チル=ゆっくりする、という意味。米国の有名フライドチキンチェーンのPOPEYESは、コロナウイルスの影響で、家で過ごす時間が長くなった人々に向けてゆっくりする時間を提供するため、POPEYEが契約したNetflixのユーザーネームとパスワードをキャンペーン当選者に共有する、というユニークなSNSプレゼントキャンペーンを発表。
家族って、自宅でストリーミングサービスのユーザーネームとパスワードを共有しますよね。まさにPOPEYESは、お客様を家族として思っていると伝えるためにこのストリーミングサービスのユーザーネーム&パスワードを共有するキャンペーンを実施したんです。プロモーション動画はこちら。
もちろん単純なプレゼントキャンペーンではなく、購買キャンペーンで売りにも繋げてます。
POPEYESの写真と一緒に #ThatPasswordFromPopeyes のハッシュタグを投稿した先着1,000名がこの賞品をゲットすることができる仕組み。米国の食品チェーンはデリバリー、テイクアウト、ドライブスルーで営業しているところも多いですが、一部のお店は閉まっているところも・・。自粛が進むと営業していることも気づきづらくなってしまいますが、営業してるんだ!と知らせるのにも有効なキャンペーンですね。
新・広告枠!?テレビ電話の背景ブランディング
外出自粛や在宅勤務で必須になるアイテムがテレビ電話!ここをブランディングの場所として活用しているブランドがあります。
車ブランドのアウディは、「スペシャル画像」としてテレビ電話にプラグインできるバーチャル背景画像をリリース。タコスチェーンのTaco Bellや家具ブランドのWest Elmも、このテレビ電話背景画像をリリースしていて、テレビ電話の突然の注目度を上手く利用しています。
人がいる場所に広告枠が出来る、というかなり原始的な考え方ですがこれはこれで何もコミュニケーションしないより効果があるかも・・!?
BUD LIGHTのバーチャルコンサート
コロナウイルスの影響で数々のイベントも中止になり、様々なポップスターがバーチャルコンサートでパフォーマンスをしていますが、そこでいち早くアクションを起こしたのが米国の有名ビールブランド、Bud Lightです。
毎週金曜の夜に“Bud Light Dive Bar Tour: Home Edition,”として、アーティストのバーチャルコンサートをライブストリーミング中。中にはアメリカで有名なカントリーミュージックアーティストで、200万人以上のフォロワーがいるJake Owenも参加。
ライブ配信中は、“Live at the @budlight Dive Bar Tour: House Edition: Come have some beers and hang with us. (@budlight ダイブ・バー・ツアーライブ: ハウスエディション: ビール片手にみんなで楽しもう)”のピン留めをして協賛コンサートであることをアピール。Instagramのライブストリーミングなのでもちろん無料で視聴可能ですが、Bud Lightは米国赤十字社への寄付を募っています。
さらに、アルコールデリバリーサービスDrizlyとの相互プロモーションも特徴としており、ライブ配信中に告知されるクーポンコード"BUDLIGHT"を入れると$5割引で商品が購入出来るという内容。Bud Lightのイベントマーケティングのディレクターは、「こんな状況下でもみんなが安全な状況をキープしたまま、楽しい経験を提供したい」と語っています。
「担当者も安全」の在宅完結型キャンペーン
これらの施策、撮影もないのでリアルに集まる必要もなし。キャンペーン準備〜実施まで全てオンライン・在宅で完結可能なんです・・!
いかがでしょうか?
世の中のためにできることと、企業存続のためにできることの両立面が求められている今、是非参考にしてみてはいかがでしょう :)
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